平成5724日目
2004/09/09
【この日の総理】
平成16年9月9日、総理大臣官邸で総合科学技術会議の第39回会合が開催され、「我が国における宇宙開発利用の基本戦略」を決定しました。
我が国の宇宙開発利用の基本指針としては、平成14年6月に「今後の宇宙開発利用に関する取組みの基本について」が決定されていましたが、その後、国内では環境観測技術衛星「みどりII」などの運用断念やH−IIAロケットの打ち上げ断念などのトラブルの相次ぐ発生、海外では中国による有人宇宙飛行の成功など、国内外における状況が大きく変化しました。
この様な状況を踏まえ、今後10年程度を見通した上で、基本指針を改めて見直した「我が国における宇宙開発利用の基本戦略」が策定されました。この中では、「我が国の国際的地位、存立基盤を確保するため、諸外国における宇宙開発利用の状況を踏まえつつ、人工衛星と宇宙輸送システムを必要なときに、独自に宇宙空間に打ち上げる能力を将来にわたって維持することを我が国の宇宙開発利用の基本指針とする。」としています。また、当面(10年程度)は独自の有人宇宙計画を持たないが、長期的(20〜30年程度)には着手を可能とすることを視野に入れた取組を実施する、としています。
会議の席上、小泉総理は、「フロンティアとしての宇宙の開発利用への挑戦は国際社会における我が国の地位を高めることにも大きく貢献する。関係大臣には引き続き必要な取組を図ってもらいたい。」と述べました。《首相官邸》
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【愛知豊明市母子4人殺人放火事件】
9日午前4時25分ごろ、愛知県豊明市、会社員Aさん(45)方から出火、鉄骨2階建て約160平方メートルが全焼し、1階と2階の焼け跡から妻のBさん(38)とAさんの長男、長女、二男の計4人の遺体が見つかった。
刃物による傷や鈍器で殴られたようなあとがあり、焼け跡から灯油のような油分が検出されたことから、愛知県警は殺害された後、住宅に火をつけられたと断定。殺人、放火事件として特別捜査本部を設置し、本格的な捜査を始めた。出火当時、Aさんは仕事で不在だった。《共同通信》
【民主党】新幹事長に川端達夫氏
民主党の岡田克也代表は9日午後、党本部で記者会見し、代表代行に藤井裕久幹事長(72)、後任の幹事長に川端達夫国対委員長(59)、国対委員長の鉢呂吉雄幹事長代理(56)をそれぞれ充て、仙谷由人政調会長(58)を再任する執行部人事を発表した。
岡田氏は、藤井氏が続投要請を辞退したことに伴う混乱をひとまず収拾。今後、副代表や「次の内閣」などの人事調整を本格化させるが、岡田氏に距離を置く小沢一郎前代表代行、鳩山由紀夫元代表の処遇や清新なイメージを打ち出すための中堅・若手の起用が焦点となる。
13日の臨時党大会で新執行部が正式に承認され、2期目の岡田体制がスタートする。《共同通信》
【この日の民主党】
平成15年分収支報告書・使途等報告書の公表にあたって(談話)
民主党経理局長 若林秀樹
1.平成15年分の政治資金収支報告書および政党交付金使途等報告書が、10日付官報に告示され、公表される。 民主党はこれに先立ち、本日(9日)、平成15年分の党本部収支報告書の全文および党支部収支の概要を党ホームページで公開した。
すでに実施した国会議員の配偶者等を含む資産公開などとともに、政治資金のあり方を合理的で透明性あるものに改革していくため自ら率先して行ってきた情報開示の努力を、さらに一歩前進させたものである。>
またあわせてホームページに調査報告書を掲載しているように、党はこの15年分の本部会計から、法定義務である政党交付金収支(使途等報告書)に対する監査に加え、収支の全体(収支報告書)に対して監査法人による調査(外部監査)を導入した。平成16年分からは、これを支部会計についても導入することを決定し準備を進めている。
2.日歯連によるヤミ献金、迂回献金疑惑をはじめとして、今年も依然、「政治とカネ」をめぐる不祥事が相次いで明るみに出た。党は先の通常国会に、(1)企業・団体献金を受けられる政党支部の限定(2)公共事業受注者等の献金禁止(3)収支報告書等の保存期間の延長(4)インターネットによる報告書等の公開――などを内容とする政治資金規正法改正案を含む政治改革関連一括法案を提出したところである。
