平成438日目・春分の日

平成2年3月21日(水)

1990/03/21

【ナミビア】南アフリカから独立

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長期にわたり南アフリカの支配下にあったアフリカ最後の植民地ナミビアが21日、悲願の独立を果たした。これにより同国は160番目の国連加盟国となる。

新生ナミビア共和国の初代大統領には、南西アフリカ人民機構(SWAPO)のヌジャマ議長が就任、ベーカー米国務長官やシュワルナゼ・ソ連外相など世界150カ国以上の指導者や来賓とともにナミビア誕生を祝った。

米ソの緊張緩和や南アフリカの協調路線への転換という国際環境の中でのナミビアの独立は今後、南アのアパルトヘイト(人種隔離)体制改革の行方にも大きな影響を与えるとみられている。

独立式典は20日午後11時(日本時間21日午前6時)から首都ウィントフークの陸上競技場で開始。デクエヤル国連事務総長の演説の後、75年にわたり支配者の地位にあった南アのデクラーク大統領が「ナミビア国民の繁栄と幸運を望む」と祝福の言葉を述べた。

21日午前0時を期して南アの国旗が降ろされ、代わって赤、青、緑三色の新国旗が掲揚されると、競技場を埋めた数万人の観衆から大きな歓声が上がった。

ヌジョマ大統領は就任演説で、この日のために戦ってきた国民の英雄的行為が独立を勝ち取ったと強調した。

独立に伴い、昨年11月に成立した制憲議会は21日午前、国民議会に衣替えし、ゲインコブ首相以下17人のSWAPO政権が発足する。

国連監視下の選挙では、SWAPOが72議席のうち過半数の42議席を獲得。複数政党制や司法の独立など一をうたった憲法草案は2月9日、満場一致で採択された。

ナミビアは英連邦に加盟、南アへの経済依存からの脱却を図ることになるが、独立後同国唯一の輸出港湾施設が右るウォルビスベイの帰属をめくり、南アとの激しい対立が予想されている。《共同通信》




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【ソ連・ゴルバチョフ大統領】リトアニア共和国市民に武器提出命令

独立宣言をめぐって対立が続いているソ連バルト地方リトアニア共和国問題で、ゴルバチョフ・ソ連大統領は21日夜、ソ連の主権を守るためとした大統領令を初めて布告、同共和国市民に7日以内に武器を警察当局に提出するよう命じるとともに、国家保安委員会(KGB)、連邦内務省に同共和国と外国との国境での警備強化やリトアニアへの外国人旅行者のチェックなどを指示した。

独立宣言をしたリトアニア共和国に対し、ソ連政府は19日の声明で、同共和国内にある原子力発電所など重要施設での警備強化を命じており、大統領令は一方的独立の動きを封じ込める第二弾の措置。

同共和国は独立宣言を無効とした人民代議員大会の決議の受け入れを拒否、大統領令に対しても反発の姿勢を示しており、リトアニア側の対応によってはソ連が軍部隊導入など強権を発動する恐れも出るなどリトアニア情勢は極めて緊迫した局面を迎えた。《共同通信》

【中国全人代】鄧氏の全面引退を承認

北京で開催中の中国第七期全国人民代表大会(全人代)第三回会議は21日、鄧小平国家中央軍事委主席の辞任を承認した。これで鄧氏はすべての公職から引退したことになる。後任は会期中に選出されるが、江沢民党総書記がなるのは確実である。

新華社電によると、鄧氏の辞任は共産党中央委員会の承認を得た後、中央委が3月9日付書面で全人代に提案していた。中央委の書面は、鄧小平氏が昨年9月4日、党中央委に対し、党と国家の中央軍事委主席を辞任したいと申し出、同11月の十三期中央委第五回総会(五中総会)で党軍事委主席の辞任が承認されたと指たと指摘、国家軍事委主席の辞任を全人代が承認するよう求めた。

全人代議長団は19日の会議で鄧氏辞任に関する決議案を承認、大会の審議に付していたが、会議二日目のこの日の全体会議で可決された。後任については、五中総会で党中央軍事委主席の後任となった江沢民総書記が選出されるのは確定的である。《共同通信》

【台湾・国民大会】李総統を再選

台湾の国民大会(代表総数714人)は21日、李登輝総統を第8代総統に再選した。任期は6年。5月20日に総統就任式を行う。

1988年1月、故蒋経国総統の急死で憲法の規定に従い副総統から昇格。台湾人として初の総統となった李氏は今回の国民大会による再選で、真の「李登輝時代」のスタートを切ることになる。

この日の国民大会の総統選挙では、黄華氏を総統候補に立てた野党、民主進歩党の代表11人は宣誓を拒否して出席せず、総統候補は与党、国民党の推す李氏1人。投票総数688票のうち641票の高得票で当選した。《共同通信》

【大相撲・霧島関】綱取りに黄信号

大相撲春場所十一日目(21日・大阪府立体育会館)1敗で並んでいた四人のうち、関脇霧島と平幕久島海の激突は取り直しの末に久島海が寄り切る番狂わせを演じた。大関昇進を目指す霧島は痛い2敗目で一歩後退。

横綱北勝海と大関小錦は1敗を堅持。北勝海は初顔合わせの琴錦に手こずりながらも左小手投げで逆転勝ち。小錦は大関同士の対戦で旭富士を押し出し、旭富士は7勝4敗。

横綱千代の富士は関脇琴ケ梅を左上手投げで退けて9勝目を挙げ、トップ集団との1差は変わらず。大関北天佑は勝ち越しを決めた。左ひざを痛めている小結水戸泉が休場した。

1敗の北勝海、小錦、久島海を千代の富士、霧島が2敗で追う展開。十両は2敗力士がいなくなり、勝ち越しを決めた新十両の若花田、益荒雄ら四人が3敗で並んだ。貴花田は5勝6敗と黒星先行。《共同通信》




3月21日のできごと