平成3577日目

1998/10/24

この日のできごと(何の日)

【和歌山保険金詐欺事件】男性を「ヒ素中毒」と鑑定

和歌山市の保険金欺事件で、昨年秋にヒ素中毒になった無職男性(35)のカルテや毛髪などを鑑定した専門家が、今年3月の入院時の症状についても「ヒ素中毒とみられる」とする鑑定結果を和歌山東署捜査本部に提出していたことが24日、明らかになった。

警察庁科学警察研究所(科警研)も男性の毛髪やつめから、ヒ素を摂取した痕跡を確認した。捜査本部は元保険外交員、林真須美容疑者(37)が男性の食事にヒ素を混入して殺害を図ったと断定。26日に殺人未遂容疑で再逮捕するとともに、夫のB容疑者(53)の高度障害保険金をめぐる詐欺容疑などでも両容疑者を再逮捕する。

一方、和歌山地検は両容疑者の拘置満期の25日、昨年秋の無職男性のヒ素中毒をめぐる殺人未遂や詐欺などの罪で両容疑者を起訴する方針。

調べによると、男性は平成8年7月から約2年間で計13回、体の不調を訴えて治療を受けた。捜査本部は病院から医療記録の提出を受け、毛髪やつめの鑑定などを専門家に依頼した。

その結果、専門家は、昨年9月の入院時だけでなく、今年3月の入院時も「ヒ素中毒とみられる」との鑑定結果を捜査本部に提出した。《共同通信》

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【プロ野球・日本シリーズ第5戦】横浜17-5西武

プロ野球日本シリーズは24日、西武ドームで第5戦が行われ、横浜打線が序盤から爆発。シリーズ新記録の20安打で打ち勝ち、対戦成績を3勝2敗として2度目の日本一に王手をかけた。横浜は一回にローズが左中間二塁打、二回には指名打者井上の左翼線二塁打、三回にも谷繁の二塁打と長打攻勢で着実に加点。終盤にも打線が爆発し、大量17点を挙げた。

第2戦で西武打線を完封した斎藤隆は、この日も走者を出しながら力投。シリーズ2勝目を挙げた。《読売新聞》

【Jリーグ第2ステージ】第13節

Jリーグ第2ステージ第13節(24日・カシマスタジアムほか=9試合)鹿島アントラーズが、秋田の決勝ゴールで名古屋グランパスを1−0で破り9連勝、勝ち点を31に伸ばし首位を守った。

ジュビロ磐田は、6−1でコンサドーレ札幌に大勝し、1点差で2位をキープ。5試合連続ゴールの中山は今季32得点となり、1995年に福田(浦和レッズ)が記録したシーズン最多得点に並んだ。清水エスパルスもベルマーレ平塚に快勝し、勝ち点を27とした。浦和は柏レイソルに敗れ、優勝争いから後退した。《共同通信》

【日本、韓国】国会議員が親善サッカー

2002年に日韓共催で行われるサッカーのワールドカップ(W杯)の成功に向け、両国の国会議員の交流を強めるため日韓国会議員の親善サッカー試合が24日、ソウル五輪競技場で行われた。

試合は約1000人の観客が見守る中、韓国サッカー協会会長でもある鄭夢準議員(無所属)が2ゴールを決めるなどの大活躍で、韓国側が前半戦を4−0と一方的にリード。しかし、後半に入って韓国側が日本側に同情してか、出場選手をほとんど交代。日本側の往年の名プレーヤー、釜本邦茂議員(自民党)が実力を発揮して2ゴールを決めるなど3点を入れて反撃に転じたが及ばず、結局4−3で韓国議員チームが勝った。《共同通信》

【公明党】3年10カ月ぶりに復活へ

新党平和と公明は24日午後、都内の公明会館で来月7日に旗揚げする合流新党の名称について投票を行い、「公明党」と決定した。1994年12月、新進党結成に伴って消滅した「公明党」の名称が3年10カ月ぶりに復活することになった。《共同通信》

【小渕恵三首相】「橋本行革完成させたい」

小渕首相は24日夜、都内の料理屋で、後藤田正晴・元副総理と会談し、行政改革などへの取り組みについて意見交換した。後藤田氏は「閣僚が結束し、党と政府が一体となって取り組む必要がある」と述べ、政府・自民党の行革への消極姿勢を批判した。

首相は「橋本前首相が進めてきた行革路線は私が何としても完成させなくてはならない」と答え、中央省庁再編など一連の行革を前内閣の方針に沿って推進していく考えを強調した。《読売新聞》



10月24日 その日のできごと(何の日)