今後、日歯連問題等の真相究明と責任の明確化を求めて政府・自民党を厳しく追及するとともに、これらの政治資金制度の改革を実現するために全力をあげていく。その推進力として、「透明性と説明責任」をキーワードに政党・政治文化を変えていく決意で、上記のような自主的改革の努力をさらに強めていく。3.党収支のうち収入面については、自由党との合併と総選挙での前進を反映して政党交付金や(立法事務費からの)委託費が増えた一方、代表選挙の中間期であったこともあり党費・会費が残念ながら目標を下回った。寄附収入や事業収入で一定の改善もあるが、財政基盤の多様化・拡充は依然、課題として残されており、格段の努力をしていきたい。
支出面では統一地方選と総選挙があったことから、選挙関係費のほか宣伝事業費、支部への交付金などが大きく増えた。その詳細はホームページで公開しているとおりであり、国民・有権者による点検・評価もいただきながら、いっそう適正かつ合理的な 支出に努めていく。 以上佐藤観樹元衆議院議員に対する名古屋地裁判決について(談話) 2004/09/09
民主党幹事長 藤井裕久
本日、名古屋地方裁判所は、公設秘書給与の詐欺罪に問われた佐藤観樹元衆議院議員に対し、懲役1年4月の実刑判決を下しました。 党としては、すでに佐藤元議員を除籍処分としていますが、わが党に所属していた議員に対し、実刑判決が下されたことは大変遺憾であり、これを厳粛に受け止め、改めて国民の皆さまに深くお詫び申し上げます。 わが党は、これまで公設秘書に関する情報開示や、公設秘書制度改革に取り組んできましたが、引き続き、政治資金の透明性を高めるとともに、公設秘書制度の抜本的な改革をめざすなど、再発防止の徹底と信頼回復に全力を挙げてまいります。
[常任幹事会]党規約改正案、主要人事案を確認
民主党常任幹事会は9日、会議を開き、13日の臨時党大会に提案する規約改正および人事案を確認した。
党規約改正案は藤井裕久幹事長が提起。党内外委員による政権戦略委員会の設置、常任幹事会議長の新設、両院議員総会召集要件の緩和、衆院比例区に対応したブロック協議会の必置化、政治スクールの設置を柱とする案が、若干の議論とともに確認された。同案は13日午前に開かれる両院議員懇談会での議論を経て、同日の党大会本会議に提案される。
また、人事については、再選が内定している岡田克也代表が主な役職内定者を紹介した。内定者は、代表代行=藤井裕久、幹事長=川端達夫、政策調査会長=仙谷由人、国会対策委員長=鉢呂吉雄、の各氏。
党主要人事が内定
民主党の岡田克也代表は9日、党常任幹事会の会議後に記者会見し、再選が内定している岡田代表のもとで新執行部体制を構成する主要人事内定者を明らかにした。
内定者は以下の通り。
代表代行=藤井裕久衆議院議員
幹事長=川端達夫衆議院議員
政策調査会長=仙谷由人衆議院議員(留任)
国会対策委員長=鉢呂吉雄衆議院議員人選の基準を問われた岡田代表は、「バランスとかは考えていない。人物、実力本位だ」とし、新体制への自信を示した。この日の内定者を含む人事案は、13日の臨時党大会において承認される。
スリランカ外相が岡田代表を表敬訪問
スリランカのラクシュマン・カディルガマール外務大臣が9日、民主党本部を表敬訪問し、岡田克也代表らとスリランカの和平プロセスや2国間関係のあり方などについて意見交換した。
会談の冒頭、岡田代表は「スリランカ政府の和平交渉への努力を評価する」と述べるとともに、予防外交は民主党外交の重要な柱であって、民主党が政権についた場合は和平プロセスにさらに緊密に協力するとの考えを示した。
カディルガマール外相は「スリランカ政府は与党だけではなくて野党との会談を重視している。それは開かれた政治の一つの証だ」と民主党との交流の重要性を強調。また、スリランカと日本の新たな2国間関係を生み出すために文化交流、知的交流など若者レベルの交流を進めていきたいとして、民主党の協力を要請した。
岡田代表は最後に、「スリランカは昔から民主主義政治が強い国だ。選挙による政権交代を目指すわれわれにとっていいモデルになる」と述べ、日本をスリランカのような政権交代可能な国に変える決意を語った。
会談には羽田孜常任幹事、仙谷由人政策調査会長、前原誠司ネクスト外務大臣、松本剛明ネクスト防衛庁長官、藤田幸久国際局長、平野博文調査局長が同席した。《民主党ニュース》