平成226日目

平成元年8月21日(月)

1989/08/21

【海部俊樹首相】政治改革へ決意

海部俊樹
https://www.kantei.go.jp/

自民党は21日、党本部で全国青年部・青年局代表者会議を開いた。あいさつに立った海部首相は政治改革への決意を改めて示すとともに、当面する内政、外交課題について見解を明らかにした。

海部首相は特に、8月末から予定されている訪米を念頭に「日本は日米安保の下で平和を守るだけではいけない。相互依存関係を深め、いつかアメリカの若き大統領が言ったように自分たちが世界に向けて何ができるか、ということを日本の心で考えなければいけない」と強調。こうした積極的な世界平和への貢献を「平成時代の新しい日本の外交政策の目標」としていく考えを示した。《共同通信》




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【宮崎勤容疑者】ビデオに幼女の遺体

幼女連続誘拐殺人事件で、容疑者の印刷業手伝い宮崎勤(27)=東京都西多摩郡五日市町=の自室から押収されたビデオテープの中に、埼玉県入間市の幼稚園児、C子ちゃn=当時(4つ)=の遺体が映っていたことが21日、警視庁と埼玉県警の合同捜査本部の調べで明らかになった。捜査本部は「C子ちゃんを誘拐、殺害した」とする宮崎の自供を裏付ける決定的証拠とみている。

宮崎は既に東京都江東区の保育園児A子ちゃん=当時(5つ)=、埼玉県川越市の幼稚園児B子ちゃん=当時(4つ)=、C子ちゃん3件の誘拐、殺人を自供しており、C子ちゃんの遺体が映ったテープが自分のものであることを認めた。A子ちゃん事件の頭部発見に続いて、C子ちゃん事件も供述を裏付ける物証が出たことで一連の事件の全容解明はさらに大きく進展した。《共同通信》

【社会党・土井たか子委員長】「政権党へ改革の道筋を」

社会党の全国選対委員長・書記長会議が21日午後、静岡県伊東市内のホテルで2日間の日程で始まった。この中で土井委員長は次期総選挙での勝利に向けた態勢づくりを訴えるとともに「政権を担う党として、国民にも世界にも理解されるような“ゆるやかな、しかし確実な改革”の道筋」を示す必要性を強調した。

山口書記長は同党と公明、民社、社民連各党を中心に協議している連合政権の基本政策への対応について「当面、日米安保条約は外交の継続性に立って維持」しながら、非核三原則の厳格な適用、日米共同作戦の中止、米軍基地の縮小・撤去を進める方針を明示。自衛隊に関しても当面存続を前提に「防衛費の国民総生産(GNP)比1%枠を堅持し、シビリアンコントロール(文民統制)を確立する」と打ち出した。《共同通信》

【自民党・三塚博政調会長】過半数割れば下野

自民党の三塚政調会長は21日午後、都内のホテルで講演し、早ければ年内説も出ている衆院解散・総選挙で自民党が過半数割れをした場合、憲政の常道に従って野党側に政権を渡し、下野すべきだとの考えを表明した。

同党内には、仮に自民党が確保できなくても、比較第一党の立場から公明、民社両党を念頭に置いた連立政権を模索する動きもあるとされるが、三塚氏は政策運営など混乱が生じ「かならずツケが回ってくる」と連立政権構想を否定した。

自民党首脳が総選挙後の政権の在り方についてこうした形で明言するのは初めて。野党は、参院選の結果を踏まえ社会党を中心に公明、民社、社民連4党による連合政権構想協議を本格化させているだけに三塚発言は大きな論議を呼びそうだ。《共同通信》

8月21日のできごと