平成6719日目

2007/06/01

【この日の安倍総理】

かりゆしウェアで閣議

エアコン温度を高めの28度にして地球温暖化対策に役立てるための夏の軽装「クールビズ」が1日スタート。

安倍晋三首相と外国訪問中の麻生太郎外相を除く全閣僚は、初の試みとして沖縄の正装「かりゆしウェア」をそろって着て閣議に出席した。《共同通信》

平成19年6月1日、今日から9月30日までの間、地球温暖化対策にも資する「クールビズ」期間が始まりました。安倍総理以下、全閣僚は沖縄県の夏季の軽装「かりゆしウエア」を着用して閣議に臨みました。

次世代自動車・燃料デモ

平成19年6月1日、クールビズ初日のこの日に総理大臣官邸の中庭で、環境にやさしい次世代自動車・燃料のデモンストレーションが行われました。

安倍総理は、バイオ燃料、電気自動車、燃料電池自動車、水素自動車などの説明を受け、自ら運転をして次世代自動車を体験しました。

総理は「性能が随分向上してガソリン車と変わらない、ガソリン車よりも静かだし、新たな技術をとりいれているので、素晴らしい車ができた。また、こうした車を作るためには、車体、エンジンだけでなく、それを動かすエネルギーも極めて重要だとあらためて実感しました。」と感想を述べました。

また、「来年の洞爺湖サミットは、日本の自然の素晴らしさと地球を守っていくという日本の意志を示すサミットにしていきたい。」と述べました。《首相官邸》




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【横綱白鵬関】奉納土俵入り

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大相撲の新横綱白鵬が1日、東京都渋谷区の明治神宮で約4300人のファンを前に奉納土俵入りを行った。

白鵬は太刀持ちに安美錦、露払いに龍皇を従え、せり上がりで両手を大きく広げる不知火型の土俵入りを披露。

モンゴルから来日中の両親や紗代子夫人が見守る中、一つ一つの動作もスムーズで、しこを踏む時には観客から「よいしょ!」と大きな声が掛けられた。《共同通信》

【皇太子同妃両殿下】長野訪問

長野県安曇野市で開かれる全国「みどりの愛護」のつどい出席などのため、皇太子夫妻は1日午後、JR中央線の松本駅に到着された。昨年10月の奈良市以来、約7ヶ月ぶりの地方公務となる雅子さまは、駅前で出迎えられた約900人に、にこやかな表情で手を振って応えていた。《共同通信》

【赤城徳彦氏】新農相に就任

安倍首相は1日、自殺した松岡利勝・前農林水産相の後任に、赤城徳彦・自民党国際局長を起用した。同日午後に皇居で認証式があり、赤城氏が就任した。元農水官僚で、党農林部会長を務めるなど農政に通じていることを評価した。赤城氏は初入閣。祖父の宗徳氏も、岸内閣などで農相を務めた。《朝日新聞》

【石立鉄男さん】死去

テレビドラマ「おくさまは18歳」「パパと呼ばないで」などで親しまれた俳優の石立鉄男(いしだて・てつお)さんが1日午前11時、急性動脈瘤のため静岡県熱海市内の病院で死去した。64歳だった。

神奈川県横須賀市生まれ。高校卒業後、俳優座養成所を経てデビュー。映画、舞台で活躍し、70年の「おくさまは18歳」で一躍スターに。72年の主演ドラマ「パパと呼ばないで」では子役の杉田かおるさんと共演し、人気を集めた。「雑居時代」「水もれ甲介」「噂の刑事トミーとマツ」「スチュワーデス物語」などに出演。独特のアフロヘア、コミカルで人情味あふれる役で親しまれた。最近まで2時間ドラマなどに出演、幅広い役柄をこなした。

所属事務所によると、同日、熱海市内の自宅で家族が石立さんを起こそうと部屋に行ったところ、起きなかったため、病院に搬送した。その後、死亡が確認された。《朝日新聞》

【この日の民主党】

衆議院内閣委員会で1日午前、政府提出の国家公務員法改正案等に関する質疑が行われ、首相に対しては細野豪志、馬淵澄夫両議員が質問に立った。

民主党が提出している「天下り根絶法案」に対し、政府提出法案は「天下りバンク法案」と称されるように、国家公務員の再就職あっせんを新人材バンク「官民人材交流センター」に一元管理させようというもので、国家公務員の天下りをまさに国ぐるみで容認しているとの見方ができる。

細野議員は冒頭、与党が行った年金時効特例法案を強行採決対して改めて抗議の姿勢を表明。そのうえで、社会保険庁改革の問題は同日質疑される天下り法案とは密接に関わっているとの見方を示し、90年以前は一部、90年代以降はすべての社会保険庁長官の歴代の天下り資料を入手したことを明らかにした。そのひとつである「消えた年金」問題で注目が集まっている年金台帳に瑕疵をした昭和60年当時に長官をつとめ、昭和61年に退官した元社会保険庁長官も、社会保険庁や厚生労働省の関連団体を次々にわたっていった天下り実績を示した。5つの団体をわたっていき、退職後の支給総額は5団体の報酬と退職金で計2億9000万円以上になることを細野議員は指摘した。

