平成4169日目

2000/06/07

この日のできごと(何の日)

【石川県小松市】震度5弱

7日午前6時16分ごろ、北陸地方を中心に強い地震があり、石川県内では小松で震度5弱、輪島、内灘、根上などで震度4を記録した。震源地は小松市沖約100キロで、震源の深さは約10キロ。地震の規模はマグニチュード(M)5.8と推定される。県内では午前8時半現在、同市などで落下物による負傷者が2人出たほか、建物のガラス損壊、店舗の陳列物の散乱、水道断水など被害が広がった。

JR北陸線では特急など57本が運休し、約2万8000人の足が乱れた。金沢地方気象台によると、加賀地方での震度5以上は観測史上初めてとなり、県内では平成5年2月の能登沖地震で輪島で震度5を記録して以来となる。

県内の各地の震度は、輪島、寺井、美川、根上、能都、辰口、内灘、能登島、河内、津幡が震度4、金沢、川北、七尾、内浦、山中、舳倉島、富来、加賀、羽咋が震度3、柳田、珠洲で震度2。

地震は東北地方から中国、四国地方にかけての広い範囲に及んだ。金沢地方気象台は、石川県沿岸への津波の恐れはないとしている。

県内ではさらに、午前6時27分ごろ、同6時36分ごろ、同7時24分ごろ、午後1時4分ごろの4回にわたって余震があり、小松などで震度2−1が確認された。

石川県西方沖を震源地とする地震では、昭和27年の大聖寺沖地震(M6.5)があり、この時は県内で死者7人が出た。最近では平成9年にM4.4の規模の地震があり、各地でブロック塀破損などの被害が生じた。《北國新聞》

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【新潟県警】速度違反の警官8人書類送検、発表せず

新潟県警交通機動隊の元幹部らが刑事罰の対象になる30キロ以上の速度違反をした現職警察官の違反をもみ消していたとされる問題で、県警は7日、捜査二課の巡査部長(42)=違反当時=ら警察官8人を道交法違反の疑いで新潟地検に書類送検していたことを明らかにした。

今月2日に書類送検していたが、新潟地検が7日に公表するまで送検の事実を伏せていた。県警はもみ消しに関与したとみられる上司らについて犯人隠避などの容疑で捜査中で、今後県警幹部も刑事処分を受ける可能性があり、同県警の不祥事はさらに広がりそうだ。

調べによると、8人は1998年4月から今年1月にかけて、同県豊栄市や亀田町などの国道で、乗用車や軽乗用車を運転中、制限速度を31キロから45キロ超えた疑い。

8人の違反はオービスと呼ばれる自動速度違反監視装置で認知され、写真や光ディスクに記録され、本人確認ができ立件可能な状態だったにもかかわらず、県警は処分していなかった。6人は公務時間外だった。8人は違反したことが分かってから上司に報告していたが、違反事実のもみ消しを依頼してはいなかったという。

しかし、記者会見した県警の種谷良二警務部長は、8人の上司についてもみ消しに関与していた疑いがあることを認め、「極めて遺憾なことだと思う」と話した。

また、書類送検の事実を発表しなかったことについて、種谷警務部長は「全体像がわかってから公表するつもりだった。隠すつもりはなかった」と釈明した。《朝日新聞》

【森喜朗首相】民主公約に疑問

森喜朗首相は7日午後、民主党が総選挙公約に所得税の課税最低限引き下げを盛り込んだことについて「引き下げはずっと各政党とも議論があった。選挙になって急にそういうことが出てくるのを見ると、党内でちゃんと合意ができているのか」と述べ、民主党の公約に疑問を呈した。《共同通信》

【森喜朗首相】中国・銭其琛副首相と会談

森喜朗首相は7日夜、中国の銭其琛副首相と首相官邸で会談した。首相は、12日から平壌で行われる韓国と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)との南北首脳会談について「会談を大いに注目している。南北対話の実現に向けて、成果が上がるよう中国のバックアップが必要で、引き続き見守ってもらいたい」と南北対話進展へ中国の支援を要請した。

これに対し、銭副首相は南北首脳会談の開催を支持することをあらためて表明した上で「どのような具体的な成果があるか今、言うのは難しいが、対話すること自体は積極的な意義を持つ。良い方向に進むことを願っている」と述べた。

この後、銭副首相は外務省飯倉公館で河野洋平外相と夕食をともにしながら会談した。銭副首相は河野外相との会談で、台湾問題について、「『一つの中国』を認めれば(台湾と)何でも話し合える。中国の目的は平和的統一と一国二制度の維持だ。こうした姿勢で臨むことを理解してほしい」と述べ、中国の立場に理解を求めた。《共同通信》

【森喜朗首相】ロシア・フリステンコ副首相と会談

森喜朗首相、河野洋平外相は7日午後、故小渕恵三二前首相の葬儀参列のため来日したロシアのフリステンコ副首相と首相官邸などでそれぞれ会談した。

副首相は河野外相に対し、7月の主要国首脳会議(沖縄サミット)でロシアが抱える対外債務の負担軽減問題を重視する考えを表明。森首相との会談では、4月末の日ロ首脳会談で合意した8月末ごろのプーチン大統領の日本公式訪問を再確認し「近いうちに日程を提案したい」と述べた。同時に、日ロ貿易経済政府間委員会を大統領の訪日前に開催するよう提案した。

副首相は大統領訪日を「平和条約問題について詳細に議論する良いチャンス」としながらも「双方の利益を害さない解決法が重要だ」と強調、北方領土問題解決に慎重な姿勢を崩さなかった。

森首相と副首相は、大統領訪日を有意義なものにすることで一致。首相は「両国間で積み上げてきた合意に立脚して幅広い話し合いをしたい」と述べ、クラスノヤルスク合意など過去の合意を尊重するよう求めた。《共同通信》

【スリランカ】自爆テロで22人死亡

スリランカ最大の都市コロンボ郊外で7日昼(日本時間同午後)、反政府勢カタミル・イーラム解放のトラ(LTTE)の犯行とみられる自爆テロ事件が起き、警察や病院当局者の発表によると、グーネラトナー産業開発相ら少なくとも22人が死亡、約60人が負傷した。死者には犯人も含まれるとみられる。

現場は、コロンボの南約15キロのラトマラナ。7日はLTTEとの内戦で死亡した政府軍兵士を慰霊する「戦争英雄の日」で、爆発は、内戦や内戦犠牲者のための寄付を集めていた集会会場で起きた。

警察によると、強力な爆発物を身につけたLTTEメンバーとみられる男性が産業開発相に近づき、自爆したという。同相はラトマーラナが選挙区だった。

スリランカでは4月下旬より、北部ジャフナ半島の支配をめぐり、政府軍とLTTEの戦闘が激化している。最近は政府軍の優勢が伝えられており、焦ったLTTEが政府要人暗殺や治安情勢をかく乱するため、テロに出た可能性が強い。《共同通信》



6月7日 その日のできごと(何の日)