平成4907日目
2002/06/15
この日のできごと(何の日)
【故竹下登元首相】しのぶ会
故竹下登元首相の三回忌を前に、同氏をしのぶ会が15日、地元の島根県出雲市で行われた。しのぶ会には、竹下氏直系だった自民党の橋本龍太郎元首相や野中広務元幹事長、青木幹雄参院幹事長ら橋本派幹部が駆け付け、故人をしのんだ。
あいさつに立った橋本氏は、1985年に円高誘導した当時のプラザ合意を振り返り、「竹下先生が国際通貨の世界の巨人とひざをつき合わせ、合意をまとめたのは後世の歴史家が指摘する一ページになるだろう」と業績をたたえた。
竹下氏の秘書も務め、二人三脚で政界を歩んだ青木氏は「竹下が初出馬の時、『島根に生まれ、島根で育ち、やがて島根の土になる』と唱えたのがこの出雲だった」と思い出を語った。
しのぶ会では在りし日の竹下氏の姿を収めたビデオが流され、同氏とゆかりのあった地元関係者ら約1200人が遺影に献花した。《共同通信》
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【サッカー・W杯】
サッカーの第17回ワールドカップ(W杯)は15日から1次リーグを勝ち抜いたチームに16チームによる決勝トーナメントが始まった。1回戦2試合を行い、ドイツが13大会連続のベスト8進出を果たし、イングランドも1990年イタリア大会以来の準々決勝進出を決めた。
韓国・西帰浦でのドイツ(E組1位)−パラグアイ(B組2位)はドイツがヌビルの決勝ゴールで1−0で勝った。デンマーク(A組1位)−イングランド(F組2位)は新潟で行われ、イングランドが、オーウェンの今大会初ゴールなどで3−0で快勝した。1次リーグで前回優勝のフランスを破ったデンマークは、前回に続く8強入りは逃した。《共同通信》
【大相撲】勝抜優勝戦
大相撲の勝抜優勝戦第1日は15日、東京・両国国技館でトーナメント方式で行われ、幕内は小結若の里が初優勝、賞金300万円を獲得した。
若の里は魁皇と栃東の両大関を破って決勝に進出。決勝では大関千代大海や関脇朝青龍を退けて勝ち上がった横綱武蔵丸と対戦し、力強く押し出した。十両は岩木山が制した。
◇
横綱貴乃花は、取組には参加しなかったが、雲竜型の横綱土俵入りを披露した。6場所連続で全休中の貴乃花が土俵入りを披露するのは春場所後の北野天満宮奉納以来で、両国国技館では昨年6月の水戸泉引退相撲以来。
横綱武蔵丸に続いて貴乃花の土俵入りがアナウンスされると、ほぼ満員の館内は大きな歓声に包まれた。たくさんのかけ声と、カメラのフラッシュの中で、貴乃花は雰囲気を楽しむようにゆっくりと土俵入りをこなした。
引き揚げた支度部屋では「地道な努力を続け、体調はいい」とほっとした様子。7月の名古屋場所の出場について聞かれると「現時点で軽々しく言えないが、次に出るときは、という気持ちでいます」と、相当な覚悟で臨む考えを示した。《共同通信》
【民主党】野中氏の参考人招致要求を決定
民主党は15日午前、静岡県熱海市で国会対策会議を開き、会期末を控えた国会対応について協議、会期が大幅延長された場合は(1)鈴木宗男衆院議員に対する疑惑(2)中国・瀋陽の亡命者連行を含む日本の対朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)政策、を中心に引き続き政府、与党を追及する方針を確認した。
鈴木氏の官房副長官時代のあっせん収賄容疑が浮上してきていることから、当時の小渕内閣の官房長官を努めた野中広務元自民党幹事長を参考人として招致要求することも決めた。《共同通信》
【森喜朗前首相】今国会終了後に経済閣僚交代を
自民党の森喜朗前首相は15日夕、愛知県豊橋市内で講演し、今国会終了後に経済閣僚の入れ替えを中心とする内閣改造を行うべきだとの考えを表明した。次期衆院選は2004年の参院選との同日選挙が望ましいとの認識を示した。
森氏は「(国民が)一番望んでいるのは景気回復だ」と指摘した上で「本当に小泉内閣はこれに力を入れ始めたという経済関係の閣僚をしっかりそろえることがいいのではないか」と強調した。《共同通信》
【室田日出男さん】死去
「仁義なき戦い」シリーズなどの東映のやくざ映画や時代劇に出演、悪役として人気があった俳優の室田日出男さんが15日午後、肺がんのため東京都新宿区の病院で死去した。64歳だった。北海道出身。
1957年に東映の第4期ニューフェースに合格し、翌年に映画デビュー。十数年の下積みの後、「脅迫(おどし)」で高く評価され、深作欣二監督の「仁義なき戦い」シリーズなどで、貴重な脇役としての地位を固めた。
故川谷拓三さんらとともに、脇役俳優グループ「ピラニア軍団」を結成、悪役をベースとしながら多彩な芸風を発揮した。「前略おふくろ様」「北条時宗」など、テレビドラマにも多数出演した。《共同通信》