1989 平成元年11月11日(土)

平成308日目

平成元年11月11日(土)

1989/11/11

【ベルリン】群衆らが壁を破壊

ベルリンの壁を越え自由往来が可能になってから三日目の11日午前、ベルリンの中心部で東西ベルリンを分けるブランデンブルク門のすぐそばの壁の一部が約1000人のやじ馬が見守るなかで西側から破壊され、東ドイツ国境警備当局が放水でこれを阻止するなど周辺は一時緊張した。

ベルリン警察によると、同日朝、ブランデンブルク門のすぐ近くの壁の一部を前夜から陣取っていた群衆の一部か石を使ったり、トラクターを使ったりして破壊し、西側から群衆が進入を図ったが、放水車を出動させて阻止した。

群衆らはこの後、西側から東側に石や空き瓶を投げ込んだため一時混乱したが、けが人はなかった。群衆の中には通行自由化で壁の検問所から西側に入っていた東ドイツ市民も多数含まれていた。壁に開いた亀裂は幅約2メートル、高さ30〜10センチ。また、壁を構成する鉄筋入りのコンクリート板1枚が西側に引き倒されて壁に穴が開けられた。《共同通信》




【どついたるねん】阪本順治監督作品公開

【全日本体操】佐藤寿治選手、小菅麻里選手が連覇

体操の第43回全日本選手権兼アジア競技大会第一次選考会第2日は11日、北九州総合体育館で男女の団体、個人総合後半の自由演技を行い、個人総合の男子は佐藤寿治(日大)、女子は小菅麻里(朝日生命ク)がそれぞれ2連勝した。

男子で注目の池谷幸雄(日体大)は鉄棒の8.95点など得点が伸びず19歳1ヵ月の大会史上最年少チャンピオンの夢は崩れ、3位に終わった。《共同通信》

【自民党・小沢一郎幹事長】減反据え置きを支持

自民党の小沢幹事長は11日午後、党政経文化パーティー出席のため訪れた福島県郡山市内のホテルで記者会見し、来年度から始まる新たな減反政策である水田農業確立後期政策をめぐり、党農業基本政策小委員会が来年度から3年間コメの減反目標面積を現状のまま据え置く、との方針を決めたことについて「その方針にのっとって党の方針が確立されると思う」と述べ、党としても同小委の方針通り決定する考えを表明した。

また13日から実質審議入りする参院での消費税廃止法案への対応について「仮に参院で可決されれば一院での可決ということで大きな意味を持つことは間違いない」との認識を示した上で「しかし、第一院たる衆院の審議で国会の意思が決まる。審議の今後の成り行きは分からないが、国会の常道に従って正々堂々と成されればいい」として、与野党逆転下の参院で同法案が可決されるのはやむなしとの考えを示した。《共同通信》

【海部俊樹首相】ゲートボール楽しむ

海部首相は11日午前、90歳以上のお年寄り12人と官邸中庭で青空の下ゲートボールを楽しんだ。

訪れたのは、ゲートボール団体が毎年開催している80歳以上対象の大会出場者を中心に選んだ男9人、女3人で、最高齢は95歳。

海部首相が10月22日の早大での講演で「新人生生活設計計画」を提唱した歳に「還暦は80歳、敬老会は90歳、100歳になったらゲートボール正会員」と述べたことから、ゲートボールのおかげで元気でいる姿を海部首相に見てもらうとともに、首相を励まそうと表敬訪問した。

中庭に出た首相は、お年寄りらのコーチを受けてスティックを握ったが、打ったボールはいずれも右へ。首相が「どうして右へばかり行くんだろう」と首をかしげると「右寄りですね」の声も。

それでも“ラッキーセブン”の七番ボールをわざわざ捜して打つと、見事ゲートを通過。30分足らずのパフォーマンスだったが、相変わらずツキのあるところを披露、お年寄りに笑顔を振りまいていた。《共同通信》




11月11日のできごと