平成171日目

平成元年6月27日(火)

1989/06/27

【宇野宗佑首相】自民党・橋本幹事長と会談

宇野宗佑
https://www.kantei.go.jp/

宇野首相は27日夜、首相公邸に自民党の橋本幹事長、江藤幹事長代理を招き、約2時間会談した。会談の内容は一切明らかにされていないが、関係筋によると、女性問題とは別に首相周辺に新たなスキャンダルが持ち上がり対応を協議したといわれる。

この中で特に首相は、来月の参院選や先進国首脳会議(アルシュ・サミット)のほか今後の政局運営について自身の進退問題を漏らすなど極めて深刻に受け止めている姿勢を示したため、橋本氏らが翻意を促し、首相も最終的には説得に応じたという。

深夜の首相公邸でのこうした鳩首協議は極めて異例で、参院新潟補選の敗北で指導力の急速な低下が指摘される首相はさらに苦境に立たされそうだ。《共同通信》




【第二次教科書訴訟】高裁「基準変わった」原告敗訴

歴史教科書執筆者の家永三郎・東京教育大名誉教授(75)が、文部大臣を相手に「教科書検定制度は憲法違反」と、高校用日本史教科書の部分改討検定不合格処分を取り消すように求めた「第二次家永教科書訴訟」(行政訴訟)の差し戻し控訴審判決が27日、東京高裁で言い渡された。

丹野達裁判長は「家永教科書の検定基準とされた旧学習指導要領から現行の指導要領への変更程度は微小と言えず、たとえ不合格処分を取り消されても、新たに改討検定を受ける余地はない」と、行政訴訟を起こすための要件である「訴えの利益」を否定、一審判決を取り消し家永氏の訴えを棄却した。《共同通信》

6月27日のできごと