平成10343日目

2017/05/03

この日のできごと(何の日)

【日本国憲法】施行70年

日本国憲法は3日、施行70年を迎えた。秋の臨時国会以降、衆参両院の憲法審査会を舞台に、憲法改正の具体的項目を巡って各党の駆け引きが激化する見通しだ。大災害時に国会議員の任期を延長する緊急事態条項の新設や、教育無償化などが焦点。安倍晋三首相(自民党総裁)は来年9月の党総裁選で3選を果たした上で、新たな任期となる2021年までの改憲実現を視野に入れる。制定以来一度も改正されていない憲法は、歴史的な転機に立っている。

昨年の参院選で、安倍政権下での改憲に賛同する勢力は衆参両院でそれぞれ改憲案の国会発議に必要な「3分の2」以上の議席を占めた。《共同通信》

安倍晋三首相(自民党総裁)は3日、東京都内で開かれた憲法改正を訴える会合にビデオメッセージを寄せ「2020年を、新しい憲法が施行される年にしたい」と表明した。戦争放棄などを定めた9条に自衛隊の存在を明記する文言を追加するよう提案。教育無償化を巡る議論の進展も促した。憲法施行70年の同日に自らの「悲願」である改憲実現への決意を改めて示し、衆参両院の憲法審査会での論議促進を呼び掛けた形だ。

首相が改憲の実現時期について具体的な目標を明示したのは初めて。教育に言及することで、独自の憲法草案の柱に教育無償化を掲げる日本維新の会の協力を得る狙いがあるとみられる。《共同通信》

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【サッカー・久保建英選手】15歳でJ1デビュー

J1FC東京のユースに所属する15歳のMF久保建英が3日、YBCルヴァン・カップの札幌戦(東京・味の素スタジアム)で後半途中から出場し、トップチームの試合に初出場した。15歳10カ月29日でのJ1公式戦デビューは、リーグ戦に15歳10カ月6日で出た森本貴幸(当時東京V、現川崎)に次ぐ若さ。

4月にJ3最年少得点記録を樹立した久保は、20日に韓国で開幕するU―20(20歳以下)ワールドカップ(W杯)の日本代表にも選ばれている。《共同通信》

【カブス・上原浩治投手】メジャー通算400試合登板

米大リーグは3日、各地で行われ、カブスの上原がシカゴでのフィリーズ戦の5―3の七回に救援でメジャー通算400試合登板を果たし、1回を1三振で三者凡退とした。チームは5―4で勝った。

マーリンズのイチローはレイズ戦に「9番・右翼」でフル出場し、4打数1安打、1四球で4月21日以来の安打をマークした。チームは10―6で勝った。アストロズの青木はレンジャーズ戦に「9番・左翼」でフル出場し、3打数無安打1得点、1四球で日米通算2千安打まであと16のまま。チームは10―1で4連勝。《共同通信》

【北朝鮮】中国を批判

朝鮮中央通信は3日、論評を配信し、中国が米国に同調し北朝鮮に制裁を科しているとして「朝中関係の根本を否定し親善の伝統を抹殺する容認できない妄動だ」と強く批判した。北朝鮮が中国を名指しで批判するのは異例。

トランプ米政権から北朝鮮への圧力強化を求められている中国は、メディアが北朝鮮への石油禁輸に言及するなどけん制を強めている。伝統的友好国である中国の厳しい姿勢に、北朝鮮が猛反発した形だ。

論評は個人名義となっており、国営通信社としての公式な論評とは区別することで、中国への最低限の配慮を見せた。《共同通信》

【北朝鮮】韓国系米国人を拘束

朝鮮中央通信は3日、北朝鮮の国家体制を転覆させようと「敵対的な犯罪行為」をしたとして、平壌科学技術大に会計学教授として招かれていた米国人サンドク・キム氏を、当局が4月22日に拘束したと報じた。キム氏は韓国系。

「犯罪行為」の具体的な内容は不明。トランプ米政権が北朝鮮への圧力を強め緊張が高まる中、米国に揺さぶりをかける狙いもありそうだ。キム氏の拘束は、韓国の聯合ニュースが4月下旬に消息筋の話として伝えていた。

キム氏は平壌国際空港から出国する際に拘束された。同通信は、過去と今回の滞在期間に犯罪行為をしたとし、関係機関が捜査していると伝えた。《共同通信》

【海上自衛隊】初の米艦防護が終了

安全保障関連法に基づき、海上自衛隊が米軍艦艇に初めて実施した「武器等防護」に3日、護衛艦「さざなみ」が合流し、防護対象の米海軍の補給艦やヘリコプター搭載型護衛艦「いずも」と共同訓練を実施した。護衛艦2隻は訓練後、鹿児島県の奄美大島沖で米補給艦と別れ、安保法の新任務を終えた。トラブルはなかった。政府関係者が明らかにした。

