1991 平成3年1月7日(月)のできごと(何の日)

平成730日目

平成3年1月7日(月)

1991/01/07

【海部俊樹首相】駐日韓国大使と会談

海部俊樹
https://www.kantei.go.jp/

韓国の李源京駐日大使は7日午前、首相官邸に海部首相を訪ね、指紋押なつ廃止など在日韓国人の法的地位改善問題について「(首相の)訪韓時までの三世協議の円満な決着を期待する」と述べ、8日に再開される事務レベル協議で最終決着がつくよう改めて期待感を表明した。

これに対し首相も「これまで大きな成果を挙げた協議で、日韓双方が満足して幕を閉じるよう努力したい」と述べた。

9日からの訪韓について、首相は「首脳会談では、アジア・太平洋地域の平和の安定のために、日韓両国がパートナーとなって協力していけるよう成果を期待している」と述べたのに対し、李大使も「今回の訪韓で過去の問題を清算し、両国の新しい関係に方向性をつけるよう努力したい」と強調した。《共同通信》




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【第70回高校ラグビー】熊谷工(埼玉)初優勝

ラグビーの高校チャンピオンに熊谷工(埼玉)が21度目の挑戦で初めてなった。第70回全国高校大会最終日は7日、大阪・近鉄花園ラグビー場で天理(奈良)ー熊谷工の決勝が行われ、FW戦で優位に立った熊谷工が、前半6分にスクラムトライを奪い、後半5分にもラックサイドからの攻撃でトライをあげ、天理を突き放した。

天理はFWで受け身になったため、自慢のBKを走らせることができず、3PGだけのノートライに抑えられ、2連覇はならなかった。《読売新聞》

【世界水泳シンクロ・ソロ】小谷実可子選手、銅メダル獲得

水泳の第6回世界選手権第5日は7日、スーパードロームでシンクロ・ソロの決勝ルーチン(自由)、競泳などを行い、シンクロのソロで小谷実可子(東京シンクロク)は3位に入り、1986年の第5回大会で日本が失ったメダルを奪回した。《読売新聞》

【東京都・鈴木俊一知事】民社党・大内委員長と意見交換

鈴木東京都知事は7日午前、民社党本部に大内委員長を訪ね、今年四月に投票が行われる都知事選出馬問題について意見交換した。この中で鈴木都知事は自らの四選出馬問題に関し「(自民、公明、民社)三党の推薦があれば重大な決意をしたい。一党でも欠ければ出馬は難しい」と述べ、三党一致の推薦が出馬の前提条件との考えを表明した。鈴木氏が自らの出馬問題について支持政党の首脳に考えを明らかにしたのはこれが初めて。

鈴木氏の出馬については、既に公明党の石田委員長や自民党の小沢幹事長らが鈴木氏の高齢を理由に懸念を表明しており、この日の鈴木氏の意向表明は出馬断念の用意があることを示唆したものと受け取られている。

この会談で鈴木氏が情勢認識をただしたのに対し、大内委員長は「客観情勢は「(鈴木氏にとって)厳しいものがある」との考えを示すとともに「民社党は鈴木氏を含めて白紙」との立場を改めて強調した。

大内委員長は都知事選への対応に関し、鈴木都政を支えてきた「自公民の枠組み」そのものについても見直す可能性を指摘しており、鈴木氏に厳しい情勢認識を伝えることによって、鈴木氏に四選出馬断念を促す狙いが込められているものとみられる。《共同通信》

【米・ベーカー国務長官】「15日撤退」延長認めず

ジュネーブでのアジズ・イラク外相との会談を前に、同盟国歴訪中のベーカー米国務長官は7日、最初の訪問国英国のロンドンでハード外相と湾岸危機の対応策について集中的に会談した。会談後、両外相は湾岸危機に対する両国の立場は一致していると強調。ベーカー長官は「フセイン・イラク大統領が戦争か平和かを決めるだろう」と述べ、イラクに対し、あくまでも国連決議が設定したクウェート撤退期限である15日前に撤退するよう求める姿勢を明らかにした。

長官はまた、15日の撤退期限を延長する考えはないとし、イラクが期限までにクウェートから撤退しない場合、米英の両国が武力行使を含めた強い姿勢を取ることを確認したと明らかにした。

これより先、ベーカー長官は、ロンドンへ向かう機内で記者団に対し、フランスがイラク撤退と、パレスチナ問題をめぐる中東和平会議開催を関連づける提案をしていることについて「不可能なことだと思う」と拒否の姿勢を示しており、英国も同じ立場をとっていることから会談では米英両国はイラクのクウェート撤退と中東和平問題を関連させないとの見解で一致したもようである。

長官はまた会談後、湾岸における和平の真のチャンスは、フセイン・イラク大統領が国連決議で定められた撤退期限が本当のものであることを理解し始めるかどうかである」と述べ、ジュネーブでのアジズ・イラク外相との会談でもこの点を強調するとの見解を明らかにした。《共同通信》

【米政府】イラクの攻撃受けても核・化学兵器使用せず

米紙ワシントン・ポストが7日、米政府高官の話として報じたところによると、プッシュ政権はたとえイラクが湾岸危機で化学・生物兵器攻撃を掛けてきても、核兵器や化学兵器は使用せず、通常兵器で対応することを決定した。

