平成9468日目
2014/12/10
この日のできごと(何の日)
【沖縄県・翁長雄志知事】就任会見
翁長雄志知事は10日午前、県庁で就任の記者会見を開き、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対し、県外・国外移設を掲げて当選したことを念頭に「公約実現に全力を傾けて頑張る」と表明した。 選挙戦で言及した前知事による辺野古埋め立て承認の取り消し、撤回については「法律的な瑕疵(かし)がないか検証し、専門家の意見も踏まえて判断していく」と説明した。
翁長氏は「来年は沖縄戦から70年となる。この節目に歴史の新しい一ページを開く意味でも知事に就任したことを重く受け止め、全力を挙げて頑張っていく」と述べ、日本とアジアの懸け橋としての沖縄の発展に尽力する考えを強調した。《琉球新報》
◇
米軍普天間飛行場を抱える沖縄県宜野湾市の佐喜真淳市長は10日、普天間の名護市辺野古移設に反対する翁長雄志新知事に対し「(普天間返還に向けた)具体策が示されていない」と苦言を呈した。10日の翁長氏の知事就任を受け、市役所で記者団に答えた。
佐喜真氏は「普天間の負担軽減、危険性の除去に取り組んでほしい。そのための手法を示してほしい」と注文を付けた。
佐喜真氏は11月の知事選で、辺野古移設を推進する仲井真弘多前知事を支援していた。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【ヤクルト・山田哲人内野手】契約更改
193安打でセ・リーグ最多安打を獲得したヤクルトの山田哲人内野手が10日、東京都内の球団事務所で契約更改交渉を行い、5800万円増の年俸8千万円でサインした。日本選手の右打者のシーズン最多安打記録を更新するなど大きく飛躍し「想像以上の成績。個人的にはいいシーズンだった」と笑みを広げた。
プロ4年目の今季は打率3割2分4厘、29本塁打、89打点の好成績をマーク。初のベストナインに輝き、日米野球の日本代表にも選ばれた。来季へ向け「シーズン200安打も打ちたいし、3割、30本塁打、30盗塁もやりたい。目標はいっぱいある」と抱負を語った。(金額は推定)〔共同〕 《共同通信》
【中日・平田良介外野手】契約更改
中日の平田良介外野手(26)が10日、名古屋市内の球団事務所で2度目の契約更改交渉に臨み、1200万円増の年俸4700万円でサインした。前回と同額の提示を受け入れ「すっきりした気持ちで話ができた」と強調した。
前回の保留については「(希望額と)差が大きくて気持ちの整理がつかなかった」と語った。この日は約90分間の交渉で、チームがBクラスであることが査定に影響しているなどと説明され「一から十まで話してもらった。前回保留して良かった」と晴れやかだった。
4番に座り、故障も経験。「いろいろなことがあった。また一つ野球を知れた一年」と振り返り、来季の目標に「本塁打20本」を掲げた。
落合博満ゼネラルマネジャー(GM)は交渉に同席しなかった。(金額は推定)《共同通信》
【特定秘密保護法】施行
国の機密を特定秘密に指定し、漏洩した場合は最高で懲役10年の罰則を科す特定秘密保護法が10日、施行された。共謀したり、唆したりした場合も5年以下の懲役が科される。昨年12月に自民、公明両党の賛成多数で可決・成立した。公務員や防衛産業従事者を対象に、特定秘密を扱える人物かどうか身辺を調べる「適正評価」も実施する。《産経新聞》
【美味しんぼ】鼻血描写修正せずに単行本111巻発売
小学館の漫画誌「週刊ビッグコミックスピリッツ」の人気漫画「美味しんぼ」で、東京電力福島第1原発を訪れた主人公が鼻血を出す描写などが議論になった問題で、これらの場面を収録した単行本111巻が10日、発売された。単行本では鼻血の描写は雑誌掲載時のままだが、登場人物のセリフなど一部の表現が修正された。
4月28日に発売した号で主人公が鼻血で診察を受ける場面は、単行本では医師の発言内容を変え「原発見学で鼻血が出るほどの線量を浴びたとは思えません」と強調。主人公も「原発内での外部被ばくが原因ではありませんね」と答え、原発見学による被曝(ひばく)と鼻血との因果関係を否定する表現に変更した。欄外や巻末に放射線量や被曝に関する調査などの脚注も加えられた。
また、次号で福島大准教授が「福島がもう取り返しのつかないまでに汚染された」と語る場面も、「震災前の政府の基準に従えば、住んではいけない所に多くの人が住んでいる」と修正された。《産経新聞》
【山谷えり子防災担当相】週末の大雪に警戒指示
