平成8644日目
2012/09/07
【この日の野田総理】
民主党代表選立候補を表明
野田佳彦首相(55)は7日夕、通常国会が事実上閉幕したのを受け官邸で記者会見し、民主党代表選への立候補を表明した。
「残された一体改革や震災復興などの課題と格闘、克服する職責を引き続き担っていきたい」と述べた。現時点で有力な対立候補は見当たらず、首相の再選は確実とみられる。衆院解散時期については明言しなかった。一方、自民党総裁選は谷垣禎一総裁と石原伸晃幹事長の出馬一本化調整が続いた。
民主党代表選は10日告示、21日投開票の日程で実施される。待望論が強かった細野豪志環境相兼原発事故担当相の出馬断念により党内では首相の再選支持が拡大している。《共同通信》
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民主党の細野豪志環境相兼原発事故担当相(41)は7日午前、野田佳彦首相(55)と官邸で会い、党代表選について「私自身は出馬しない」と伝えた。党内の待望論を受け、一時は立候補を前向きに検討したが、原発事故対応を優先すべきだと判断した。首相は夕方に通常国会が事実上閉幕するのを受けて記者会見し出馬を正式表明する。有力な対抗馬とみられていた細野氏が出馬を断念したため首相の再選が濃厚となった。
細野氏は東京電力福島第1原発事故の対応に当たっている。首相との会談後、細野氏は不出馬の理由について記者団に被災地対応、エネルギー政策、原子力規制委員会人事の3点を挙げた。《共同通信》
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【コロワイド】レックス・ホールディングス買収を発表
外食チェーンのコロワイドは7日、「牛角」を展開する同業のレックス・ホールディングス(東京都港区)を買収すると発表した。レックスの株主である投資ファンドから議決権ベースで66.6%の株式を137億円で10月1日に取得する。
コロワイドは居酒屋「甘太郎」「北海道」のほか「ラ・パウザ」「TAPA」「ステーキ宮」など多数のブランド店を経営する形態の外食チェーン。店舗数は925店。
ブランドと店舗網の増強に向けて、人気焼肉店「牛角」をはじめ、「しゃぶしゃぶ温野菜」「土間土間」など1228店を運営するレックスを買収して、一気に店舗数を2000店以上にする。特に現在のコロワイドではいまひとつ低かったブランドの知名度を牛角の加入により、一気に高める。レックス側の店舗チェーンの経営も、コロワイド流に修正することで、効率化し、収益力を高める。《産経新聞》
【警視庁】六本木襲撃グループの映像公開
東京・六本木の飲食店で焼き肉店経営Aさん(31)が男のグループに殴られ死亡した事件で、警視庁捜査1課は7日、事件直前に凶器とみられるバットを持って現場の店に向かう男らが写った防犯カメラの映像を公開した。
映像には2日午前3時40分ごろ、現場の店に近い港区六本木5丁目の交差点付近で、男9人が金属バットを持ったり、目出し帽をかぶったりしながら歩く様子が写っていた。
男らが店に向かう途中、知人とみられる青いTシャツ姿の男に話し掛けられている場面や、同45分ごろ、近くに止めたワンボックスカー2台に駆け込む男らの様子も残されていた。《共同通信》
【自民党総裁選】谷垣、石原氏の一本化は不調に
自民党総裁選で、谷垣禎一総裁(67)と石原伸晃幹事長(55)は7日午前、出馬の一本化に向け都内で会談した。谷垣氏が再選を目指し出馬する意向を説明したのに対し石原氏は自らの出馬を念頭に撤退するよう求めたため、不調に終わった。午後に再会談し7日中の決着を目指す。しかし平行線に終わるとの見方が強く、谷垣、石原両氏が共に出馬の意向を表明する可能性が強まった。
一方、林芳正政調会長代理(51)は午前の支持議員との会合で、出馬に必要な推薦人20人を確保できるとして出馬準備を進める方針を確認した。
谷垣、石原両氏の会談には大島理森副総裁も同席した。《共同通信》
【第180通常国会】事実上閉幕
第180通常国会は7日、衆参両院本会議で閉会中審査手続きを行い、8日の会期末を前に事実上閉幕した。野田佳彦首相が「政治生命を懸ける」とした消費税増税が柱の社会保障と税の一体改革関連法は成立したが、衆参両院議員の定数削減など「身を切る」改革は先送りされた。多くの課題法案も持ち越され、増税先行と「決められない政治」を印象付けた。
新規、継続案件を合わせた政府提出法案の成立率は57・5%。戦後の通常国会で最低だった2010年の54・5%や1968~69年の55・5%に次ぐ低レベルとなった。《共同通信》