平成24日目
1989/01/31
【島田事件】赤堀さん、34年8カ月ぶりに釈放
昭和29年3月、静岡県島田市で幼女が暴行され殺された「島田事件」の犯人として、死刑が確定しながら獄中から無実を訴えていた再審被告・赤堀政夫さん(59)の再審判決公判が31日午前、静岡地裁で開かれ、尾崎俊信裁判長は検察側の死刑求刑を退け、無罪判決を言い渡した。
同時に裁判長は拘置を停止する決定も出し、赤堀さんは逮捕以来34年8カ月ぶりに取り戻した自由を支援者と喜び合った。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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【熊本地裁】亡き被告に謝罪
昭和29年9月、熊本県下益城郡小川町で起きた婦女暴行致傷事件で、懲役3年の実刑判決が確定し服役、無実を訴え続け昨年5月に71歳で病死した故・松尾政夫さん=大阪府高石市=の再審判決公判が熊本地裁で開かれた。
永松昭次郎裁判長は「犯罪の証明がない」として無罪を言い渡すとともに「当裁判所は亡き被告に遺憾の意を抱いている」と謝罪し、事件からほぼ35年ぶりに松尾さんのえん罪が晴れた。《共同通信》
【竹下登首相】「政治改革、忍耐強く」
自民党の第50回定期党大会が31日午後1時から東京・日比谷公会堂で開かれた。竹下首相(総裁)はあいさつの中で、リクルート問題を契機とした「政治改革」を当面の最大課題と位置付けたうえで「私はいかに困難があろうとも政治に対する国民の信頼を回復するべく、真剣にしかも忍耐強く取り組む決意だ」と述べ、国民の政治不信解消のため、政治改革に重大決意であたる決意を表明。
さらに自ら提唱した「ふるさと創生」構想の具体化に「全力を尽くしたい」と述べるとともに、今夏の参院選勝利のため「全身全霊を傾けて邁進するこを誓う」と力説し、党員の奮起を呼びかけた。《読売新聞》
【竹下登首相】米国へ出発
竹下首相は31日午後7時10分、羽田発日航特別機で米国訪問に出発した。首相は1月20日に就任したばかりのブッシュ新大統領と2月2日午前、首脳会談を行うほか、米議会のライト下院議長ら議会指導者とも懇談、日本の「協力と共同作業」を確認したい考えだ。《共同通信》