平成9346日目

2014/08/10

この日のできごと(何の日)

【台風11号】兵庫県に再上陸

台風11号は10日、高知県に上陸して四国を北上した後、兵庫県に再上陸して近畿を縦断、北陸沖の日本海へ抜けた。西日本を中心に続いた大雨は弱まったが、高知県では総雨量が千ミリ超の地点も出た。気象庁は三重県に出していた大雨の特別警報を全て解除した。

被害も続き、高松市の増水した川などで見つかった4人の死亡が確認されたほか、9日に岐阜県各務原市の川で流された男性も亡くなり、台風の影響とみられる死者は計9人になった。10日に確認された負傷者は50人で、京都市などでは2人が行方不明になった。

和歌山県新宮市の熊野川、徳島県阿南市の那賀川では氾濫が起き、住宅への浸水や道路の冠水なども相次いだ。大気が不安定になった栃木県鹿沼市などでは竜巻とみられる突風が発生し、住宅などに被害が出た。

交通は空路が中部や大阪、四国を発着する便を中心に欠航。東海道・山陽新幹線も一部区間で運転を見合わせ、お盆の帰省客への影響が長引いた。

台風が上陸した高知県は猛烈な雨が続き、馬路村で1時間雨量80.5ミリを観測し、降り始めからの総雨量も約1100ミリに達した。今月上旬の台風12号で豪雨となった仁淀川町なども合計が900ミリを超えた。

徳島県の上勝町や那賀町も総雨量が800~700ミリ台を記録。三重県は大台町や津市、尾鷲市で600~500ミリ台、和歌山県でも田辺市で650ミリに上り、西日本の広い範囲で300ミリ以上の大雨となった。

東海や関東甲信なども局地的に大雨となり、10日の1時間雨量は千葉県東庄町71.5ミリ、岐阜県本巣市69.0ミリ、静岡市61.0ミリ。瞬間風速は高知県・室戸岬52.5メートル、和歌山市44.8メートル、阿南市44メートル、兵庫県・神戸空港40.6メートルだった。《共同通信》

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【青森県三八上北】震度5弱

10日午後0時43分ごろ、青森県三八上北で震度5弱の地震があった。震源地は青森県東方沖で、震源の深さは約50キロ。地震の規模はマグニチュード6・1と推定される。気象庁によると、震源は東日本大震災の余震域と位置付ける範囲のやや北側に外れた場所で、震災との関連は不明。

記者会見した地震津波監視課の長谷川洋平課長は「余震かどうかの厳密な区別は難しく、震災がどれだけ余震域の外部にも影響したかを見極める必要がある」とした。

警察などよると、青森、岩手、宮城各県と北海道でけが人は確認されていない。東北新幹線は一時運転を見合わせたが、間もなく再開した。《共同通信》

【和歌山市長選】尾花正啓氏が初当選

任期満了に伴う和歌山市長選は10日投開票され、無所属新人の元県部長尾花正啓氏(61)=自民、民主、公明推薦=が、元市会議長遠藤富士雄氏(67)や元農協職員中津孝司氏(66)=共産推薦=らいずれも無所属新人の5人を破り、初当選した。投票率は30・84%で過去最低。

3期務めた現職の大橋建一氏は退任、12年ぶりに新市長が決まった。尾花氏は行政に携わった実績をアピール。空洞化が懸念される市中心部の再生を掲げ、組織力を生かして浸透した。

尾花氏は10日夜、「待ったなしの多くの課題がある。市、県、国が一緒になり、元気な和歌山市を実現していく」と強調した。《共同通信》

【長野県知事選】阿部守一氏が再選

任期満了に伴う長野県知事選は10日投開票の結果、無所属で現職の阿部守一氏(53)=自民、民主、公明、次世代、結い、社民推薦=が、信州大名誉教授の野口俊邦氏(71)=共産推薦=と会社社長の根上隆氏(64)の無所属新人2人を破り、再選を果たした。

与野党相乗りの阿部氏は、政党色を抑え、街頭演説を中心に4年間の実績をアピール。2010年の前回知事選では、自民、公明両党が対立候補を支援し約5千票差の辛勝だったが、今回は両党の推薦も受け、選挙戦を終始リードした。日本維新の会県総支部も阿部氏の支援に回った。《共同通信》

