平成5339日目

2003/08/21

この日のできごと(何の日)

【小泉純一郎首相】チェコ・シュピドラ首相と会談

チェコ訪問中の小泉純一郎首相は21日午後、プラハ市内の首相府でシュピドラ首相と会談し、来年5月の欧州連合(EU)拡大を踏まえ、両国の関係強化を確認した。シュピドラ首相は「核、ミサイル、拉致問題を包括的に解決し日朝国交正常化を達成する」との日本の立場を全面的に支持する意向を示した。


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会談後(1)イラク復興支援で協力(2)大量破壊兵器の拡散阻止−のほか、政治、経済、文化など幅広い分野で「戦略的パートナーシップ」の構築をうたった共同声明を発表した。

両首脳は会談で、北朝鮮の核問題などの平和的、外交的解決を目指すことで一致。北朝鮮に「検証可能な形で不可逆的、完全かつ迅速に核兵器開発計画を廃棄する」よう求めた。小泉首相は北京で開かれる6カ国協議で拉致問題を提起し、核問題とともに包括的解決を目指す意向を表明。シュピドラ首相も協力を約束した。また大量破壊兵器やミサイルの拡散は国際社会への重大な脅威として、拡散防止で連携することを確認した。《共同通信》


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【第85回全国高校野球選手権】第13日

第85回全国高校野球選手権大会第13日は21日、甲子園球場で準々決勝4試合を行い、22日の準決勝は東北(宮城)−江の川(島根)、桐生一(群馬)−常総学院(茨城)の顔合わせとなった。

常総学院は三回、スクイズと泉田の三塁打などで逆転。その後も自在の攻めで鳥栖商(佐賀)に5−1で快勝。1993年以来10年ぶり3度目の準決勝に進んだ。東北は、準々決勝初の東北勢対決で光星学院(青森)に2−1で競り勝ち、4年ぶり2度目のベスト4進出。宮城県勢の4強入りは89年の仙台育英以来で、14年ぶり4度目となった。江の川は九回、木野下の決勝打で聖望学園(埼玉)に2−1でサヨナラ勝ちし、初の準決勝進出。島根県勢では23年の松江中以来80年ぶり3度目の4強入り。桐生一は一回に2点を先行し、岩国(山口)の追い上げをかわして5−4で逃げ切り、優勝した99年以来4年ぶり2度目の4強入りを決めた。《共同通信》

【世界体操選手権】

世界体操選手権第6日は21日、米カリフォルニア州アナハイムで男子個人総合決勝を行い、日本のエースに成長した冨田洋之(セントラルスポーツ)が57.435点で銅メダルを獲得した。メダル圏内にいたベテラン塚原直也(朝日生命)は、最終種目の鉄棒で落下し、7位に終わった。各種目で安定した演技を見せたポール・ハム(米国)が57.774点で初優勝し、楊威(中国)が2位に入った。

冨田は最初の床運動で15位と出遅れたが、持ち前の見栄えのする演技で徐々に盛り返し、鉄棒で9.687点の高得点を挙げて初出場でメダルを射止めた。日本勢のメダルは1999年天津(中国)大会で塚原が銀を獲得して以来2大会ぶり。《共同通信》

【テニス】

テニスの四大大会男子シングルスで、史上最多の通算14勝を挙げたピート・サンプラス(米国)が21日、全米オープン第1日(25日)に正式に引退を表明することを明らかにした。ウィンブルドン選手権で7度優勝した「芝の達人」は、32歳で競技生活に別れを告げる。

黙々と貫いたサーブアンドボレーに、美しい片手のバックハンド。スタイリッシュで、もの静かな王者だった。スピードあふれるサーブと絶妙のネットプレーは、球脚の速い芝コートが舞台のウィンブルドンで、抜群の威力を発揮した。1990年、19歳になったばかりで出場した全米オープンを男子史上最年少で初制覇。アンドレ・アガシ(米国)とともに、90年代の主役となった。

一方で、球速が遅いクレーコートの全仏オープンはベスト4が1度だけ。ハードコートの全米で5度、全豪で2度優勝しながら、アガシが達成した四大大会全制覇は果たせなかった。《共同通信》

【スーパーフリー事件】元早大生ら3人を起訴

早大生らのサークル「スーパーフリー」(解散)による集団婦女暴行事件で、東京地検は21日、女子大生に対する準強姦罪で会社役員A容疑者(28)を起訴するとともに、元同大2年B容疑者(29)ら2人を追起訴した。

起訴状によると、B容疑者らは2001年12月19日午後8時半ごろ、東京都豊島区高田の同サークル事務所内に女子大生=当時(19)=を連れ込み、酒を飲ませて意識をもうろうとさせた上で暴行した。《時事通信》

【公明党】公約実現をアピール

公明党は21日、次期衆院選に備えたイメージポスターを発表した。汗をかきながら力強く訴える神崎武法代表に「公明党がやる」とのキャッチフレーズ入り。衆院選を「マニフェストを競い合う選挙になる」(神崎代表)と位置付け、ポスターでも「2008年までに安心の社会保障体制を確立」など3つの公約を紹介。既に作成した党マニフェスト原案の政策を実現する決意をアピールしている。

