平成137日目

1989/05/24

【中国・北京市】戒厳令5日目

戒厳令布告5日目の24日朝、北京の天安門広場には学生ら約5万人が集まり、李鵬首相批判の活動を繰り広げた。学生たちの表情には、一時のような軍介入を恐れる切迫感はなく、政治の舞台裏での状況変化を微妙に感じとっていることがうかがえる。首都中心街一帯に設けた軍車両阻止用バリケードの撤去も進んでいる。

好天に恵まれた天安門広場には、学生自主放送局からクラシックや軽音楽が流れ、座り込み貫徹を訴える「首都防衛大会」が始まった。学生自治連合の指導者で北京大生の王丹氏は「李鵬首相は軍の力によって学生運動を抑圧しようとしている」と非難、「暴力で勝利を獲得しよう」と、学生と労働者、農民の連帯を訴えた。《共同通信》




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【竹下登首相】後継調整の陣頭に

竹下登
https://www.kantei.go.jp/

竹下首相は24日午後、首相官邸で自民党の伊東総務会長と約1時間半にわたって会談し、難航している後継総裁選出問題について意見交換した。首相はこの中で「調整は四役一任となっているが、安倍幹事長の了解があれば、私も調整に入る」と述べ、自ら後継選出作業の陣頭に立つ意向を示した。

首相が自ら調整に乗り出すことにしたのは、4月25日の退陣表明から1ヵ月が過ぎてもなお、後継選出が混迷していることから、円安の進行など内政、外交上の支障を生じていることを懸念、早期決着に向けた政治的判断を果たすべきとの判断によるものだ。

伊東氏は竹下首相に対し「後継要請をお受けできず申し訳ない」と辞退の意思を改めて確認しており、首相主導によって本格化する後継調整は伊東氏以外の新たな候補者選定に動き出すことになった。首相主導の場合、後継総裁として福田元首相が有力だとの見方が出ている。《共同通信》



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