平成918日目

平成3年7月14日(日)

1991/07/14

【大相撲名古屋場所8日目】大乃国関、引退

大相撲名古屋場所8日目(14日・愛知県体育館)二横綱一大関が敗れる大波乱。横綱大乃国は安芸ノ島の押しに完敗、4敗となってついに引退した。

1敗の北勝海は貴花田の力強い相撲に屈し、霧島も2連敗している苦手の曙に一方的に押し出された。貴花田はこれで二横綱一大関を倒した。一人全勝の琴富士は、1敗の巴富士を寄り切って給金を直した。1敗は小錦と逆鉾の二人。十両は鬼雷砲に土がついたが、1敗で単独トップは変わらず。《読売新聞》

大相撲の62代目横綱大乃国康(28)=放駒部屋、北海道出身=が名古屋場所8日目の14日夜、引退を表明した。

休場明けの今場所4勝4敗の不振で引退を決意したもので、在位23場所、優勝2回に終わった。引退後は年寄「芝田山」を襲名して後進の指導にあたる。《共同通信》

「やるだけのことはやりました。もっと活躍できればよかったが、決断には悔いを残さないつもりです」。

引退を表明した大乃国は、名古屋場所宿舎の豊明市・西蓮寺で記者会見、胸のうちを語った。宿舎に帰ったあと、師匠の放駒親方と約「やるだけのことはやりました。もっと活躍できればよかったが、決断には悔いを残さないつもりです」。

引退を表明した大乃国は、名古屋場所宿舎の豊明市・西蓮寺で記者会見、胸のうちを語った。宿舎に帰ったあと、師匠の放駒親方と約40分間、進退について話し合い、決意した。放駒親方は「負け方が気になったので話したところ、本人は自信をなくしてますし、いままで協会にも迷惑をかけていたので、こういう結果になりました」と経緯を説明した。
大乃国も「立ち合いが平均してよくなかった。あすにつながる相撲がなかった」と今場所の相撲を振り返ったが、引退にも涙はなく、淡々とした表情だった。

昭和63年九州場所で横綱千代の富士の連勝を53で止めるなど、数々の名勝負を残したが、14年の土俵人生の中で、最も思い出に残るのは、58年夏場所、平幕で大関隆の里に初めて勝ったことと言い、逆につらい思い出は、平成元年秋場所で史上初の「横綱負け越し」を記録した時、と語った。

二子山理事長の話「負けた相撲を見ると情けないの一語に尽きる。昇進した当時は大変な横綱になると思ったが、綱の重みに押し切られたと思う」《読売新聞》

【埼玉県児玉郡神川町】刃物男が住宅襲撃、10人殺傷し焼身自殺

14日午前5時45分ごろ、埼玉県児玉郡神川町、農業Aさん(70)方に包丁のようなものを持った男が侵入、Aさんは自宅内で背中を刺され出血多量で死亡した。Aさんの悲鳴で起きた長男の会社員Bさん(37)も背中などを刺されけがをした。

この後、男は近所の農業Cさん(69)方に侵入、庭にいたCさんにそばにあったかま2本で襲いかかるなど、約35分間にAさん方も含めて半径500メートル以内の民家5軒と通行人を次々に遅い、計9人に全治3−1週間のけがを負わせた。

通報を受けた児玉署は連続殺傷事件として緊急配備、犯人の行方を追っていたが、男は最後に襲った小学校教諭Dさん(53)方ではDさん夫妻をかまなどでけがをさせ、屋外に追い出した。その直後に同家から出火、全焼し中から男性の焼死体が見つかった。

同署はこの焼死体が犯人とみており、犯人がDさん宅に放火、焼身自殺したらしい。目撃者の証言や体の特徴などから、犯人は近くに住む無職の男性(56)とみられる。

男性は13年前から精神病院に入退院を繰り返し、現在は自宅で投薬治療中だった。《共同通信》

【ゴルフ・板井栄一選手】ツアー初優勝

男子ゴルフのヨネックスオープン広島最終日は14日、広島CC西条コース(パー71)で行われ、プロ7年目、40歳の板井栄一が逆転優勝、ツアー初優勝を飾り賞金1260万円を獲得した。

首位水巻善典と4打差の4位でスタートした板井は、前半で1イーグルを奪うな快進撃。後半も2バーディーを奪い、通算12アンダーの272で念願の勝利を手にした。

水巻はイーブンパーに終わり、初優勝を目指した米山剛とともに2打差の2位。また尾崎将司はこの日3アンダーの68、6アンダーで回った中島常幸と9位タイに食い込んだ。《読売新聞》

【社会党委員長選】立会演説会

社会党委員長公選の立会演説会が、14日午後、都内のホテルで開かれ、ポスト土井に立候補した上田哲・元教宣局長、田辺誠・副委員長が党改革を争点にそれぞれの主張を展開した。

上田氏は、田辺氏が中心になってまとめた党改革室の自衛隊政策の見直しを「解釈改憲」と批判、同間題での論争を挑んだが、田辺氏は「解釈改憲などではない」と強調した上で、党改革全般の推進の必要性を力説、論議は結局すれ違いのまま終わった。

立会演説会は、両氏が初めにそれぞれ20分間、その後、10分間ずつ意見を述べる形で行われ、国会議員ら約200人が参加した。

この中で、上田氏は、「田辺氏は改革案取りまとめの過程で、自衛隊を容認する発言をしている」と指摘。さらに同氏が率いていた右派最大派閥「水曜会」の自衛隊合憲論にかみつき、「委員長公選は、平和を守る党、憲法を守る党をハッキリする闘いだ」と位置付けて、党改革案の安保・自衛隊政策に的を絞り、「改革案では『自衛隊は今の実態では違憲』とある。では、どうなれば合憲と判断するのか、基準を明示すべきだ」などと迫った。

これに対し、田辺氏はこの場は互いに質問をするところではない」と上田氏をけん制した後、「自民党と四つ相撲を取る体勢を作ることが大事だ」と述べ、党改革の成否が「党が21世紀に生き残れるかどうかを決める」と強調。自衛隊政策については、「まず増大を止めるところから始めるべきだ。先のことばかり言って、足元を見ないことは慎まなければならない」と反撃した。《読売新聞》



7月14日のできごと