山谷えり子防災担当相は10日、大雪に関する省庁災害対策会議で、今週末に北日本から西日本の広範囲で豪雪が予想されることから、停電や積雪による交通まひなどに警戒するよう指示した。
省庁からは5日からの大雪により徳島県で集落の孤立や停電が続いたことを踏まえ、除雪機や倒木の撤去などに使う重機を準備すると報告があった。また停電でインターネット回線を使うIP電話が使えなくなった経験を踏まえ、自治体や電力会社に通信手段の確保を要請しているとした。《共同通信》
【ノーベル賞】授賞式
ノーベル賞の授賞式が10日夕(日本時間11日未明)、スウェーデンの首都ストックホルムにあるコンサートホールで開かれた。物理学賞の赤崎勇・名城大教授(85)と天野浩・名古屋大教授(54)、中村修二・米カリフォルニア大教授(60)にそれぞれ、カール16世グスタフ国王からメダルと賞状が手渡された。
「20世紀中は困難」とされた青色発光ダイオード(LED)の基盤技術を赤崎氏と天野氏が開発し、中村氏が実用化への道を切り開いた。
授賞式では、物理学賞選考委員のアン・ルリエー氏が「世界の研究者が断念する中、多大な忍耐と少しの幸運で(LEDに適した)材料を得た。2000回以上実験して成功した」とたたえた。赤崎氏が最初にメダルを受け取り、天野氏、中村氏が続いた。《日経新聞》
【大韓航空・趙顕娥副社長】辞表提出
大韓航空の趙顕娥副社長(40)が、自社機内でナッツを袋のまま出されたことに怒り責任者を降ろして出発を遅らせた問題で、趙氏は10日夕、辞表を提出した。韓国各紙は趙氏が副社長職や複数の系列会社の理事にとどまっているとして批判していた。
聯合ニュースによると、趙氏は系列会社の理事職を辞任するかどうかは明らかにしていない。
東亜日報によると趙氏は8日夜、報道資料を通じ「客室乗務員が規定を無視しながら(私の叱責に)うそで取り繕った」と自身を正当化。だが騒動が大きくなると9日、謝罪した。《共同通信》
【韓国】朴大統領の元側近聴取
韓国の朴槿恵大統領の元側近で、政府高官と密会して人事に介入したと大統領府の内部文書で指摘されたチョン・ユンフェ氏が10日、ソウル中央地検で事情聴取を受けた。
チョン氏は検察庁舎前で記者団に「今回、大変な“火遊び”をした者たち(がだれか)が明らかになるだろう」と述べ、文書流出に関わった者を非難、人事介入は「事実ではない」と主張した。
チョン氏は、4月の旅客船セウォル号沈没の当日に朴氏と会っていたとうわさされ、これを報じた産経新聞の前ソウル支局長は朴氏とチョン氏の名誉を傷つけたとして在宅起訴された。《共同通信》
【モンゴル】連立内閣発足
モンゴルの国民大会議(議会)が新首相に選出したサイハンビレグ氏(45)=前官房長官=は10日未明、与野党議員らで構成するすべての閣僚の任命を終え、新たな連立内閣が発足した。
最大与党の民主党は党内の派閥対立が激しく、新首相は政権基盤安定のため連立を決めた。最大野党のモンゴル人民党からは副首相に加えて5人の閣僚が起用された。
国民大会議は先月5日、アルタンホヤグ前首相の経済低迷などの責任を追及し、辞職勧告決議案を賛成多数で可決。サイハンビレグ氏は21日、首相に選出されていた。《共同通信》
【中国】少数民族の運動家、ハダ氏19年ぶり解放
中国外務省の洪磊副報道局長は10日の定例記者会見で、内モンゴル自治区の民族運動家ハダ氏について「4年の追加刑罰が9日に満期となった」と述べた。国家分裂罪などによる懲役刑を含め計約19年間拘束されていたハダ氏の解放を事実上、確認した。
だが、米政府系放送局ラジオ自由アジアは、治安当局はハダ氏に対する監視を続けていると伝えた。ハダ氏は同ラジオに「(4年間)独房に入れられていた」と明かし、不法な身柄拘束を受けたとして「中国政府と最高法院(最高裁)を必ず訴える」と述べた。《共同通信》
【WADA】ロシアのドーピング疑惑、徹底調査へ
世界反ドーピング機関(WADA)は10日、ロシアで国ぐるみの組織的なドーピング違反疑惑があるとドイツ公共放送が報じたことを受け、徹底調査を始めると発表した。リーディー委員長は「WADAは独立した組織でクリーンな選手を守る任務がある。不正疑惑解明には証拠を集め、厳重な検査が必要になる」と声明を出した。
この問題はシカゴ・マラソンを3連覇した女子のリリア・ショブホワらが公共放送でドーピングの実態を証言。国際オリンピック委員会(IOC)副会長でもある同委員長は「不正を犯した全選手」をターゲットとし、国際陸連(IAAF)の倫理委員会とも連携して情報を共有する。 《共同通信》