平成439日目

1990/03/22

この日のできごと(何の日)

【海部俊樹首相】自民・小沢幹事長と会談

海部首相は22日午後、官邸に自民党の小沢幹事長を招き、日米関係の最大の焦点となっている構造協議への対応について意見交換した。首相は20日にワシントン近郊で行われた日米非公式協議で中間報告への両国の隔たりがない大きいことが明確になったことから、4月2、3日の公式協議に向けた日本政府案の積み上げに対し党側の協力をあらためて求めた。

これを受けて小沢幹事長は、党本部で山口敏夫党経済調整特別調査会長と会談。さらに事務レベル作業の中心となる石原官房副長官、有馬外政審議室長などを呼んで非公式交渉の内容などについて説明を受けた。

自民党執行部内では、これまでの政府素案では米側の納得を得ることは困難との認識で一致しており、来週から山口調査会を連続して開催し、大規模小売店舗法(大店法)の改廃や公共投資の充実など主要テーマで大幅な充実ができるかどうか検討、最終的に海部首相の政治決断を促すとの方針だ。《共同通信》

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【TBS系連続ドラマ・HOTEL】最終回

『HOTEL』(ホテル) は、石ノ森章太郎の漫画『HOTEL』を原作とし、TBSによって製作された日本の実写映像化作品シリーズ。主演は松方弘樹。https://ja.wikipedia.org/

【政府】偽装難民491人を中国に強制送還

ベトナム難民を装って日本に来た中国人偽装難民のうち、強制送還の第二弾となった491人は22日午後5時前、長崎港の柳北ふ頭から中国政府がチャーターした客船「長柏号」(7889トン)に乗り込み、ことし1月に日本で生まれた男児1人とともに、中国の福建省に向け帰国の途についた。

送還者は昨年12月の強制送還第一陣、301人と合わせて793人となったが、法務省大村入国者収容所には退去強制令書が発令された偽装難民が1000人近く残っており、中国政府の身元確認を待っている。

当初、1月に予定されていた第二陣送還が2ヵ月も遅れたうえ、第三弾もまったくめどが立っておらず、難民問題解決にはしばらく時間がかかりそうだ。《共同通信》

【政界メモ】改革は割りばし禁止から?

○…海部首相は22日、国土庁の地価公示で、首相の東京・三番町のマンション一帯がことしも住宅地として日本一の高値となったことについて、記者団から感想を求められたが、いつもの冗舌はどこへやら。「(日本一に)毎年なっている場所だから、どう言うんだろうなあ…」「何とも言いようがないし、課虚に受け止めておきます」と、頭を何度もかしげながらこれだけ答えるのがやっと。

以前、同じ質問に対し、首相は「僕が地上げをしたわけじゃない」と開き直り、ひんしゅくを買っただけに、今回はあくまでも慎重な受け答えに徹していた。

○…この日、社会党新人議員の有志の集まりである「ニューウェーブの会」が旗揚げした。一年生議員の新鮮な感覚で政策研究などを行い、政権政党を目指そうというのが結成の目的。

早速、会の運営などをめぐり、活発な意見交換をしたが、目を引いたのが代表幹事の秋葉忠利氏が提案した身近な改革案。「割りばしを使わず、はしを持ち歩く」「国会衛視の敬礼廃止」に加えて「国会、議員会館内の禁煙区域拡大」という具体的な提言に喫煙中の参加者は目をシロクロ。秋葉氏は「あくまでも個人的な提案です」と解説したが、この話を聞いた党内の旧人議員、たちは「大変なグループが生まれたものだ」と新しい波に戦々恐々―。《共同通信》

【若松勉さん】引退試合

昨季限りで現役を退いた前ヤクルトの若松勉氏(42)の引退試合、ヤクルト―巨人のオープン戦は22日、神宮球場で行われ“小さな大打者”は19年間プレーした本拠地神宮に詰め掛けた3万8000人のファンに別れを告げた。

首位打者2度、通算2173安打、5000打数以上ではプロ野球最高の生涯打率3割1分9厘など輝かしい実績を残した同選手は「二番・左翼手」で一回だけ出場。最優の打席は遊ゴロだった。

試合終了後、セ・リーグの川島会長から「リーグ特別功。の賞が贈られ、「この小さな体でスワローズ一筋にプレーできたのも、皆さまの声援のおかげです」と涙声であいさつ。「背番号1」は場内を一周して感謝の気持ちを表した。

引退試合は開幕カードの巨人戦。野村監督がこの試合に執念を見せていただけに、若松氏はチームに迷惑を掛けられない、とヒヤヒヤだったようだ。

初回の守りで先頭打者篠塚の当たりが飛んできて左中間二塁打となった。「びっくりしたよ。あとは来ないでよかったけど」。打撃の方はカウーント2-1から遊撃に強い当たりのゴロ。「ボールが速いよ。よくバットに当たったね」と無事に“大役”を果たせてホッとした表情。場内一周ではスタンドから「今度は監督だ」の声が飛んだ。《共同通信》

【大相撲春場所】12日目

大相撲春場所十二日目(22日・大阪府立体育会館)横綱北勝海と大関小錦が1敗を守った。北勝海は大関旭富士を一方的に押し出し、小錦は1敗同士の対戦で平幕の久島海を右四つから豪快に寄り倒した。

横綱千代の富士は両国にいいところなく押し出され、旭道山を左上手投げで下した大関北天佑とともに3敗となった。両国は昨年九州場所の千代の富士戦に次ぐ2個目の金星獲得。

大関を狙う霧島は同じ関脇の琴ケ梅を左四つから寄り切り2敗を守った。琴ケ梅は8敗目を喫し、6場所続いた関脇の座を明け渡した。

1敗の北勝海、小錦を追う2敗は霧島、久島海の二人。3敗で千代の富士、北天佑が続いている。十両は若花田が3敗を保って単独トップに立ち、貴花田は6勝目。幕下付け出しでデビューした学生横綱の林(武蔵川部屋)は4勝2敗と勝ち越した。《共同通信》



3月22日 その日のできごと(何の日)