平成7095日目
2008/06/11
この日のできごと(何の日)
【参院本会議】福田首相への問責決議「可決」
参院本会議が11日午後に開かれ、福田康夫首相に対する問責決議案を民主党など野党の賛成多数で可決した。首相への問責決議案が可決されたのは、現行憲法の下で初めて。これに対して福田首相は問責提案の理由を重く受けとめるとしながら、衆院解散・総選挙について「考えていない」と否定した。自民党・公明党の与党は衆院に内閣信任決議案を提出、12日の本会議で可決する見通し。
野党が問責提出に踏み切ったのは、野党各党が提案した後期高齢者医療制度の廃止法案に自民、公明の与党が反対したことなどが主な理由。小沢一郎民主党代表はあらためて「国民の生活を視野に入れない自己利益の政治に陥っていることが今日の問題を引き起こしている」と現政権を批判した。参院本会議における票数は賛成131票、反対105票だった。《ロイター》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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【改正少年法】成立
原則非公開となっている少年審判の傍聴を、被害者や遺族のみ認める少年法改正案が11日、自民、公明、民主の3党による修正を経て参院本会議で可決、成立した。《産経新聞》
【千葉県東金市】「パンツ売ってくれる?」と女子高生の自転車にメモ
女子高生の自転車の前かごに「あなたのパンツを売っていただけますか」と書いたメモを投げ入れたとして、千葉県警東金署は11日、県迷惑防止条例違反(嫌がらせ行為等の禁止)の疑いで、同県山武市の会社員、S容疑者(43)を逮捕した。「(犯行現場の)駅前で好みの女性を物色した。好みの女性が乗っていた自転車を狙った」と容疑を認めている。被害者と面識はなく、メモに連絡先などは記していなかった。
調べによると、S容疑者は10日午後5時ごろ、東金市東金のJR東金駅前に止めてあった高校3年の女子生徒(17)の自転車の前かごに手書きのメモを入れ、生徒に迷惑や不安な気持ちを生じさせる行為をした疑い。
生徒が同署に被害届を提出。駅前で張り込んでいた署員が11日朝、前かごを物色するなど不審な行動をしていたS容疑者を見つけた。S容疑者が職務質問に容疑を認めたため逮捕した。《産経新聞》
【この日の福田総理】
IT戦略本部
平成20年6月11日、福田総理は総理大臣官邸で、46回目のIT戦略本部を開催しました。
今回の会議では「IT政策ロードマップ」の決定と、これに基づいて具体的な政策方針をまとめる「重点計画-2008」についての議論が行われました。
前回の会合で中間報告された「IT政策ロードマップ」については、特に電子政府への取組について、さらなる前倒しの検討が行われ、その見直した内容に関する説明がありました。
また、毎年定める年度計画「重点計画-2008」に関する説明がありました。この計画は「IT政策ロードマップ」を踏まえ、「IT新改革戦略」に掲げられた15分野の目標を実現するため、2008年度に実施すべき重点的施策を取りまとめたものです。
最後に福田総理は「今日はIT政策ロードマップも決定をしていただいたようでございますけれども、改革工程表に沿ってスピード感を持ってこの問題に取り組んでいただきたい。今のお話もそうでございますけれども、この工程表を見ますと、今まで5年の計画が2年に短縮されたと。やる気になればできるんだと、こういうことがわかりました。あらゆる部門について、本当にスピード感を持って取り組んでいきたいと、このように思っております。」と述べました。《首相官邸》
【この日の民主党】
「福田首相はその任にあらず」 問責決議の可決受け小沢代表
小沢一郎代表は11日夕、福田首相問責決議案の可決を受けて党本部で会見し、国民の生活をまったく視野に入れず、自分たちの利益のための政治行政を変えようとしない福田首相に対し、決議によって総理大臣の任にあらずと明確に伝えたとした。
小沢代表は、提出した理由を問われ、年金や医療、ガソリンや省庁の不祥事などの問題を挙げた上、今の自公政権は国民の生活をまったく視野に入れない、自己利益のための政治に陥っていると指摘。
「福田内閣の国民に対する責任は大変大きい。にもかかわらず、それらの認識が余りにも薄く、しかもそういった政治行政を本当に国民のために変えようともしない。その力もない。そういう政権は何のメリットももたらさない」と見解を述べた。
「福田総理大臣はその任にあらず」と明確に国民の皆さんに知らせるために問責決議というかたちが取られたとの考えを示し、直近の選挙によって主権者に過半数を与えられた民主党が国民の皆さんの大きな声を代弁して福田首相を信任しないという大変な結果を首相自身が受け止めないといけないと語った。《民主党ニュース》