平成917日目

平成3年7月13日(土)

1991/07/13

【自民党・小沢一郎前幹事長】健在宣言

先月29日、胸の痛みを訴えて救急車で都内の病院に運ばれ、そのまま精密検査と治療を受けていた自民党竹下派会長代行の小沢一郎・前幹事長が13日、見舞いに訪れた同派会長の金丸信・元副総理や竹下元首相らの前に、二週間ぶりに姿を見せた。

小沢氏は、狭心症と診断され、集中治療室で一週間過ごした後、6日に一般病室に移っている。和子夫人がずっと付き添ってきただけで、これまで一切、見舞いを断ってきており、この日の顔見せが小沢氏にとってのいわば「健在宣言」。金丸氏らも、禁煙を誓った小沢氏の元気そうな姿にまずは一安心といった様子だった。

小沢氏への見舞いは、午後3時過ぎから金丸氏と竹下派の奥田敬和事務総長、さらに3時半過ぎから竹下元首相が加わり、3時50分ごろまで行われた。

金丸氏が病院に到着する約5分前、出迎えのために病棟玄関に姿を見せた小沢氏は、ノーネクタイでチェックのジャケットに紺色のスラックスという服装。顔色も良く、入院前とほとんど変わらない表情。詰めかけた報道陣に、「メシをあまり食わされていないからやせちゃうよ。ちんまり節制しているから顔色もいいさ」と軽口をたたく余裕も見せた。

小沢氏を見舞った後、金丸氏は記者団に、「酒、たばこもやらないので体は順調ということだ。退院したらすずしいところか(地元の)岩手県で休んだらどうかと勧めた。本人がああして(表に)出てくるのだから重い病気じゃない」と、小沢氏の回復ぶりを強調。また竹下氏も、「暴飲暴食を慎んだらどうか、と言ったら『こういうところ(病院)だからできない。その辺は心配ありません』と答えていた。私は可能な限りゆっくり休めと言っておいた」と、病室での様子を語った。《読売新聞》

【海上自衛隊】女性パイロット養成を決定

海上自衛隊は13日までに女性にもパイロットへの道を開くことを決め、女性自衛官1人を年末からパイロット養成コースに進ませる。陸、海、空三自衛隊で初めて。将来は飛行訓練教官や輸送機搭乗など非戦闘任務に就く。《共同通信》

【大相撲名古屋場所7日目】ハワイ対決は小錦に軍配

大相撲名古屋場所7日目(13日・愛知県体育館)旭富士が貴闘力の注文相撲にはまって4敗となったほかは、横綱、大関はいずれも完勝だった。

北勝海は初顔の若花田を一気の押しで圧倒、大乃国は4連敗中の寺尾の動きを封じた。小錦は外人同士の対戦で、十分の左四つとなって曙を寄り切り、先場所に続いて挑戦を退けた。平幕の琴富士は7連勝。《読売新聞》

【雲仙・普賢岳】小規模な噴火が頻発

長崎県雲仙・普賢岳地獄跡火口は比較的安定した状態が続いてきたが、13日午後から、小規模な噴火を繰り返して灰白色の噴煙を時折、激しく噴き上げ、高さは約700メートルにまで達した。 噴煙は北東の風にのって島原市一帯にも火山灰を一降らせた。この日の島原市は午後から晴れ、ふもとからも噴煙と、最大級の大きさを保ちながら先端部の崩落が続く溶岩ドームの様子が確認された。 気象庁雲仙岳測候所は同4時、「火山活動は依然として活発な状態が続いている」として、先月27日以来16日ぶりに臨時火山情報を出し、警戒を呼びかけた。 太田一也・九州大島原地震火山観測所長の上空からの観測によると、地獄跡火口西側の旧溶岩ドームの北端から火山灰を含んだ噴煙が断続的に上がり、旧ドームと東側ドームとの間のへこんだ部分からは青白い火山ガスが噴出していた。

陸上自衛隊島原災害派遣隊の安藤正武派遣隊長は13日記者会見し、長期化する普賢岳災害に対応するため、島原市や深江町周辺に駐留している約600人を15日から190人に縮小する、と発表した。《読売新聞》



7月13日のできごと