平成14日目
1989/01/21
【竹下登首相】デノミに否定的
竹下首相は21日午前10時すぎから、首相官邸で、土井社会党委員長を皮切りに、矢野・公明、塚本・民社、村上・共産の各委員長、江田社民連代表と順次会談し、1989年度予算編成や政治改革をめぐる野党側の申し入れを受けた。
土井氏との会談で首相はデノミ問題について「実施には準備期間が3年くらいかかる」とし、将来の実施に含みを残しながらも竹下政権下でのデノミ実施には否定的な考えを示した。《共同通信》
【共通一次試験】最後の実施、全国で37万人が受験
11年目を迎えた国公立大の共通一次試験が21日午後1時から、全国317ヵ所の会場で一斉に始まった。来年から大学入試センター試験に代わるため、今回が最後の共通一次。一日目は国語と理科の試験が行われ、受験生は目指す大学への第一関門に挑んだ。《共同通信》