平成2833日目

1996/10/10

この日のできごと(何の日)

【ナリタブライアン】引退

競馬の三冠馬、ナリタブライアン(牡6歳)=栗東・大久保正陽きゅう舎=の引退が10日、正式に発表された。大久保正陽調教師が記者会見で明らかにした。来春から北海道で種牡馬生活に入る。

今春の天皇賞で2着に入った後、6月の調教中に競走馬にとって「不治の病」と言われる右前脚屈腱炎が発覚。温泉治療などで再起を図ったが、回復が思わしくなく、現役続行を断念した。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。

外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

このサイトについて

【出雲全日本大学選抜駅伝】

出雲全日本大学選抜駅伝は10日、島根県立浜山公園陸上競技場を発着点とする6区間、42.6キロのコースに20チームが参加して行われ8人を抜いたアンカー小林雅幸の活躍で早大が2時間5分11秒で初優勝した。

早大は1区で6位と出遅れたが、徐々に追い上げ、5区の藤井一博が区間最高の走りで9位に浮上。アンカー小林も区間最高をマークし、一挙に首位に立った。最後は追走していた中大・松田和宏とのトラック勝負になったが、残り200メートルで振り切った。《共同通信》

【パ・リーグ】全日程終了

プロ野球、パ・リーグは10日、今季の公式戦全日程を終了した。連覇のオリックスは全球団から勝ち越す完全優勝で、以下は、日本ハム、西武、近鉄、ロッテの順でダイエーは3年ぶりの最下位だった。

打撃タイトルは史上2位の193安打したイチロー(オリックス)が打率3割5分6厘で3年連続の首位打者。ニール(オリックス)は32本塁打、111打点で二冠に輝いた。盗塁王は村松(ダイエー)が58個で獲得した。

最多勝はグロス(日本ハム)が17勝で2年連続。防御率1位は伊良部(ロッテ)がこの日のダイエー戦で、7回を0点に抑え、防御率2.402で2.404の同僚のヒルマンをかわして、2年連続での獲得となった。

勝率1位は星野(オリックス)が7割2分2厘で7年ぶり2度目。最優秀救援は赤堀(近鉄)と成本(ロッテ)がともに30セーブポイントでタイトルを分けた。最多三振奪取は178の工藤(ダイエー)で、今季から中継ぎ投手を対象に制定されたホールドは島崎(日本ハム)が16ポイントで獲得した。《共同通信》

【プロ野球・ロッテ】江尻亮監督が辞任

ロッテは全日程が終了した10日、江尻亮監督(53)の辞任を発表した。後任監督について重光昭夫オーナー代行は、検討中としているが、前横浜監督の近藤昭仁氏(58)が有力となっている。

関係者によると、球団は近藤氏に対して既に監督就任を打診し、同氏はヒルマン、伊良部の残留を就任の条件としているという。重光オーナー代行は監督候補の名前は伏せたが「リーダーシップのある方にお願いしたい。14日までには発表できるようにしたい」と話している。

江尻監督は5位に終わった不振の責任を取って8日に辞任を申し入れ、この日受理された。球団はフロント入りするよう要請している。《共同通信》

【民主党・鳩山由紀夫代表】従軍慰安婦に国家補償を

民主党の鳩山由紀夫代表は10日午後、遊説先の横浜市内で外国人記者団と懇談し、過去の戦争や植民地支配について、明確な反省と謝罪の表明が必要と指摘した上で「閣僚の中からアジアの人々を刺激する発言が出ることは残念だ。昨年8月の国会決議の際も自民党の抵抗で骨抜きになった」と述べ、自民党の一部から謝罪を拒む動きが出たことについて批判した。

また「南京大虐殺」の事実関係について論争のあることに関しても「あったことは疑いようがない」と述べ、戦争犯罪であるとの認識を明確にした。従軍慰安婦問題についても「国家的補償がなされることが被害者に理解される道だ」と述べた。

【民主党・菅直人代表】“お役所ケーキ”一吹き

秘密主義の役所なんか一吹き? 衆院選真っ盛りの10日、50歳の誕生日を迎えた民主党の菅直人代表が、東京・渋谷駅前でバースデーケーキに立てられたお役所ろうそくの火を吹き消し、行政改革への熱意をアピールした。

このパフォーマンスは、民主党のボランティアグループが企画した。予定時刻よりやや遅れて来た菅氏は、12の省庁名を書いた紙が張られたろうそくの火に大きく、息を吹きかけたが、選挙疲れのためか、途中の「大蔵省」で息が切れる場面もあった。

その後宣伝カーの上に立ち「お役所を吹き消すというのではなく、解体し、変えていかなければならないという思いだ」と、パフォーマンスの意味を説明していた。《共同通信》

【橋本龍太郎首相】神戸港の入港手続き簡素化

橋本龍太郎首相は10日午後、遊説先の神戸市での街頭演説で、阪神大震災の復興策の一環として「神戸港の入港手続きをもっと便利なものにする。そういう細かなところまで気を配ってやらなければならない」と述べ、11日にも入港関連手続きの簡素化を決定する意向を明らかにした。

政府内では、神戸港はじめ国際貿易港へ外国の貨物船が入港する際、提出する書類の様式を整理したり、「書類を窓口に持参しなくてもファクスでも受け付けるなど、港湾手続きの簡素化に近く踏み切ることで固まっている。11日の閣議後の閣僚懇談会で、確認する運びだ。

現在は、入港や検疫、通関などの諸手続きに必要な書類数は膨大な上、運輸、大蔵、厚生など所管省庁ごとに独自の書式で、諸外国に比べ煩雑となっている。

特に神戸港は、阪神大震災で船舶の出入りが激減しており、地元商工会議所などでつくる「神戸港復興推進協議会」が、同港を再活性化し、近隣アジア諸国との競争に勝つためにも手続き簡素化が必要として政府に検討を要請していた。《共同通信》

【橋本龍太郎首相】消費税率アップ「反発少ない」

橋本龍太郎首相(自民党総裁)は10日午後、遊説先の大阪市内で記者会見し、衆院選の争点となっている消費税率の5%への引き上げについて「7年前の参院選では(消費税は)大きなテーマとなり、猛烈な反発にあったが、今回は(税率アップの)必要性を訴えると賛否はともかく『少なくともおまえの言うことは分かった』ということは感じる」と強調した。《共同通信》



10月10日 その日のできごと(何の日)