政府関係者などによると、いずもは1日午前に神奈川県の横須賀基地を出港、同日午後に房総半島沖で米補給艦と合流した。さざなみも2日に広島県の呉基地をたち、豊後水道を経由して太平洋上で合流した。《共同通信》

【南スーダン】陸自、PKO第2陣が帰国の途に

南スーダン国連平和維持活動(PKO)から撤収する陸上自衛隊部隊の第2陣が3日(日本時間同)、首都ジュバの空港から帰国の途に就いた。防衛省によると、第2陣は約110人で、6日に青森空港に到着する予定。

第9師団(青森市)を中心に派遣されている約350人のうち、第1陣約70人は4月19日に帰国。5月末までに残る全員が撤収し、5年を超えた活動が終了する。

昨年12月に安全保障関連法に基づく新任務「駆け付け警護」の運用が始まったが、新任務が実施されないまま撤収が完了する見通しが高まっている。《共同通信》

【自民党・二階俊博幹事長】ハワイで講演

自民党の二階俊博幹事長は3日午前(日本時間4日未明)、訪問先の米ハワイで講演し、太平洋地域の防災・減災対策の推進に向けて風力や太陽光、地熱などの再生可能エネルギー分野での連携強化が重要だと強調した。

二階氏は「国土強靱化は命の大切さ、尊さといった普遍的な価値観と直結する」と指摘。「同じ太平洋市民として、将来にわたって尊い命を守り、世界の平和と安定に寄与するために助け合おう」と呼び掛けた。

尾崎正直高知県知事も講演し、薄い板を何層も重ねて強度を高めた大型木製パネルの普及に向けた取り組みを紹介し「林業の力で地球環境を改善したい」と語った。《共同通信》

【韓国・女性家族省】少女像撤去は約束ではない

韓国女性家族省は3日、従軍慰安婦問題に関する報告書を発表した。日本が撤去を求めるソウルの大使館前の少女像について、2015年の日韓合意で韓国が適切な解決への努力を表明したことは、撤去の約束ではなく「本質的な合意が誠実に履行されようやく検討される『付随的な合意』にすぎない」と主張した。

報告書作成は政府事業だが、同省は大学研究機関がまとめたとして「内容は研究陣の意見で、女性家族省の公式の立場ではない」としている。像撤去に批判的な国内世論の批判を避けるため撤去の義務を否定する一方で、日本側の反発を憂慮し、内容に関する責任を回避した形だ。《共同通信》

【米軍】ICBM再試験

米軍は3日、核弾頭搭載可能な大陸間弾道ミサイル(ICBM)ミニットマン3の発射試験を、西部カリフォルニア州のバンデンバーグ空軍基地で実施した。米メディアによると、ミサイルは6400キロ以上離れた、太平洋のマーシャル諸島付近に落下した。

ミニットマン3の発射試験は4月26日にも行われたばかり。米軍は今回の発射試験は、前回同様「以前から計画されていた」と説明しているが、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮をけん制する狙いがあるとみられる。

4月の試験では、バンデンバーグ空軍基地からマーシャル諸島方面に約6800キロ飛行した。《共同通信》

【米・トランプ大統領】中東和平仲介に意欲

トランプ米大統領は3日、パレスチナ自治政府のアッバス議長とホワイトハウスで会談し、中東和平を実現するため、パレスチナとイスラエルの仲介役を務めると意欲を表明した。会談後の昼食会で和平合意は「恐らく人々が考えてきたほど難しくないだろう」と語り、楽観的な見通しを示した。

トランプ氏は5月中のイスラエル訪問を検討しており、歴代の米大統領が果たせなかった中東の安定化に向けて本腰を上げる構えだ。

両氏が直接会談したのは初めて。アッバス氏はトランプ氏が中東和平への取り組みに決意を示したことを歓迎し、トランプ氏の「素晴らしい交渉能力」に期待を示した。《共同通信》

【月丘夢路さん】死去

2014年には「宝塚歌劇の殿堂 100人」に選ばれた元宝塚歌劇団娘役スターで、映画「新雪」などでも知られた女優の月丘夢路さんが3日午後1時50分、肺炎のため東京都内の病院で死去した。95歳。広島県出身。

1937年、宝塚音楽歌劇学校に入学。宝塚歌劇団27期生。同期に乙羽信子、越路吹雪らがいる。在団中の40年、宝塚映画「瞼の戦場」に主演し、映画デビュー。42年、水島道太郎と主演した五所平之助監督の映画「新雪」が大ヒットし、映画界でもスターになった。53年には第3回NHK紅白歌合戦に初出場し、映画の主題歌「新雪」を披露した。《スポニチ》



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