平成9467日目
2014/12/09
この日のできごと(何の日)
【沖縄県・仲井真弘多知事】退任
沖縄県の仲井真弘多知事は9日、2期8年の任期を満了し、那覇市の県庁で退任記者会見を開いた。米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設問題に関し「道半ばの感が強い。解決のための具体的な取り組みを進めないといけない」と述べ、名護市辺野古移設を進める重要性を最後まで強調。「ノーと言うだけでは進まない」と語り、辺野古移設反対を掲げる翁長雄志次期知事にくぎを刺した。
辺野古沿岸部の埋め立て工法変更を退任間際の5日に承認した判断について「知事の責任を果たすことは、任期残り1日だろうと変わりない」と主張した。《共同通信》
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仲井真弘多知事は9日、2期8年の任期満了に当たり県庁で退任の記者会見を開いた。米軍普天間飛行場の県外移設を公約に掲げながら、普天間の辺野古移設に向けた政府の埋め立て申請を昨年末に承認したことについては、「法令にのっとった処理で誤っていない。基準に適合していれば了(りょう)とするのは当然のことだ」と述べ、承認は事務的な手続きだったと重ねて訴えた。
一方、辺野古埋め立ての工法変更を退任4日前の5日に承認したことについては「残り4日で、という言葉の意味が理解不能だ。今日の夜中の12時まで私が知事で、あらゆる責任は負っている」と主張した。
会見の冒頭、「多くの県民に幅広く、理解、協力、支援を頂いたことに心から感謝する」と述べた。
県庁には前日に続き、仲井真氏に抗議する市民らが詰め掛けた。県職員や警察官が1階県民ホールで通行規制を行い、ほとんどの出入り口を封鎖。来庁者用のエレベーター8機のうち7機を停止させるなど、厳しい警備体制が敷かれた。
仲井真知事は高良倉吉、川上好久両副知事に退職辞令を交付。記者会見に臨んだ後、離任式に出席した。
県民ホールで予定されていた離任式は知事応接室に変更され、仲井真知事は午前11時すぎ、多くの職員の拍手と市民らの怒号が飛び交う中、立ち並んだ職員らの間を通り、正面玄関から退庁した。《琉球新報》
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【ヘイトスピーチ訴訟】在特会側の賠償確定
人種や国籍への差別をあおるヘイトスピーチ(憎悪表現)による街頭宣伝活動で授業を妨害されたなどとして、京都朝鮮学園が「在日特権を許さない市民の会」(在特会)と会員らに損害賠償などを求めた訴訟で、最高裁第3小法廷(山崎敏充裁判長)は9日付で、在特会側の上告を退ける決定をした。約1200万円の賠償と学校周辺での街宣禁止を認めた一、二審判決が確定した。《時事通信》
【Jリーグ・アウォーズ】
Jリーグは9日、横浜アリーナで年間表彰式「Jリーグ・アウォーズ」を開き、最優秀選手に9季ぶり2度目の優勝を果たしたG大阪のMF遠藤保仁を選出した。巧みなゲームコントロールでG大阪をけん引した34歳の遠藤は初の受賞。
ベストイレブンは歴代最多を更新する11度目の選出となった遠藤のほか7人が初受賞。G大阪の攻撃の核となったFW宇佐美貴史、13ゴールを重ねた慶大在学中のMF武藤嘉紀(FC東京)、鹿島の軸に成長したMF柴崎岳らフレッシュな顔ぶれになった。
最優秀監督にはJ1とナビスコカップを制し、天皇杯でもG大阪を13日の決勝に導いている長谷川健太監督が選ばれた。《日経新聞》
【プロ野球・広島】契約更改
広島の丸佳浩外野手が9日、広島市のマツダスタジアムで契約更改交渉し、3900万円増の年俸9千万円でサインした。今季は初めて全試合に出場し、打率3割1分、19本塁打、67打点でベストナインとゴールデングラブ賞に輝いた。「全ての分野で昨季を上回れた」と言いつつ、チームが終盤に失速しただけに「上位との差を感じた。大事な場面でいかに打てるか」と課題も口にした。
3年目で自己最低の7勝(8敗)にとどまった野村祐輔投手は200万円減の5800万円で契約更改した。(金額は推定)《共同通信》
【成瀬善久投手】ヤクルト入団会見
ロッテから国内フリーエージェント(FA)宣言し、ヤクルト入りした成瀬善久投手(29)が9日、東京都内の球団事務所で入団会見し「ローテーションを守ること、2桁勝つことは当たり前だと思っている」と自信を示した。総額6億円の3年契約で、背番号はロッテ時代と同じ17となる。
今季のチーム防御率が12球団ワーストに終わった投手陣で、先発の柱として期待される。5年連続で開幕投手を務めている左腕は「意地はある。チームが違っても、貪欲にそのポジションを狙いたい」と力強く意気込んだ。(金額は推定)《共同通信》
【安倍晋三首相】野党に攻勢
安倍晋三首相は9日、野党幹部の選挙区に相次いで入り、自民党への支持を訴えた。首相は岩手県北上市で「まだまだ復興は道半ば。全力を尽くす」と東日本大震災からの復興を急ぐ考えを強調した。同市を含む岩手4区は生活の党の小沢一郎代表の地元。首相は名指しこそしなかったものの「そろそろ変えた方がいい」と聴衆に呼びかけ、中選挙区時代から15回当選している小沢氏の「牙城」を切り崩しにかかった。
首相はその後、民主党の枝野幸男幹事長の地元、さいたま市大宮区に移動。「(枝野氏は)演説もさわやかで、華麗な経歴。でも結果が出たでしょうか」と民主党時代の混乱を有権者に印象づける戦術をとった。《毎日新聞》
【香港】バリケード撤去を最後通告
香港大規模デモで、香港警察は9日、デモの最大拠点、香港島アドミラリティ(金鐘)のバリケードを11日に全面的に強制撤去すると表明、学生らデモ参加者に撤収するよう最後通告を行った。
だが、デモ隊の一部強硬派は徹底抗戦する意向を示しており、警察との激しい衝突が起きることが懸念される。幹線道の占拠を2カ月以上続けてきたデモは重大な局面を迎えた。
警察は、香港島の繁華街コーズウェイベイ(銅鑼湾)についても、「適切な時期に」強制撤去すると表明した。
大規模デモは、中国が次期行政長官選挙で事実上民主派の出馬を制限する制度を決めたことに反発して起きた。《共同通信》
【ギリシャ】大統領選を前倒し
ギリシャ政府は来年2月に議会で実施予定の大統領選を今月17日に前倒しすることを決め、サマラス首相は9日、次期大統領候補に欧州連合(EU)欧州委員を務めたディマス氏(73)を指名した。
政情不安を回避して市場の懸念を払拭するのが狙い。ただ、選出できない場合は、解散・総選挙となる。EU主導の緊縮財政反対を掲げる急進左派連合(SYRIZA)が与党の支持率を上回っており、SYRIZA躍進なら欧州債務危機の震源地ギリシャが再び混乱に陥ることが懸念される。
大統領選前倒しの情報を受け、9日にはギリシャ国債が売られ、10年物の利回りが上昇した。《共同通信》