平成4698日目
2001/11/18
この日のできごと(何の日)
【 JR東日本】「Suica」サービス開始
改札機通過は触れるだけでOK–。首都圏のJR東日本各駅で18日、集積回路(IC)内蔵カードの定期券の使用が始まった。これまでの磁気式と違い、定期入れから出さず「スイスイ行ける」の意味を込めて愛称は「スイカ」。
一枚で定期券とプリペイドカードの機能を持ち、乗り越し精算も改札を通るだけで、精算機の列に並ばないで住む。定期券の取り忘れや取り違えもなくなる。
プリペイド機能だけのタイプも同時に発売。期限切れが近づいたり、残額が少なくなったら券売機などでデータを書き換えて繰り返し使える。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【J2】最終節
Jリーグ2部(J2)最終節(18日・西京極陸上競技場ほか=6試合)前節まで3位の仙台が1−0で既に優勝を決めている京都に競り勝って2位となり、来季の1部(J1)昇格を決めた。東北地方をホームにするチームのJ1入りは初めて。来年のワールドカップ(W杯)会場にもなる仙台市は、サッカーで盛り上がりそうだ。
仙台は1995年にJリーグ準会員となり、99年にJ2に参加。J1昇格は、Jリーグ理事会の承認を得て正式に決まる。《共同通信》
【大相撲九州場所】8日目
大相撲九州場所8日目(18日・福岡国際センター)大関昇進を目指す関脇栃東が平幕闘牙のはたき込みに屈し、初黒星を喫した。横綱武蔵丸と平幕の追風海は全勝を守って勝ち越しを決めた。武蔵丸は苦戦しながら栃乃洋を寄り切り、追風海は旭鷲山を押し出した。大関は武双山が琴ノ若に送り出され、魁皇は時津海に寄り倒され、ともに5勝3敗。関脇琴光喜は旭天鵬を下して連敗を3で止め、4勝4敗とした。小結同士の対決は朝青龍が海鵬を破り、5勝目を挙げた。海鵬は4勝4敗。全勝の武蔵丸、追風海を1敗で栃東と平幕の貴ノ浪が追う展開となった。十両は朝乃若、大淀、霜鳥が2敗で並んだ。《共同通信》
【ゴルフ・W杯】最終ラウンド
男子ゴルフの世界選手権シリーズ、国別対抗のEMCワールドカップ(W杯)は18日、静岡県太平洋クラブ御殿場コース(7247ヤード、パー72)で最終ラウンドを行い、アーニー・エルスとレティーフ・グーセンの南アフリカが、ニュージーランド、デンマーク、米国との計4チームによるプレーオフを制し、5年ぶり4度目の優勝をした。優勝賞金は100万ドル(約1億2200万円)。
伊沢利光、丸山茂樹で44年ぶりの優勝を目指した日本は72と伸びず、通算18アンダー、270で11位に終わった。
通算24アンダーで並んだ4チームのうち、タイガー・ウッズとデービッド・デュバルで3連覇を狙った米国と、ニュージーランドが、プレーオフ1ホール目(18番)で脱落。2ホール目(14番)で南アフリカがパー、デンマークがパーをセーブできずに決着した。
この日は2人が交互に1つのボールを打つフォーサム方式で争われた。《共同通信》
【三重県海山町】住民投票で原発誘致「反対」
三重県海山町で原発誘致の是非を問う住民投票が18日行われ、即日開票の結果、誘致に反対する票が投票総数の3分の2を占めた。当日の有権者数の約60%にあたる。これを受けて、塩谷龍生町長は同日夜の記者会見で「町内の原発論議はこれで終わった」と断念を宣言、同町への原発誘致は不可能となった。中部電力は「期待したが残念な結果だった。動向を見守りたい」とのコメントを発表した。
原発に絡む住民投票は1996年の巻原発計画(新潟県巻町)、今年5月の柏崎刈羽原発へのプルサーマル計画導入(同刈羽村)に続き3回連続で反対が賛成を上回る結果となり、政府の原子力推進政策に大きな痛手を与えることになった。
町選管によると、確定票は反対が5215票(得票率67%)、賛成は2512票(同32%)だった。当日有権者数は8748人で、最終投票率は88.64%。
電力会社の立地計画のない段階で是非を問う住民投票は全国初。賛成派主導で行われた点でも異例だった。《共同通信》
【宮城県知事選】浅野史郎氏が三選
任期満了に伴う宮城県知事選は18日投票、即日開票の結果、無所属で現職の浅野史郎氏(53)がいずれも無所属新人で弁護士の庄司捷彦氏(58)=共産推薦、元高校教諭の柴田紘一氏(60)の2人を大差で破り三選を果たした。投票率は35.58%で、前回の55.86%を大きく下回り、過去最低だった。《共同通信》
【小泉純一郎首相】「道路4公団を民営化」
小泉純一郎首相は18日午後、都内で開いた小泉内閣の対話集会「タウンミーティング」で、特殊法人改革の焦点となっている日本道路公団など道路関係4公団をいったん統合した上で分割・民営化する意向を初めて表明した。
併せて高速道路整備計画を見直し、同整備計画に即して一般会計から出資金として支出している年間3000億円の投入を来年度から取りやめて、予算歳出を削減する考えも明らかにした。
住宅金融公庫、都市基盤整備公団、石油公団に関しては「民間に委託してやれる。大筋として廃止の方向で事業を全部見直す」と明言した。
首相は高速道路整備計画を見直すため、民間有識者らによる第三者機関を設置する考えを提起。統合した道路関係4公団を民営化する際に「どのように分割するか専門家に議論してもらう」と述べ、分割案作りもゆだねる意向を示した。《共同通信》
【小泉純一郎首相】外相更迭を否定
小泉純一郎首相は18日のタウンミーティングで、田中真紀子外相と外務省幹部の対立を受けて取りざたされている内閣改造問題をめぐり、田中外相に対し、当面、内閣改造や更迭を行わないとの考えを伝えたことを明らかにした。
首相が、このタイミングで外相濃い哲の可能性を重ねて否定したのは、小泉改革が正念場を迎えている中で、与党内に依然くすぶる外相交代論を沈静化させ、閣内の引き締めを図る狙いがあるとみられる。
首相は「(外相には)外交が機能するようしっかりやれ、内閣改造は当面考えていないから余計な心配をしないでやってくれ、と言っている」と述べた。
外務省幹部の対応については「一年たてば(外相が)代わると思ったら大間違い。(外相は)国民を背負っている。いじめたり意地悪したら内閣改造になると思ったら大間違いだ、と(外務省幹部に)言っている」と批判した。《共同通信》