また、調査のなかで社会保険庁だけが「個人情報だから」との理由で資料が示されなかった実態も細野議員は明らかにし、税金で支払われているにもかかわらず、こうした隠蔽体質は許されるか迫ったが、首相は明言を徹底的に回避。そうした答弁を受けて細野議員は、責任を負う長官への支給実態を明らかにしないその姿勢を問題視した。

「社会保険庁長官の給与明細を出すという政治判断はしないか」と重ねて追及したが、首相は「公務員は個人情報保護法とどういう関係になっているか、国にどういう責任がかかっているかなどを調べてから」などとするだけだった。

細野議員は社会保険庁改革関連法によって設置される日本年金機構からこうした団体への天下り禁止を政府案は明確に規定しているか質したが、渡辺行革担当大臣は明確な答弁せず、天下り根絶に繋がらない法案の不備が浮き彫りになった。

続いて馬淵議員は、民主党案では「再就職の制限の強化」に向け、国家公務員の天下りを原則禁止する期間を離職後2年間から離職後5年間に拡大。天下り先の規制対象を営利企業に加えて非営利法人等に拡大。また、「政府によるあっせんの禁止」として、各省庁による職員に対する再就職のあっせん等の関与を禁止、「人材バンク」も設置しないこととするなど、「天下り根絶」に向け、実効性ある内容となっていることを首相に改めて説明したうえで、質問に入った。

現時点ですでにある「国家公務員人材バンク」とも呼べる、国家公務員退職者の再就職をあっせんする「総務省人事・恩給局人材情報管理室」の運用状況を総務大臣に質したうえで、7年間でたった1件の実績しか残されていない実態を指摘した。

「公務員退職者が民間企業にマッチングするのは難しい」ということが実績の伸び悩みの大きな要因でもあると馬淵議員は説明。民間の市場原理に見合わないものであり、そうした検証もないまま、「官民人材交流センター」という新たな公務員人材バンクの設置に踏み切ろうとする、政府案の理不尽さを問題視した。

「消えた年金」問題で街頭活動 鳩山幹事長ら聴衆に訴え

民主党は1日、衆議院本会議での社会保険庁改革関連法案、年金時効特例法案などの可決を受けて、東京・有楽町で緊急街頭演説会を開催した。

司会を務めた田村謙治衆院議員(国民運動委員長代理)は、「消えた年金」問題について、民主党が国民の皆さんの怒りをしっかりと受け止め、国会に臨んでいると主張。「まだまだ、たたかいは続く。お一人お一人の力をいただき、さらに頑張る」と決意表明した。

鳩山由紀夫幹事長は、松岡農林水産大臣の自殺に哀悼の意を表した上、いじめを苦にして子どもが命を絶つ事例が立て続けに起こり、文部科学大臣や首相が『命を粗末にしてはならない』とアピールしていたことに言及。閣僚の中からそのような行為が出たことは残念だが 国民の皆さんの政治とカネにまつわる不信感を完全に払拭させるため、政治資金規正法の改正を成し遂げたいとした。

5000万件の消えた年金記録の問題については「我が党がぎりぎりまで質問をしていたからこそ、ようやく(社会保険庁が)重い腰を上げた。そうでなければ、誰も知らないところで葬り去られていたのではないか」と指摘。特例法案の衆院通過について「とても納得できる話ではない」と語った。

柚木道義、郡和子各衆院議員もマイクを握り、衆院厚生労働委員会で消えた年金記録の問題の調査追及に取り組んできた立場から、特例法案では解決にならないことを分かりやすく詳細に聴衆の皆さんへ説明、政治の流れを変える大きい力を民主党に与えてほしいと訴えた。

鈴木寛参院議員は、金融機関の例を挙げて、国民の皆さんの年金保険料を社会保険庁がどのように預かり管理してきたか、実態を明らかにして原因を究明し、再発防止策を講じ、被害を受けた皆さんを救済すべきだと主張。政策以前にこの基本的なことができていなかった自民党を中心とする政権の長期化の問題点を論じ、政権交代が必要だとした。

野田佳彦国民運動委員長は、情報公開を求め、挙証責任は政府にあると主張し、社会保険庁や安倍政権を救済するのではなく、実際に被害を受けている、『100年安心』を信じてまじめに年金保険料を納めてきた人たちを救済するのが民主党だとして、政府与党と民主党の立場の違いを明確にし、更なる支援を求めた。《民主党ニュース》



6月1日 その日のできごと(何の日)