平成4170日目

2000/06/08

【故・小渕恵三元首相】内閣、自民党合同葬

脳こうそくで倒れ首相退陣後、5月14日に死去した故小渕恵三前首相の内閣・自民党合同葬(葬儀委員長・森喜朗首相)が8日午後2時から、東京・北の丸公園の日本武道館で営まれた。皇太子ご夫妻ら皇室関係者、歴代首相や各党党首、経済人、文化人ら各界代表をはじめ、クリントン米大統領や金大中韓国大統領ら各国元首・要人ら約6000人が参列。献花に訪れた一般弔問者も約1800人に上った。


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森首相は追悼の辞で「だれよりも日本の現状と未来を憂い『改革者』たらんと内に秘めた不屈の闘志を燃やし、文字通り身命をとして難局に立ち向かわれたのがあなただった」と功績をたたえ「沖縄サミット(主要国首脳会議)の議長としてさい配を振るっていただきたかった。無念の極みだ」と哀悼の意を表した。

友人代表の堤義明西武鉄道会長は「みぞうの金融危機を立て直すという地道な作業を成し遂げられるのは、あなたのほかになかった。今、日本経済にわずかでも明るい兆しが差し込んだ功績は、あなたに帰すものだ」と遺影に語りかけた。

合同葬には83カ国、3地域、8機関が元首や特使を派遣。在京大使らが参列した国を含めると外国代表は153カ国、3地域、22機関に達した。

前首相の遺骨は午後1時20分ごろ、喪主の妻千鶴子さんとともに東京・王子本町の自宅を出発、国会、首相官邸、自民党本部を経て武道館に到着。19発の弔砲がとどろく中、菊とカーネーションの花で飾られた祭壇中央に安置された。

葬儀では1分間の黙とうの後、スクリーンに在りし日の前首相の姿が映しだされ、森首相に続き伊藤宗一郎前衆院議長、斎藤十朗参院議長、山口繁最高裁長官、堤氏が弔辞を述べた。前首相と家族ぐるみの付き合いをしてきたピアニストの中村紘子さんがショパンのノクターンを演奏し、参列者が順次、献花した。《共同通信》




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【名古屋5000万円恐喝事件】少年3人を少年院送致処分

名古屋の5000万円恐喝事件で、被害少年(15)から現金約800万円を脅し取り、けがをさせたとして逮捕、送致された主犯格の無職少年(16)ら計3人の少年審判が8日午後、相次いで名古屋家裁で開かれ、岩田嘉彦裁判官は「矯正機関で長期にわたる教育を施すことが相当だ」として主犯格の少年に中等少年院送致とする保護処分を決定した

名古屋地検は、異例の「刑事処分相当」との意見を付けて送致したとされるが、同家裁は刑罰を選ばず、少年の保護、更生を図る少年法の立法趣旨を尊重する判断をした。

決定理由で岩田裁判官は「少年は主導的な立場で被害少年に多数回にわたり恐喝や暴行を繰り返した。動機は金欲しさや口封じ、憂さ晴らしで、反省は深さに欠けている」と指摘。そのうえで「16歳であることを勘案すると、事案の重大さを認識させ、相手を思いやる意識を植えつけることが肝要だ」とした。

審判に付き添った弁護士によると、岩田裁判官は「(教育は)2年以上の期間が必要」とし、主犯格の少年は反省の言葉を述べ、裁判官の説諭に涙を流しながらうなずいた。残る2人はそれぞれ中等少年院送致、試験観察とした。これで同事件で逮捕された10人のうち計6人が中等少年院送致となった。

決定によると、主犯格の少年は、準主犯格の無職少年(16)=中等少年院送致=らと共謀して昨年10月、同市緑区の公園で被害少年を殴るなどして脅迫、500万円を脅し取った。さらに今年1月から二月にかけ、現金300万円を脅し取ったほか、被害少年の胸の骨を折るなどの暴行を加えた。

