平成381日目

平成2年1月23日(火)

1990/01/23

【天皇陛下】期日奉告の儀

11月の「即位の礼」と「大嘗祭」の日程を天皇陛下が歴代天皇や神々に報告する「期日卒告の儀」が23日午前、皇居の宮中三殿で行われた。12月上旬まで続く一連の即位関連儀式のトップで各皇族のほか海部首相ら三権の長や閣僚ら約50人が参列した。

午前10時半すぎ、儀服の「黄櫨染の袍」姿の天皇陛下が、前後に三種の神器の剣と璽(じ=曲玉)を持った侍従を従え、三殿中央の賢所に進まれた。陛下は拝礼の後「即位の礼は11月12日、大嘗祭は11月22日に挙行します」などの趣旨を告げられた。

次いで天皇陛下は皇霊殿、神殿にも同じ趣旨をご報告、十二単に似た姿の皇后さまも陛下に続いて拝礼された。この後、皇太子さまはじめ皇族方、海部首相や閣僚ら参列者が次々に三殿の前に進み出て拝礼した。

午後からは、天皇陛下が伊勢神宮などに日程を報告するお使いを差し向ける「勅使発遺の儀」が宮殿で行われる。《共同通信》




【海部俊樹首相】中国・鄒主任と会談

海部首相は23日午後、首相官邸で中国の鄒家華国家計画委員会主任と約20分間会談し、昨年6月の天安門事件後停滞している日中関係について「日中双方の努力で関係を回復する必要がある」との認識で一致した。

首相は、欧米各国が中国の改革・開放政策促進に強い関心を寄せていることを指摘し「中国を見る国際社会の目は厳しいが、私は中国の孤立化や西側諸国との対立は盟ましいことではない、と内外に言っている」として、中国側の対外配慮を促した。

鄒主任は改革・開放政策について「十数年間の実践により既に実証済みで正しい政策であり、中国の経済建設の上でおおきな成果を上げた」と述べ、将来にわたって堅持する考えを強調。米国をはじめ西側諸国とも関係を改善したい意向を示した。

鄒主任が江沢民総書記、李鵬首相からの「よろしく」とのメッセージを伝えたのに対し、首相も両氏らあて同様の伝言を鄒主任に託した。《共同通信》

【政界メモ】20年後はまだ還暦祝い

○…海部首相は23日午後首相官邸で、北海道・奥尻町がふるさと創生事業の一環として取り組んでいる「タイムカプセルうにまる」をPRする「ミスうにまる」三人娘の表敬を受けた。この事業は全国からメッセージをもらってタイムカプセルに入れ、十年後か二十年後に指定の受取人に届けようという計画。

記者団が「どんなメッセージを託すか」と聞くと首相は「平和で明るい豊かな社会になるよう」ときまじめな答え。「二十年後には何をしているか」との質問には「還暦を視って敬老会に入れてもらうころかな」と大笑い。「八十歳になったら還暦」と「人生百年時代」を強調している59歳の首相だが、総選挙を前に改めて若さを強調。

○…総選挙前最後の野党四党政策審議会長会議が23日昼前、都内で開かれたが、坂口公明党政審会長を待つ間、伊藤社会党政審会長と中野民社党政審会長が花見に引っ掛けての“連合政権談議”。

昨年4月の京都での党首会談以来遅々として進まない協議に、伊藤氏が「4月の京都の桜は散るのかな」と首をかしげると、中野氏が「桜は散るからいけない。梅がいい」。伊藤氏も「選挙が終わったら観梅でいこう。必ず実がなる」と選挙後の仕切り直しに期待をつないだ。そこへ駆け付けた坂口氏は「梅も桜もなかりけりじゃ」と、こちらも選挙運動で頭がいっぱいという様子だった。《共同通信》

【大阪府枚方市】消防署から出火

23日午後1時15分ごろ、大阪府枚方市大垣内町、枚方寝屋川消防組合本部庁舎2階の枚方消防署仮眠室押し入れから出火、署員が消化器で消そうとしたが消えず、化学車とポンプ車、同署出張所からポンプ車など4台の計6台が出勤し、押し入れなど約5平方メートルを焼き隣の機械室の壁など約60平方メートルをこがして5分後に消し止めた。枚方署の調べによると、たばこの不始末とみている。《読売新聞》




1月23日のできごと