平成6418日目
2006/08/04
【小泉純一郎首相】山口県を訪問
小泉純一郎首相は4日、安倍晋三官房長官の選挙区の山口県下関、長門両市を訪れた。
同県が生んだ幕末の偉人、吉田松陰を尊敬する首相が自ら希望した視察で、この日は弟子の高杉晋作の墓などを見学。討幕運動に向け高杉が決起した功山寺では「晋作の人生は戦いの連続。同じ藩の中で主流派、反主流(で戦った)」と記者団に話し、自民党内の「抵抗勢力」を抑えて改革を進めた自身の姿と重ね合わせているようだった。
首相による安倍氏の地元訪問は、9月の自民党総裁選に向けた「エール」との受け止め方が強いが「人の見方はいろいろ。高杉晋作だって、なかなか自分を理解してくれないという屈折した思いがあったと思う」とかわした。
一方、安倍氏は同日、総裁選でのライバル、谷垣禎一財務相の地元・京都市を訪問。「京都では長州(山口県)人が随分切られた。しかし(明治維新という)回天の事業で木戸孝允とか多くの人たちが、ここで青春を過ごしたと考えると、ある種の感慨を持つ」と郷土に思いをはせていた。《毎日新聞》
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【プロ野球・巨人】最下位転落
横浜2−1巨人◇4日◇東京ドーム
巨人は打力もなければ運もなかった。同点で迎えた8回二死三塁の守り。クローバーが金城を打ち取ったかのように見えた飛球は二塁後方にふらふらと上がり、中堅の高橋由の前、飛び込んだ二塁の木村拓のグラブの先で弾んだ。
これが決勝点になり、8月以降では9年ぶりの単独最下位。「選手の一挙手一投足をしっかり記憶の中にとどめておかないと」球団史上2度目のシーズン最下位がちらつく現実を甘んじて受け止めるしかなかった。《共同通信》
【東京都葛飾区】包丁男に警官が発砲
4日午前10時40分ごろ、東京都葛飾区新小岩のJR新小岩駅前の路上で、男が刃物を振り回し、警視庁葛飾署の巡査部長(46)らに切りかかり、巡査部長らは拳銃を計4発発砲、男を傷害などの現行犯で逮捕した。男は肩と両足を負傷し、巡査部長も左腕の動脈などを切る重傷。同署は殺人未遂容疑でも男を追及する。
同署によると、「主人が包丁を持って飛び出していった」などと女性の声で110番通報があったため、同署地域課の巡査部長と巡査長(26)が駆け付けた ところ、上半身裸の男が両手に包丁を2本持っており、男は「包丁を捨てろ」という警告を無視して、巡査部長の左腕を切り付けた。《読売新聞》
【この日の民主党】
「日本を変える。」ポスター第二弾を発表
鳩山由紀夫幹事長は4日午後、党本部で定例の記者会見を開催し、民主党の新ポスターを披露したほか、安倍官房長官の靖国神社参拝問題、イラクでの航空自衛隊の活動拡大問題などについてコメントした。
まず鳩山幹事長は、先般発表し、既に全国で張られている小沢一郎代表のポスターに続く第二弾として、小沢代表、菅直人代表代行、鳩山幹事長の3人による「イメージポスターをつくった」ことを紹介。このポスターには、3人の笑顔の写真とともに、(民主党が)「日本を変える。」と大きく表記されており、「即ちそれは、政権交代によって日本を動かすということだ」などと鳩山幹事長は述べ、8月中旬以降に全国で貼り出される見込みであることを明らかにした。
また、「安倍官房長官が4月15日に、靖国神社にこっそり参拝をしていたという報道」についても鳩山幹事長は言及。「『官房長官 安倍晋三』と記帳していたと側聞している」とし、このことは、「主要閣僚として参拝されたということだ」と指摘した。そして、「言い訳などは、むしろお止めになった方が良い」と厳しい表情で語り、「なぜ、官房長官として、公人として行かれたのか、国民の前で堂々と発表されるべきだ」とその政治姿勢に苦言を呈した。
鳩山幹事長はこの問題について更に指摘を重ね、「小泉政治の、まさに負の遺産を安倍官房長官が引き継いでおられるという印象を持った」としつつ、昭和天皇のお言葉を記した富田メモが出てきたばかりでもあり、「中国・韓国がどうのこうのという問題ではなく、日本の国内問題として、しっかり答えを出すべきだ」などとした。
米中央軍のアビザイド司令官が、米上院の軍事委員会公聴会で、イラクの宗派対立が特にバグダッドで悪化しており、内戦状態となる恐れがあるとしたことも、鳩山幹事長は指摘。わが国では、イラク特措法に基づく派遣計画を変更し、航空自衛隊の活動地域が拡がったことについても併せて触れて、「きわめて危険な地域であるということで、バグダッドは非戦闘地域だなどという強弁は当たらない」とまず述べ、「断じて許される行為ではない」と派遣計画変更に批判を加えた。そして、「米国への忠誠心でこのようなことをしているのだろう」が、「日本人としての誇り、尊厳を大事にする日本を、もっとしっかりつくり上げていく勇気が必要だ」などと厳しい口調で語った。
小沢代表・菅代表代行・鳩山幹事長のポスターに関しては、記者団からいわゆるトロイカ体制の現状も含めて質問が出された。これに対して鳩山幹事長は、「役割分担がうまくいっている」と改めて自信を示し、併せて神奈川・大阪の衆議院議員補欠選挙の取り組みについても意気込みを語った。《民主党ニュース》