平成7627日目
2009/11/25
【この日の鳩山総理】
内閣総理大臣顕彰式
鳩山由紀夫首相は25日午前、日本人で初めて国際宇宙ステーションに長期滞在した宇宙飛行士の若田光一さんを官邸に招き、内閣総理大臣顕彰を贈った。「国民に大きな夢と希望を与え、化学に対する関心の向上に寄与した」とたたえた。《共同通信》
平成21年11月25日、鳩山総理は総理大臣官邸で、若田光一宇宙飛行士に対する内閣総理大臣顕彰式を行い、顕彰状と盾を授与しました。
これは、同氏が我が国の宇宙飛行士として初めて国際宇宙ステーション長期滞在を行い、その間我が国初の有人宇宙実験室「きぼう」の完成をはじめとする数多くの任務を無事遂行し、我が国の宇宙開発の推進に大いに貢献するとともに、この活動を通じ青少年等をはじめ国民に大きな夢と希望を与え、科学に対する関心の向上に寄与した功績が顕著であることによるものです。
雇用戦略対話
平成21年11月25日、鳩山総理は総理大臣官邸で、雇用戦略対話の初会合を開催しました。
この対話は、緊急雇用対策(平成21年10月23日緊急雇用対策本部決定)に基づき、雇用戦略に関する重要事項について、内閣総理大臣の主導の下で、労働界・産業界を始め各界のリーダーや有識者が参加し、意見交換と合意形成を図ることを目的としています。
この日の会合では、雇用維持支援の強化、新卒者支援、貧困・困窮者支援を強力に進めることなどが合意されました。
全国都道府県知事会議
平成21年11月25日、鳩山総理は総理大臣官邸で開催された、政府主催の全国都道府県知事会議に出席しました。
会議には、鳩山総理のほか、菅副総理・国家戦略担当大臣、原口総務大臣・内閣府特命担当大臣(地域主権推進)、平野内閣官房長官、仙谷内閣府特命担当大臣(行政刷新)、知事会側からは麻生渡会長(福岡県知事)ら47都道府県知事が出席し、意見交換を行いました。《首相官邸》
普天間移設「時間的ゆとりない」
鳩山由紀夫首相は25日、首相官邸で開いた全国都道府県知事会議であいさつし、沖縄の米軍普天間基地移設問題について「時間的なゆとりはそれほど持っていない。考えなくてはいけないことを検証する中で、極力早い時期に結論を出さないといけない」と述べた。
日米地位協定の見直しについて「環境に特に力を入れた特別協定というやり方があるかもしれない。一つの識見だ。日本の立場を求めて行動していく」と、環境に関する特別協定の締結も選択肢との考えを示した。
沖縄県の仲井真弘多知事は同会議で「普天間基地は危険な基地だと米軍も言っている。一日も早い危険性の除去、騒音の軽減を図っていただきたい」と要請した。仲井真知事は同会議出席のため官邸を訪れた。《日経新聞》
母親からの資金提供「事実かどうかを含め大変驚いている」
鳩山由紀夫首相の資金管理団体「友愛政経懇話会」(友政懇)を巡る偽装献金問題で、鳩山氏の実母が鳩山氏側に少なくとも数千万円の資金を提供していたことが関係者の話で分かった。3億数千万円に及ぶ政治資金収支報告書の虚偽記載の原資になっているとされ、東京地検特捜部が解明を進めている。鳩山氏は今月4日の衆院予算委員会で、実母の資金が原資になっている可能性を指摘され「ないと信じている」と答弁していた。
実母は大手タイヤメーカー「ブリヂストン」創業者の長女。鳩山氏側への資金提供は振り込みではなく、現金だったという。実母から鳩山氏への個人的な贈与であれば鳩山氏に贈与税(最大税率50%)の支払い義務が生じる可能性がある。実母から友政懇への寄付とすると年間150万円の上限を超え、政治資金規正法の量的制限違反の疑いがある。しかし貸付金であればいずれの問題も生じず、特捜部は今後、資金の趣旨について鳩山氏側に説明を求める。《毎日新聞》
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鳩山由紀夫首相は25日、自身の資金管理団体「友愛政経懇話会」を巡る偽装献金問題で、実母から少なくとも数千万円の資金提供を受けていたことが判明したことに関し「まったく私の知らないところで何が行われていたのか。事実かどうかを含め大変驚いている」と釈明した。首相官邸で記者団に語った。
首相は4日の衆院予算委員会で、実母の資金が虚偽記載の原資になっている可能性を問われ「ないと信じている」と答弁。25日は「今でもそう信じたい。情報が錯綜し、どこに真実があるか見えない。地検の捜査が進んで真実が明らかになることを願っている」と述べた。《毎日新聞》
「科学技術は日本の力だという点」と「予算を詰める」の両面で検討すべき
鳩山由紀夫総理大臣(代表)は25日夕、首相官邸内で「事業仕分けのなかで科学技術に関する予算削減案に対して異論が高まっているがどう考えるか」という記者団の問いに答え、「研究開発はこれからの重要な知的財産であり、大きく飛躍させなければならない」との見解を示した。
そのうえで鳩山総理は、「その基本的な考え方は崩すべきではないが、すべての予算が本当に必要なのかという点検を、国民の立場で行わなければならない」と述べ、科学技術が日本の力だという点と、予算を詰めることができるかどうかという点を両面から検討すべきだという考えを示した。また、「提起されたこと自体よかったと思う」と事業仕分けを評価した。《民主党ニュース》
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【前原誠司国交相】高速無料化「東名、名神は除外」
政権交代後初めての全国知事会議が25日、首相官邸で開かれた。前原誠司国土交通相は2010年度から実施予定の高速道路無料化の試行について「主要都市間を結ぶ基幹路線は基本的に除外する」と述べ、東名や名神高速道路を除外する考えを示唆した。前原氏は理由について「混雑し、渋滞や二酸化炭素排出につながる」と指摘した。
これに先立ち鳩山由紀夫首相は「地域のことは地域で決めていただき、国は必要に応じて支える」と地域主権実現への決意を表明。麻生渡全国知事会長(福岡県知事)が求めた地域主権基本法の制定には「真剣に検討したい」と述べた。《共同通信》
【民主党・小沢一郎幹事長】「鳩山政権の責任・使命は重い」
小沢一郎幹事長は、25日夕都内で開かれた地方自治体議員フォーラム懇親会で挨拶に立ち、総選挙での奮闘に感謝の念を述べたうえで、「鳩山政権発足から約2カ月。新しい民主党政権は、今までの自公政権とは違う、国民との約束を守り、努力している姿を見せること、(政策に関する)結論を出していかなければならない。その責任・使命は重い。中央の政府、特に官僚が全てをコントロールする中央集権体制を根本的に変えなければならない。分権型社会が我々の最終目標」と表明した。
ここへの過程としてまず、陳情・要望を分権型に、地域の、地方の議員である皆さんが窓口となり、都道府県連等の組織を通じ、党本部幹事長室で検討・精査したうえで政府に伝えるとの方針に切り替えたことを報告。官僚と個々の議員との関係であったものを、党としてオープンにすることの意味を説いた。そのうえで、このシステムで「連携を密にしていい成果を上げたい」とした。
さらに、「国会運営、選挙を勝ち抜くことが党にあるものの責任。来年の参院選は決戦の場。民主党として過半数を持つことが政権基盤を強固にするために必要。国民との約束を確実に実行できるようにしたい。大いなる使命を自覚して一層の奮起を」と檄を飛ばした。《民主党ニュース》