愛知県警の調べでは、主犯格の少年は33回の恐喝行為で約1530万円を手にし、バイクやブランドなどの購入、旅行などに使っていた。《共同通信》

【セ・リーグ】ダレル・メイ投手に出場停止10日間

セ・リーグの高原須美子会長は8日、巨人のダレル・メイ投手が東京ドームで7日に行われた阪神11回戦で、タイムを宣告された後、打席を外した阪神の和田豊選手の頭部付近に投球したことについて「著しく品位を欠いた投球」として、「出場停止10日間、制裁金金50万円」の処分を科した。

また、阪神球団に対しては、7日の試合でメイが投球動作を始める際に、打席を外す行為が再三あったことから、野球規則6・02「打者の義務」の(b)で定める、打者は投手が投球動作を始めたときにむやみに打席を外したり、打撃姿勢をやめることが許されないという規則に違反し、アグリーメントに定める遅延行為として厳重注意処分が科された。

さらに谷博責任審判員ら当日の審判団全員も、メイの行為に対して、野球規則9・01の(c)「審判員は野球規則に明確に規定されていない事項に関しては、自己の裁量に基づいて裁定を下す権能が与えられている」の項を適切に行使しなかったとして、厳重戒告処分された。

7日の試合の七回、代打和田はメイが投球モーションに入ろうとした際に二度打席を外した。さらにその後、和田のタイムがまた認められ、三度目に打席を外した際に、メイが投球モーションをそのまま続け、和田の頭部付近に投球した。《共同通信》

【森喜朗首相】米、韓両大統領と会談

森喜朗首相は8日午前、故小渕恵三前首相の内閣・自民党合同葬を前に、東京・元赤坂の迎賓館で金大中韓国大統領、クリントン米大統領とそれぞれ会談し、12日からの韓国と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の南北首脳会談に向け、対北朝鮮政策で日米韓3国の緊密な連携を確認した。

金大統領は南北首脳会談について「北朝鮮にとって最も重要なのは安全保障と経済の再生だ。北朝鮮がこの目的を達成するには日本、米国、韓国と良い関係の維持が最も良いということを金正日総書記との会談で伝えたい」と述べた。

森首相は「日本は北朝鮮との国交正常化交渉に強い意欲を持っている。日本の意欲を伝えてほしい」と、一日朝国交正常化交渉の早期再開の橋渡しをするように要請。大統領も同意した。

一方、クリントン米大統領は「韓国と北朝鮮の首脳会談は極めて重要だ。北朝鮮が韓国やその他の国々と関係を正常化していくことが重要だ」と強調した。首相は南北首脳会談に関し「大きな変化があることを歓迎すべきだ」と支持すると同時に、対話と抑止を基調とした米国の「ペリー報告」に沿って今後も日米韓の連携を継続していきたいと指摘。クリントン大統領はこれに同意した上で「北朝鮮が韓国やその他の国と関係を正常化していくことは重要だ」と述べた。《共同通信》

【米・クリントン大統領】小渕前首相を追悼

小渕恵三前首相の葬儀参列のため来日したクリントン米大統領は8日、米大使公邸で、前首相の業績と人柄をしのぶ追悼文を自ら読み上げた。

大統領は、前首相の家族と日本国民に心からお悔やみ申し上げるとした上で、経済危機の最中に首相に就任した小渕氏が日本の経済の安定に努力し、東ティモールやコソボ紛争では「平和の大義を強く支持した」と称賛。日米関係については、両国の同盟関係をさらに強化し「21世紀に向け、より確固たる基礎をつくった」とたたえた。

人柄については「故人の電話ぶりは伝説である」と有名な「ブッチホン」のエピソードに触れ、「小渕前首相は、素朴で人間的なやり方で世界中の人々の心に触れた」としのんだ。

また、政治家として駆け出しのころ、群馬の選挙区で福田赳夫、中曽根康弘両元首相といった大物政治家の間で最下位当選を繰り返した苦労を「よく『大きなビルの谷間のラーメン屋』と表現していた」と述懐。「いつもながら謙虚な人だった」とし、「小渕氏はその人となりでこの世界をより良いものにしてくれた」と結んだ。《共同通信》