反核環境保護団体「グリーンピース」の発表では、湾岸周辺に展開する米海軍の主要艦船約40隻に500基を上回る核兵器が搭載されているが、米政府当局者によると、サウジアラビア本土には核兵器はもちろん、化学兵器は配備されていない。《共同通信》

【政界メモ】ちゃんちゃんこはまだ早い

◯…海部首相は7日、自民党の新年祝賀会にトレードマークの水玉ネクタイに代え黄金地に羊を散りばめたようなネクタイ姿で登場。「これは2日の誕生日に首相番記者が贈ってくれた。よく見ると、羊の目玉が水玉になっている」と上機嫌であいさつした。

記者有志は60歳を迎えた首相に還暦祝いの赤いちゃんちゃんこも贈っていたから「着ましたか」と問うと、首相は「いや、僕は前から言っているように80歳で還暦、90歳で敬老会、100歳でゲートボール。これは公約だから。選挙でもあちこちで言った」。若さを強調したい首相にとって、こちらは“ありがた迷惑”の贈り物だった?

◯…社会党の土井委員長はこの日の全電通旗開きで「かけがえのないない全電通に選挙で物心両面の支援を」と、統一地方選に向けたあいさつ。ここまでは型通りだったが、「一つひとつ皆さんの考えを聞かせてほしい。お伺いしたことには必ずおこたえするし、緊密な関係を保ちたい」と異例の言葉を続け、最後に「これは反省を込めて…」。

昨年に連合と消費税の緊急是正をめぐって険悪な関係になったことがこたえたらしく連合の中核・全電通にしきりにエール。《共同通信》

【ソ連・ルキヤノフ最高会議議長】北方領土解決は困難

訪ソ中の土屋参院議長を団長とする国会代表団は7日正午(日本時間同日午後6時)すぎから、クレムリン内でルキヤノフ最高会議議長と会談した。

この中でルキヤノフ議長は、ゴルバチョフ大統領の来日について「わが国の最高指導者が日本を訪れるのは初めてとなる。日ソ間に新しい時代が来る」と意義を強調しながらも「それによってすべてが解決するとは思っていない。まず足場を固めた上で解決を図っていかなくてはならない」と述べた。

これは大統領の来日によって、北方領土問題が一気に解決するのは困難との厳しい見通しを示した上で、まず経済協力など日ソ関係全般の関係緊密化を先行させるべきだとの認識を示したものだ。大統領来日に期待感を戒めた同様趣旨の発言については、ヤナーエフ副大統領も昨年末の記者会見で述べている。

土屋議長ら代表団が「日ソ関係改善に北方領土問題は避けて通れない」として議長の見解をただした。

ルキヤノフ議長は「(領土問題には)一方に民族的感情に触れる問題もあり、一方には歴史的に根の深い問題もある。互いに歴史の見解が違う。真正面から攻撃しても一挙に解決できない」と述べた。その一方で「日ソ関係を非常に大事に思っている。日本なしでアジア太平洋地域の安定はあり得ない」と、対日関係改善には強い意欲を表明した。

アジア太平洋地域の安全保障については「米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドの参加するアジア首脳会議を予定している。東南アジア諸国連合(ASEAN)を土台としてやっていけばできると思う」と述べた。

国会代表団はこれに先立ち、クレムリン内でラプチェフ最高会議連邦会議議長、ニシャノフ同民族会議議長とも会談。ニシャノフ議長は「ゴルバチョフ大統領の訪日の時ではないが近い将来平和条約が締結できると確信している」との見解を示した。《共同通信》

【イラク・アジズ外相】撤退決議無視を示唆

イラクのアジズ外相は7日、米CBSテレビとの会見で、イラクは国連安保理決議を認めておらず、イラクの立場は撤退期限の15日までに変わらないだろうと述べ、15日以前に撤退する考えのないことを示唆した。

また同外相は「15日を過ぎれば戦争になる可能性がある」とする一方で、9日ジュネーブで開かれるベーカー米国務長官との会談の結果「長官がさらに協議を続ける意向を見せれば、私がワシントンに出向いてブッシュ大統領と長官に(再び)会うということもできるし、長官にバグダッドに来るよう要請する可能性もある」と述べた。

また、外相は、イスラエールにこの戦争で漁夫の利を得させることはしないと述ベ「イスラエルは初めから一紛争に巻き込まれることになろう」と、開戦と同時にイスラエル攻撃を始める方針を示した。

外相はさらに、開戦すれば「血生臭い、長期にわたる恐ろしい戦争」になり、イラク側だけでなく米軍側にも大規模な破壊をもたらすものになると警告した。

外相は湾岸危機とパレスチナ問題の連関を改めて主張、米政府が「連関なし」と主張するのは「誠意のなさの現れ」と批判した。外相は、ベーカー長官が「誠実で真に前向きの立場で外相会談に望む姿勢を示せば、私も同じ精神でこたえることになろう」と語った。また開戦の場合「パナマやグレナダ(への米軍侵攻作戦)、映画のランボーのようなわけにはいかない」と警告した。《共同通信》



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