平成656日目

1990/10/25

この日のできごと(何の日)

【社会党・土井たか子委員長】国連平和協力法案「衆院で廃案に」

社会党の土井委員長は25日、参院愛知補選応援のため訪れた名古屋市内で記者会見し「全党を挙げて国連平和協力法案の衆院での廃案を目指す」との方針を強調した。

土井氏は公明党の石田委員長が既に同じ方針を示していることに触れ「同じ気持ち、同じ覚悟だ」と述べるとともに「野党共闘をしっかり進めることが、いよいよ大切になってきている」と言明。

同法案の衆院段階での廃案実現に向けた公明党との共闘関係を確立するため、近く石田委員長に会談を申し入れる考えを明らかにした。《共同通信》

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【ボクシング】

世界ボクシング評議会(WBC)ストロー級チャンピオン大橋秀行(ヨネクラ)に同級4位のリカルド・ロペス(メキシコ)が挑戦したタイトルマッチ12回戦は25日、東京・後楽園ホールで行われ、ロペスが5回2分、TKO勝ちし、初挑戦でタイトルを奪取した。大橋は2度目の防衛に失敗し、日本人世界王者は世界ボクシング協会(WBA)フライ級のレパード玉熊(国際)だけとなった。

しっかりした技術を持つロペスは、左ジャブから右ストレートを繰り出し立ち上がりから優位煮立った。カウンター狙いの大橋は時折、左フックをふるうだけで手数がでない。ロペスは4会、右ストレートでダウンを奪った。続く5回も大橋は防戦一方で2度ダウンを喫し、レフェリーが試合を止めてTKO負けした。《共同通信》

【米下院】金融報復条項を可決

米下院本会議は25日、米国の金融機関に市場開放を認めない外国に対して対米進出を拒否できる報復措置を盛り込んだ「金融公正取引条項」(金融市場相互開放条項)を国防生産法案の一部として可決した。上院も26日に採択し、ブッシュ大統領が署名して成立する見通しである。

同条項は最終段階で外国のうち欧州共同体(EC)を対象から除くことを決めたため、日本が報復対象になることが確実になった。この条項は、財務省に交渉、報復権限を与えた金融分野のスーパー301条(不公正貿易国と行為の特定・制裁)ともいえるもので、日米間の金融摩擦が今後激化することが懸念される。

同条項は、米国の銀行や銀行系持株会社が進出先の外国で、その国の金融機関と同等の扱いを受ける「内国民待遇」を付与されているかについて財務省が2年ごとに議会に報告することを義務付けたうえ①内国民待遇を完全に与えない国を特定し、財務省が改善を求めて交渉に入る②改善がみられない国の金融機関に対して新規の対米進出計画を却下できる—ことを内容としている。《共同通信》

【パキスタン総選挙】ブット陣営が惨敗

8月のベナジル・ブット前首相解任に伴い24日投票されたパキスタン総選挙は25日午前6時半(日本時間同10時半)までの開票の結果、保守連合「イスラム民主同盟」(IDA)が圧勝、単独過半数獲得に迫る勢いを示し、ブット女史率いる「人民民主同盟」(PDA)は惨敗し、政権復帰は成らなかった。

ブット女史は「大掛かりな不正が行われた。新議会は選挙で選ばれた議会とは認められない」と非難しながらも、事実上の敗北宣言をした。PDAは抗議行動を含めた対応策を協議するが、27日投票予定の州議会選挙をボイコットする可能性も指摘されている。

改選216議席中、149議席が確定した段階でIDAは76議席を獲得したのに対し、PDAは28議席にとどまった。定数の半数以上を占める大票田パンジャブ州でもIDAの66議席に対し、PDAは9議席しか獲得できていない。

ジャトイ暫定政権首相、ナワズ・シャリフIDA代表、故ハク前大統領の子息イジャズル・ハク氏ら、IDA陣営が続々と当選を決定したのに対し、PDAはカリド下院議長らが相次いで落選。ブット女史自身も出身地ラルカナでは当選したものの北部ペシャワルでは落選するなど、苦戦が続いた。女史の母ヌスラト夫人は当選した。総選挙では複数選挙区からの出馬が認められている。

今回選挙は、カーン大統領が腐敗などを理由にブット前首相を解任したことの是非を問う国民投票の様相となっていた。非常事態宣言下、女史が7件の職権乱用罪で起訴され、夫君や側近の逮捕が次ぐなど一方的なブット前政権追及に強い批判や同情も出て、PDAの巻き返しが伝えられていた。

しかし選挙結果が国民の意思を反映したものとすれば、行政停滞やインフレなどを招き「変革」への期待にこたえられなかったブット前政権への批判や失望感が予想以上に大きかったといえよう。新首相にはジャトイ暫定首相の続投か、シャリフIDA代表の就任が有力視されている。《共同通信》

【ボクシング】ホリフィールド選手が新王者に

ボクシングの統一世界へビー級タイトルマッチ12回戦は25日、米・ネバダ州ラスベガスの「ミラージュ・ホテル」屋外アリーナに約1万6000人の観衆を集めて行われ、挑戦者の同級1位イベンダー・ホリフィールド(米国)が、チャンピオンのジェームス・ダグラス(米国)に3回1分10秒KO勝ちし、新チャンピオンとなった。ダグラスはことし2月、東京でマイク・タイソン(米国)にKO勝ちして奪取したタイトルの初防衛に失敗した。

ファイトマネーは、ダグラスが1990万ドル(約25億7000万円)、ホリフィールドは820万ドル(約10億6000万円)と発表された。《共同通信》



10月25日 その日のできごと(何の日)