平成9286日目
2014/06/11
この日のできごと(何の日)
【この日の安倍総理】
党首討論
安倍晋三首相は11日の党首討論で、集団的自衛権を含む安全保障政策で意見集約が遅れている民主党の弱点を攻め立てた。その一方で、行使容認に賛成している日本維新の会とみんなの党には秋波を送るなど、硬軟織り交ぜて行使容認に懸ける決意を訴えた。
「民主党の立場は果たしてどこにあるのか、よく分からない」。首相は憲法改正が筋だと主張する民主党の海江田万里代表をばっさり切り捨てた。
海江田氏との討論は集団的自衛権一色となった。首相は「私たちは、国民の命と平和を守っていく大きな責任を担っている」「憲法が、国民の命を守る責任を果たさなくてよいと言っているとはどうしても思えない」と持論を展開。中国の海洋進出や北朝鮮の核開発などを挙げ、「民主党も今、目前に起きている出来事にしっかりと誠実に向き合ってほしい」と安保政策でまとまれない民主党内の状況をあぶり出して批判した。
一方で、首相は維新の石原慎太郎共同代表やみんなの浅尾慶一郎代表とは、丁寧に向き合った。集団的自衛権について、「みんなの党や維新の会は、難しい問題だが、あえて国民にその立場を表明している」と持ち上げた。《時事通信》
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【北海道新幹線】新駅名は新函館北斗、奥津軽いまべつ
JR北海道は11日、北海道北斗市で建設が進む北海道新幹線の新駅名を「新函館北斗」、青森県今別町の新駅名を「奥津軽いまべつ」にすると発表した。札幌市の本社で記者会見した島田修社長は「多くの人に愛され、使ってもらえる駅になってほしい」と述べた。
新函館北斗は「新函館」との仮称だったため北斗市側が反発。函館市との協議もまとまらず、両市はJR北海道に一任していた。禍根を残すことを恐れた同社は道に意見を求め、道は新函館の仮称がなじんでいるとする一方、立地する北斗市への配慮も求めていた。
島田氏は「新函館北斗なら新幹線が函館行きであり、駅が北斗市にあることも分かる」と命名理由を説明した。
函館市の工藤寿樹市長は「決定を真摯に受け止めたい。開業効果を青函や道南の地域全体に波及させたい」とコメント。北斗市の高谷寿峰市長は「できれば北斗函館駅がよかったので残念。JR北海道が決めたことなので真摯に受け止め、PRを進めたい」との談話を発表した。
奥津軽いまべつは今別町が昨年4月、同社に要望した通りとなった。
北海道新幹線は2016年春に新青森―新函館北斗間が開業。その後、札幌まで延びる予定。《共同通信》
【東京地検】臨床研究データを改ざん、ノバルティス元社員逮捕
スイス製薬大手の日本法人ノバルティスファーマ(東京)の高血圧症治療薬を巡る臨床研究データ操作事件で、東京地検特捜部は11日、改ざんしたデータを研究者に提供し論文に使わせたとして、同社元社員、A容疑者(63)=神戸市北区=を薬事法違反(誇大広告)容疑で逮捕した。関係者によると、特捜部のこれまでの調べに容疑を否認しているという。《日経新聞》
【日本、オーストラリア】潜水艦技術移転へ協定合意
日本とオーストラリア両政府は11日、外務・防衛閣僚協議(2プラス2)を東京都の飯倉公館で開き、防衛装備品分野の協力に関する協定締結で実質合意したとの共同文書を発表した。エンジン音が静かな日本の潜水艦技術の移転を促進する狙い。さらに、南シナ海でベトナムなどとトラブルを引き起こす中国の活動を念頭に、力による一方的な現状変更には「強く反対する」と踏み込んだ表現でけん制した。
共同文書には、両国のサイバー攻撃対処に関する初の協議を今年後半にオーストラリアで開くと明記している。《共同通信》
【レンジャース・ダルビッシュ有投手】メジャー初完封
米大リーグは11日、各地で行われ、レンジャーズのダルビッシュはアーリントンでマーリンズを相手にメジャー初完封を飾り、7勝目(2敗)を挙げた。大リーグ3年目で初完投。試合は6-0だった。
10勝目を狙うヤンキースの田中将はマリナーズ戦に先発登板し、二回まで無得点に抑えた。イチローは「8番・右翼」で出場し、二回の第1打席は三飛だった。
ロイヤルズの青木はインディアンス戦に「1番・右翼」で出場し、4打数1安打だった。チームは4-1で勝って4連勝。《共同通信》
【イラク】主要都市また制圧
フランス公共ラジオによると、イラク第2の都市、北部モスルなどを掌握したイスラム過激派の武装勢力は11日、北部の主要都市ティクリートを制圧した。武装勢力は北部から首都バグダッドに向け急速に勢力を拡大、イラクが不安定化しマリキ政権が統治能力を失う懸念が深まっている。
ロイター通信によると、武装勢力は同日、モスルのトルコ総領事館を襲撃。総領事と家族、特殊部隊員らを含む48人を拉致し、武装勢力の拠点に連れ去った。トルコ当局は、死傷者はいないとしている。
武装勢力は、イラク最大の製油施設がある北部サラハディン州バイジで製油所制圧作戦を本格化させた。《共同通信》
【ブラジル・サンパウロ】地下鉄ストは中止
サッカーのワールドカップ(W杯)の開幕戦が行われるブラジルの最大都市サンパウロの地下鉄職員労働組合は11日、賃上げを求めて5日から行っていたストライキを中止することを決めた。AP通信が伝えた。
地下鉄は開幕戦が行われる競技場とサンパウロ中心部を結ぶ主要な交通手段。W杯が冒頭から大混乱に陥る事態は回避される見込みだ。
組合側は9日からストを中断していたが、11日に正式に中止を決めた。ただ大会期間中にストを再開する可能性は否定していない。《共同通信》