【トルコ大統領選】エルドアン氏が当選

トルコで初の直接選挙による大統領選が10日、投開票され、選挙管理委員会は同日夜(日本時間11日未明)、首相からくら替え出馬したエルドアン氏(60)が過半数票を獲得して当選したと発表した。

エルドアン氏は、儀礼的な役割にとどまっていた従来の大統領と異なり、憲法解釈できる範囲内で最大限の権限を行使する方針を示しており、事実上の「エルドアン政権」が続くとの見方が多い。

2003年に首相に就任し空前の経済成長を果たしたエルドアン氏は高い人気を維持。イスラム色の強い与党、公正発展党(AKP)の規則で首相続投が不可能なため、大統領選への出馬を決めた。《共同通信》

【パレスチナ】72時間の停戦受諾

パレスチナ自治区ガザの戦闘をめぐり、エジプトの首都カイロで協議しているパレスチナの交渉団が、エジプトが提案したイスラエルとの72時間の停戦を受け入れた。AP通信が10日、報じた。イスラエルも応じれば、本格停戦へ向けたイスラエルとパレスチナ側の協議再開の可能性が高まる。

前回の72時間の一時停戦期間中、イスラム原理主義組織ハマスが支配するガザからイスラエルへの攻撃はほとんど停止。パレスチナの交渉団にはハマスの代表も含まれており、今回も停戦期間に入れば、攻撃が止まる可能性が高い。《共同通信》

【ASEAN外相会議】南シナ海「深刻な懸念」

ミャンマーの首都ネピドーで開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)外相会議の共同声明が10日、発表された。声明は南シナ海情勢について「緊張が高まる最近の状況について深刻に懸念している」と表明。関係各国に対し、南シナ海での平和を乱す行動を自制することを求めた。

会議は8日に開かれたが、議論が紛糾したため声明の発表は大幅に遅れた。当初、声明案は南シナ海情勢を「懸念している」としていたが、中国の海洋進出への警戒を強めるフィリピンなどの意見を反映し、「深刻な」という文言を加えた。

声明では、南シナ海での紛争を平和的に解決するためには、ASEANと中国が一体で関与することが需要だと指摘。挑発行為などの自制をうたう「南シナ海行動宣言」に関して、「行動宣言を確実に履行するよう、中国とより緊密に交渉していく」と明記した。

ASEANと中国は2002年に行動宣言を採択したが、強制力はない。中国は南シナ海の一部を埋め立てて実効支配しており、フィリピンは「行動宣言」に違反するとして強く批判している。

ASEANと中国は法的拘束力のある「行動規範」の策定に向けて動いている。ASEAN外相声明は、行動規範の早期策定に向けて協議を加速させることも明記した。《共同通信》

【米国】3日連続イラク空爆

米中央軍は9、10両日、イラクの過激派「イスラム国」に対し新たな空爆を加えたと発表した。8日に開始してから3日連続の空爆。北部クルド人自治区の中心都市アルビル周辺や、イスラム国が少数派ヤジド派住民を追い詰めた北部シンジャール近くを戦闘機と無人機で攻撃し、イスラム国への圧力を強めた。

オバマ米大統領は9日午前に声明を発表し、イスラム国に対する米軍の空爆は成果を挙げているとの認識を示した上で、当面継続する可能性を示唆した。空爆は長引く可能性が出てきた。

9日はシンジャール近くを4回にわたり空爆した。《共同通信》

【米国】作家900人アマゾン批判

米著名作家ら900人以上が10日付の米紙ニューヨーク・タイムズに全面広告を出し、米ネット通販最大手アマゾン・コムが電子書籍の販売をめぐり出版社に圧力をかけていると批判した。

広告を出したのは、日本でも人気のあるスティーブン・キング氏やジョン・グリシャム氏、ポール・オースター氏ら。広告によると、アマゾンはフランス系の出版大手アシェット・ブック・グループと電子書籍の価格をめぐって争っており、アシェットの扱う書籍を意図的に予約できなくしたり、配達を遅らせたりするなどして圧力をかけているという。《共同通信》



8月10日 その日のできごと(何の日)