平成228日目

平成元年8月23日(水)

1989/08/23

【那覇港】ベトナム難民124人を乗せた船が入港

沖縄県・尖閣諸島沖で21日見つかったベトナム難民船が23日午前9時すぎ、第十一管区海上保安本部(那覇)の巡視船にえい航され、那覇港に入港した。同船には当初120人の難民が乗っている、とされたが、入港後の調べで124人と分かった。

一行は十代から二十代の男性が多く、ほとんどが着のみ着のまま。わずかばかりの身の回り品を入れた袋などを持っていた。いずれも元気な様子だが、笑顔はほとんど見せず緊張した表情。

同保安部のこれまでの調べに対し「生活苦のため今月4日にハノイ近くのトンガイ港を出港した」と言っているが、同入国管理局那覇支部では改めて難民らから出国ルートや船の購入先などを聴取する方針。《共同通信》




【フランス航空機ハイジャック事件】

フランス航空とパリ・オルリー空港当局が明らかにしたところによると、23日午後0時50分同空港を出発しアルジェに向かったフランス航空のエアバスA300-B機が離陸直後、乗っ取られた。

同機は同日午後、アルジェ空港に到着、当局側の説得などで犯人が投降、事件は発生から約3時間後に解決した。乗っ取られたエアバスには乗客102人と乗員13人が搭乗していたが、全員無事解放されたもよう。乗客に日本人はいなかった。

犯人は男1人で当初、行き先を変更してチュニスへ向かうよう要求。アルジェ空港当局との交信の中で、レバノン紛争解決のための国際会議開催を要求したという。《共同通信》

【全電通定期大会】社会党は大胆な現実的政策必要

NTTの労組、全電通(26万人)の第43回定期大会が23日午前、東京・練馬文化センターで3日間の日程で始まった。

初めにあいさつに立った山岸委員長は社会、公明、民社、社民連の4野党の連合政策協議について「野党第一党の社会党が他の3党との政策的相違点とされている防衛、外交・エネルギーなどに関する基本政策について、新宣言を踏まえ現実的見直しを行うなど、一致点を見いだすための積極的努力をするよう強く望みたい」と述べた。

これは、社会党が先に示した基本政策についての山口書記長報告がなお不十分で、合意形成のためにはさらに大胆な社会党の現実的対応が必要だとの認識を示したものだ。

また、山岸氏は「総選挙前のできるだけ早い時期、すなわちここ2カ月ぐらいの間に4野党間で国民連合政権構想について合意を形成するよう強く期待したい」と述べ、連合政権協議を早い時期に決着させるよう求めた。《共同通信》

8月23日のできごと