平成1625日目
1993/06/20
この日のできごと(何の日)
【日本新党・細川護熙代表】自民離党組と新党結成へ
日本新党の細川代表は20日、自民党を離党した武村正義前衆院議員のグループ10人や、超党派の政策集団「シリウス」の一部メンバーらと新しい党を結成する方向で協議中であることを明らかにした。細川代表は「既に衆院が解散され事実上の選挙戦に入っているため、具体的な話し合いは、衆院選挙後」とした上で、今回の総選挙中の協力方法などについては近く協議するとしている。
また「(武村氏たちとは)昨年から話し合ってきた」と新党構想をかなり前から準備していたことを示唆し、シリウスについては「実体がないので全部というのではなく、その中の一部の人ということ」と話した。
一方、羽田派については「選挙や国会での協力はすることがあるだろうが同じ党としてやることはない」と述べ、羽田派の新党へ参加する可能性を否定した。《共同通信》
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【平田雄也さん】誕生日
【武村正義氏】グループ名「さきがけ」
衆院での内閣不信任案可決後、自民党を離党した武村正義氏ら10議員のグループ名は「さきがけ」となることが決まった。20日、グループ関係者が明らかにした。「さきがけ」の代表には武村氏が就任し、事務局長は鳩山由起夫氏となる見通し。21日夕の、新グループ旗揚げ記者会見で正式発表される。《共同通信》
【海部俊樹前首相】自民党内改革派を再結集
海部前首相は20日、民放テレビ番組に出演し「(自民党の)政治改革推進議員連盟の運動を派閥横断的に続けていく」と述べ、自民党に残留する改革推進派を再結集する考えを表明した。これに関連して、自民党加藤グループ幹部の吹田愰氏は同日午後、山口市での記者会見で、同議連(代表世話人・谷川和穂氏)の総決起集会を23日に都内の憲政記念館で開くことを明らかにした。
同議連は、海部氏、西岡前総務会長らに羽田派も含む百数十人が国会の会期延長や両院議員総会の開催を求め、15日に発足した。
しかし、武村正義氏ら若手グループが集団離党、羽田派も新党を旗揚げすることから、自民党内にとどまる政治改革推進派として、党内の改革慎重派との姿勢の相違を色分けする思惑も込め、総選挙に向け改めて党内外にアピールするのが狙いだ。吹田氏によると23日の集会に60人前後が出席する見通しという。《共同通信》
【東京都議選】野党党首が舌戦
衆院の解散後初の日曜日となった20日、都議選が真っ盛りの東京では野党党首が一斉に街頭に出て、演説に走り回った。応援演説のスタイルをとってはいるものの訴えの中心は政治改革と政界再編で、首都は早くも総選挙に突入、ダブル選挙の様相だ。一方、宮澤首相は終日、私邸にこもりきりで、勢いづく野党の党首とは対照的だった。
社会党の山花委員長は下町を中心に遊説。午後1時すぎ、JR小岩駅に宣伝カーを止め「自民党が割れ、一党支配の構図が崩れ出した。政治が変わり始めた中で、都議選、衆院選は戦われている」とダブル選挙を宣言。「社会党はもう何でも反対の野党第一党ではない。社会党を中核とした新政府をつくりたい」と時折こぶしを振り上げて熱っぽく語り、約20分の演説のうち都議選に触れたのは1分程度だった。
公明党の石田委員長は、荒川区の荒川遊園前で午後3時すぎから演説。「自民党の一党支配を終わらせ、新しい政治を担う軸をつくらなければならない」と、選挙カーを取り囲んだ支持者や行楽の親子連れに語り掛けるような口調で訴えた。
政界再編の流れを巻き起こした日本新党の細川代表はJR渋谷駅前など山の手を中心に演説。「東京から政治を変える流れを加速させよう。どの政党が、だれが本当の改革派か、しっかり見てほしい」と力を込めて語った。演説が終わると買い物途中の主婦らが盛んに握手を求め細川人気の根強さを示した。
民社党の大内委員長は自分の選挙区の大田区などで、共産党の不破委員長も江東区など下町方面でそれぞれ遊説した。《共同通信》
【ゴルフ・村井真由美選手】今季2勝目
ダンロップ・レディース・ゴルフ最終日(20日・群馬県ツインレイクスCC=6217ヤード、パー72)難しいピンの位置もあってアンダーパーは1人もなし。前日2位の村井真由美がパープレーにまとめ通算4アンダーの284で優勝、賞金900万円を獲得した。3バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの内容だった。
村井は5月の東都自動車レディースにつぐ今季2勝目で、賞金ランキングも3550万円余と一し、6位から一気にトップに浮上した。通算4勝目。1打差の2位は城戸富貴。福島晃子は通算3オーバーの6位、服部道子はさらに1打差の8位だった。帰国初戦の小林浩美は通算9オーバー、25位に終わった。《共同通信》
【ゴルフ・長谷川勝治選手】13年ぶりV
よみうりサッポロビール・オープン・ゴルフ最終日(20日・読売ゴルフメンバーコース=6994ヤード、パー72)初日から首位をキープした長谷川勝治がプレーオフで飯合肇を下し、通算13アンダーの203で優勝、賞金1350万円(前日が中止のため当初の75%)を獲得した。ツアー優勝は1980年の静岡オープン以来、13年ぶり。2度目。
長谷川は13番からの5連続を含む6バーディーー、2ボギーでこの日68。1イーグル、5バーディー、1ボギーの66で追い上げた飯合にプレーオフに持ち込まれた。しかし、1ホール一目でバーディーを奪い、パーの飯合を張り切った。《共同通信》