平成10344日目

2017/05/04

この日のできごと(何の日)

【北朝鮮による日本人拉致問題】欧州議会と初の政策対話

日本人拉致問題を含む北朝鮮の人権侵害をテーマに、日本と欧州連合(EU)欧州議会の初の政策対話が4日、ブリュッセルで開かれ、日本から加藤勝信拉致問題担当相や拉致被害者家族が出席し、早期解決への欧州の協力を訴えた。対話は欧州で拉致問題への理解を広めることが目的で、議会から対朝鮮半島交流議員団団長や対日交流議員団団長ら3議員が参加。


https://www.rachi.go.jp/

横田めぐみさん(52)=拉致当時(13)=の弟、拓也さん(48)が高齢化する被害者の親が「(被害者と)二度とあえないとのリスクを恐れている」と早期解決を訴えた。田口八重子さん(61)=同(22)=の長男、飯塚耕一郎さん(40)は欧州にも被害者がいる可能性を紹介し、解決には「EU各国の協力が必要」と呼びかけた。

欧州議会は北朝鮮と対話の枠組みを持つことから、加藤担当相は北朝鮮が「誠実な対応」をとるよう「粘り強く説明してもらうことを期待する」とした。対日交流議員団団長のペトル・イェジェック氏は対話後、「問題をより理解できた」と感想を述べた。《産経新聞》

ベルギー・ブリュッセルを訪問中の加藤勝信拉致問題担当相と北朝鮮による拉致被害者家族会のメンバーは4日、欧州連合(EU)日本政府代表部で記者会見し、欧州議会議員やEU関係者に問題の深刻さを直接伝えられ、有意義な訪問だったとの考えを示した。

加藤氏は「EUは(平壌に)大使館を持つ国が多く、議員交流もあるので、拉致問題について(重要問題との)認識を持って北朝鮮に対応していただきたい」と訴えた。

拉致被害者の横田めぐみさんの弟拓也さんと、田口八重子さんの息子飯塚耕一郎さんが加藤氏に同行した。《共同通信》

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【将棋・藤井聡太四段】16連勝

将棋の最年少プロ棋士、藤井聡太四段(14)は4日、大阪市の関西将棋会館で指された新人王戦トーナメントでアマチュアの横山大樹さん(26)を破り、自身の持つデビュー後の連勝記録を「16」に更新した。

藤井四段はこれで新人王戦のベスト8に進出。同棋戦はトップ棋士への登竜門として知られ、歴代優勝者には第一人者の羽生善治3冠(46)がいる。天才棋士への注目が集まる中、非公式戦のインターネットテレビ対局では羽生3冠を破るなど、快進撃を続けている。

対局は藤井四段の後手番。終盤、大駒の飛車を取らせてから持ち前の鋭い終盤力で押し切った。《共同通信》

【韓国】大統領選で初の事前投票

韓国で9日投開票される大統領選の事前投票が4日始まった。5日まで、住民センターなど全国計約3500カ所に設けられた投票所を自由に選び、投票できる。事前投票は2013年の国会議員の再・補欠選から導入され、大統領選では初めて。

韓国は今週、釈迦の誕生日(3日)や、こどもの日(5日)などで飛び石連休となっている。事前投票所はソウル駅や仁川国際空港などにも設けられ、旅行客ら多くの人が投票。中央選挙管理委員会によると、1日目の投票率は11・7%。5日までの投票で過去の事前投票における投票率の最高値を更新する公算が大きい。《共同通信》

【長嶺安政駐韓日本大使】黄大統領代行と会談

長嶺安政駐韓日本大使は4日、ソウルで韓国の黄教安大統領代行と会談した。長嶺氏は会談後、記者団に「安倍晋三首相の気持ちをしっかり伝えた」と説明。従軍慰安婦問題を巡り、釜山の日本総領事館前に設置された少女像の撤去や、同問題の解決を確認した2015年の日韓合意の履行を求めたとみられる。

長嶺氏は昨年12月の釜山の少女像設置を受け、日本政府の対抗措置として今年1月から一時帰国していた。4月4日に帰任した後、黄氏と会うのは初めて。《共同通信》

【バチカン、ミャンマー】国交樹立

バチカン(ローマ法王庁)とミャンマーは4日、両国の国交樹立に合意した。バチカンが発表した。両国は互いに大使館を設置し、大使を派遣する見通し。国交樹立により、「相互の友好関係を促進する」としている。

ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王は同日、ミャンマーのアウンサンスーチー国家顧問とバチカンで面会した。ミャンマー政府は、ミャンマー西部の少数派イスラム教徒ロヒンギャへの人権侵害で国際的に非難されている。法王も今年2月、ロヒンギャが伝統や信仰を理由に「拷問を受け、殺されている」と批判した。《朝日新聞》

【フランス】マクロン氏がルペン氏告訴

フランス大統領選決選投票を目前にした2候補のテレビ討論を巡り、超党派の市民運動「前進」を率いるマクロン前経済相は4日、極右、国民戦線(FN)のルペン候補に偽ニュースを流され、名誉を傷つけられたとして告訴した。地元メディアが伝えた。

3日の討論でルペン氏は「あなたが(租税回避地の)バハマに口座を持っていることをみんなが気付かないよう願っている」と発言した。

マクロン氏は4日、「租税回避地に口座を所有したことは一度もない。間違った発表であり、でたらめだ」と否定。ルペン氏は同日のテレビで「証拠はない」と認めた。だが調べる必要があるとも付け加えた。《共同通信》

【ボコ・ハラム】4年間で子供3900人を殺害

国連は4日、ナイジェリア北東部を拠点とするイスラム過激派ボコ・ハラムが2013年1月からの4年間で、少なくとも子供3900人を殺害したとする報告書を発表した。ガンバ事務総長特別代表は「ボコ・ハラムは自爆テロに子供を利用するなど、言葉にならないほどの恐怖を与えている」と批判した。

報告書によると、ボコ・ハラムはナイジェリアのほか、カメルーン、チャド、ニジェールで自爆テロや学校襲撃を繰り返し、子供を死傷させている。重傷を負った子供はこの4年間で少なくとも7300人に上る。また、誘拐するなどした子供90人に自爆テロを強要した。テロを強要された子供の大半は女児だったという。

ボコ・ハラムは02年にナイジェリア北東部で結成され、キリスト教徒が人口の半数を占める同国のイスラム化を目指しテロを活発化。14年には北東部チボクの学校から約270人の女子生徒を拉致した。《毎日新聞》



5月4日 その日のできごと(何の日)