平成581日目

平成2年8月11日(土)

1990/08/11

【アラブ軍】サウジアラビア入り

緊急アラブ首脳会議でサウジアラビアなど湾岸諸国への「アラブ軍」派遣が決議されたのを受け、エジプト、モロッコ回軍の第一陣が11日、サウジ東部のハフルアルバーテンに到着した。外交筋によると、エジプト、モロッコ両国は一週間以内に各5000人以上の兵力を派遣する予定。

シリアも派遣部隊の編成や態勢づくりを始めているといわれ、派兵後は米軍とアラブ軍が、クウェート侵攻のイラク軍と国境を挟み、対じすることになる。

イラク、米・アラブ連合軍、とも現段階では「防衛的な性格」を強調しているが、偶発的な発砲などから大規模な戦闘に拡大する危険性も否定できない。アラブ首長国連邦(UAE)では、イラク軍との衝突に備え、軍事訓練を受ける志願者を募集しているという。

一方、イラク側は同日、首脳会議の決議で、アラブ軍派遣、対イラク経済制裁発動を支持した各国を激しく非難。「サウジは外国勢力の道具に成り下がった」(政府紙)「ムバラク(エジプト大統領)は産油国首長の奴隷」(軍関係団体の声明)などと反発し、国民に団結を訴えている。

イラクに併合宣言されたクウェートからは散発的な市街戦、略奪などが伝えられるものの、詳しい現状は、イラク側による規制もあってか分からない点が多い。イラク侵攻から約10日が経過したが、イラク軍占領下で外国人旅行者やビジネスマンの行動が制限されているだけでなく、クウェート市民の日常生活にも支障が出ている。

イラクから一部外国人のヨルダン経由での出店が始まっているが、イラクが国籍を選別することなく出国希望者全員の脱出を認めるかどうかは不明だ。《共同通信》




【近鉄・野茂英雄投手】12奪三振で12勝目(プロ1年目)

ロッテ3−4近鉄◇11日◇藤井寺

近鉄が九回、サヨナラ勝ちし連敗を5で止めた。

近鉄はこの回、右前打の米崎を鈴木がバントで送って一死二塁。新井は敬遠で歩かされたが、石井の左前打で満塁とし、金村が中飛を打ち上げて試合を決めた。野茂は粘り強さに欠けたものの、完投で12勝目。12三振を奪い、14度目の2けた奪三振をマークした。

ロッテのチャンスは少なかったが、点を取られたら取り返すしぶとさを見せた。しかし、5番手の荘がピリリとしない内容だった。《共同通信》

【モスクワ国際平和マラソン】宗猛選手が3位

ソ連初の賞金レース、モスクワ国際平和マラソンは11日夕、約1万5000選手が参加してモスクワのレーニンスタジアム前をスタート、モスクワ川沿いを回り同スタジアムをゴールとする42.195キロで行われ、37歳のベテラン、スレイマン・ニャンブイ(タンザニア)が30キロ手前から独走して優勝、賞金2万5000ドル(約375万円)を獲得した。

4選手が出場した日本勢の中では37歳、宗猛(旭化成)の3位が最高だった。《共同通信》




8月11日のできごと