【この日の民主党】

鳩山代表がダーレマ・イタリア前首相と会談

民主党の鳩山由紀夫代表は8日、小渕前首相の葬儀に参列するために来日したマッシモ・ダレーマ前イタリア首相(ダ前首相)と、党本部で会談した。

「市場を開放しながら、その行き過ぎを是正する“第三の道”をダレーマ氏が党首を務めるイタリア左翼民主党や欧州の中道左派は模索しているが、民主党に近い考え方だ」と述べ、ダ前首相が理事長を務める文化団体「ミレニアム」との交流希望を表明した。

ダ前首相は歓迎を表明し、「長く保守の一党支配が続いたイタリアの政治も、選挙制度の改革で二極化したが、まだ政党の数が多すぎて不安材料がある。今後も政権交代が可能な民主主義の確立をめざし、ともに努力していきたい」とエールを送った。

鳩山代表がビーズレー・オーストラリア労働党党首と会談

鳩山由紀夫代表は8日、小渕前首相の葬儀に参列するために来日したキム・ビーズレー・オーストラリア労働党党首(ビ党首)と党本部で会談した。

鳩山代表はビ党首との会談で、選挙情勢について、「投票率アップが民主党勝利のカギ。有権者に投票に行くよう積極的に呼びかけたい」と表明。また、民主党が打ち出した課税最低限引き下げについて、「選挙になると与党は甘い公約を掲げ、野党はもっと甘い政策を掲げるのが一般的だが、危機的な財政を再建するためあえて厳しい政策を打ち出した」と説明した。

ビ党首はこれを受け、「そうした姿勢は正しい。有権者に厳しいことを訴えるのはつらいが、一時的に国民の不評を買っても正しい政策を貫くのは長期的に見れば良いことだ」と激励した。

愛媛・石川・三重の参院補欠選挙が公示

愛媛、石川、三重3県の参院選挙区補欠選挙が、8日公示された。民主党は愛媛では公認候補を、石川・三重では推薦候補を立てて必勝を期す。3つの補選とも、自民党参議院議員が衆議院選挙にくら替え立候補するため、議員を辞職したことに伴っておこなわれる。

愛媛県の成見憲治候補を応援するため、松山市入りした民主党の菅直人政調会長は、「今回の衆参くら替え劇は、森政権が誕生した密室劇とダブって見える。小渕前首相が倒れ、自民党の5人組が密室で勝手に森総裁を選び、『自民党総裁をなぜ決めてはいけないのか』とウソぶいているが、自民党総裁と総理選びの同一視・軽視・私物化以外の何ものでもない。今回のくら替え劇も、自民党の党利党略で衆参を入れ替えようというもので、愛媛の国会議席の私物化と言わざるを得ない」と自民党を強く批判。そのうえで「しかし、そういう手法を認めてきたことが、今のわけのわからない密室政治をつくってしまった。みなさん、政治の私物化に対し、愛媛から自民党に鉄槌をくだしましょう」と、声を枯らして呼びかけた。

続いて成見候補が、約1000人の支持者が見守るなか、選挙事務所前でマイクを握って第一声。まず、衆参くら替えについて「愛媛の国会議員が自民党のワガママで取り換えられたことに、一県民として我慢できず出馬を決意した。みなさんも、もっともっと怒って、愛媛から国を変えてほしい」と力強く呼びかけた。また、「次々に起きる警察不祥事を見ても、政官業のゆ着で制度疲労がすすみ、機能していない。たとえれば生活習慣病がすすんで慢性化し、直すには手術しかないという状況だ。同じように、日本を立て直すにはもう政権を変えるしかない。みなさんが自分で考え、決断すれば、国政も変えられる」と政権交代実現を訴えた。《民主党ニュース》



6月8日 その日のできごと(何の日)