かつての「そうは いかんざき」や、与党と世直しをかけた「与直し公明党」などの駄じゃれ路線から、「直球勝負」(党関係者)に転換した形だが、背景には民主と自由両党の合併で二大政党への機運が高まることへの危機感がある。同党は「ポスターでは神崎氏の顔を大写しにして存在感を強調した」と自信満々だが、政治の場での存在感発揮が今後の課題となりそうだ。《共同通信》

【米軍】イラク元国防相を拘束

米中央軍は21日、イラク国内のクルド住民に化学兵器による攻撃を仕掛け「ケミカル・アリ」の異名で知られるアリ・ハッサン・アル・マジド元国防相を拘束したと発表した。拘束場所など詳細は不明。米CNNによると、拘束は数日前という。元国防相は、米軍がトランプのカードになぞらえて行方を追っているフセイン旧政権幹部55人のうち5番目にランクされていた。依然として確認されていない。イラクの大量破壊兵器に関する情報などを持っている可能性もあり、米軍当局が追及するとみられる。

元国防相はフセイン元大統領のいとこで、イラン・イラク戦争中の1988年、イラク国内のクルド人約5000人を虐殺したとされる毒ガス作戦の責任者だったことから「ケミカル・アリ」と呼ばれた。《共同通信》

【イスラエル・パレスチナ情勢】

イスラエル軍は21日早朝、ヨルルダン川西岸のパレスチナ自治区ジェニンとナブルスに戦車や装甲車で相次ぎ侵攻した。ロイター通信が目撃者などの話として伝えた。西岸トルカレムでも20日深夜、軍事行動を展開し、銃撃戦の末、10代のパレスチナ人少年1人が死亡、4人が負傷した。

イスラエル軍は通常の作戦行動だとしているが、エルサレムで19日夜に起きた自爆テロに対する報復とみられ、パレスチナ和平案(ロードマップ)の履行が大きく後退しそうだ。

イスラエル政府はこれに先立つ20日深夜の緊急閣議で、イスラム原理主義組織ハマスやイスラム聖戦に対する報復の軍事作戦を承認。他の西岸都市にも作戦が広がる可能性がある。

閣議後の声明でシャロン首相は、パレスチナ自治政府が実質的に過激派解体を行わなければ政治対話には応じないと強く警告した。《共同通信》

イスラエル軍は21日午後、パレスチナ自治区ガザ市でイスラム原理主義組織ハマス最高幹部を暗殺、これを受け、ハマスとイスラム聖戦は「対イスラエル攻撃の一時停止」の破棄を宣言した。暗殺はエルサレムで19日に起きた大規模自爆テロへの報復とみられ、テロをきっかけに停戦の枠組みは完全に崩壊した。双方の攻撃激化で、パレスチナ新和平案(ロードマップ)そのものも重大な危機にさらされることになった。

暗殺されたのはハマス最高幹部の一人、イスマイル・アブシャナブ氏と護衛2人の計3人。イスラエル軍は、武装ヘリコプターで同氏の乗った車を攻撃した。

ヨルダン川西岸ナブルスに21日未明に侵攻したイスラエル軍は、同日午後も過激派摘発作戦を続けた。

パレスチナ指導部は20日夜の緊急会議でハマスなどの武装組織解体を協議していたが、自治政府のアッバス首相は暗殺がこうした努力を妨げるものだとして、イスラエルを厳しく批判した。《共同通信》

【MLB】

米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手は21日、トロントのブルージェイズ戦で5打数1安打、打率は3割3分6厘に下げたが、リーグ首位は守った。マリナーズの佐々木投手は3−5の八回に登板し、1/3を2四球で2失点(自責点1)。マリナーズは3−7で敗れた。

カージナルスの田口外野手はパイレーツ戦に途中出場でサヨナラ勝ちに貢献。九回の打席で中前打し、エドモンズのサヨナラ3ランにつなげた。チームは6−3で勝った。《共同通信》

【この日の民主党】

「友人なら米国に国連中心への転換求めるべき」枝野政調会長

民主党の枝野幸男政策調査会会長は、21日の定例記者会見で、イラク国連事務所テロ攻撃に触れ「我々が危惧していた最悪のシナリオをたどりつつある。イラクの復興は国連が中心となり、米英はあくまで国際社会の一員として支える。その本来の姿に戻る機会と、今回の事件をすべき」と述べた。

その上で枝野政調会長は、日本政府の対応について「友人ならアメリカに対して、国連中心に転換を求めるべき」と、政府の姿勢を批判した。また、自衛隊派遣延期論が出ていることについては「いまさら何を言っているのか。イラク復興支援法そのものを、イラクに対する国際社会のあり方を含め、考え直すべき」と強く批判した。《民主党ニュース》



8月21日 その日のできごと(何の日)