平成6339日目

2006/05/17

【小泉純一郎首相】国連・アナン事務総長と会談

来日中のアナン国連事務総長は17日夕、首相官邸に小泉純一郎首相を訪問し、国連改革や国際情勢などについて意見交換した。会談後、アナン氏は記者団に対して会談の内容を説明。日韓関係に関して、先に訪問した韓国での要人の反応を首相に説明した後、「緊張を緩和し、関係を改善すべきだ」と要請したことを明らかにした。首相は「2国間関係は良好であることが望ましい。5年間の首相在任中に日韓関係は拡大した。将来についても希望が持てる」と応じたという。

首相の発言内容に関して、アナン氏は「ドアは開かれている感触を持った。何か障壁があれば、その障壁を取り除く大きなジェスチャーが必要だと感じた」と語り、関係改善に向けて日本側も努力する必要性を指摘した。《日経新聞》

5月17日のできごと【小泉純一郎首相】国連・アナン事務総長と会談

平成18年5月17日、小泉総理は総理大臣官邸にて、国際連合のコフィー・アナン事務総長の表敬を受け、会談しました。

冒頭小泉総理から、国連加盟50周年の記念切手を発行することをアナン事務総長に紹介しました。

その後、会談にて、国連改革、北朝鮮の拉致問題・核の問題、また事務総長が韓国経由で来日したことから、日韓関係についての議論を行いました。

またガーナ出身のアナン事務総長に、小泉総理が「アフリカの疾病の研究に寄与した科学者へ、ガーナで研究を行った野口英世賞を考えている」と話すと、アナン事務総長は「野口英世博士はガーナでも大変尊敬されている。貧しい者の疾病の研究に賞を与えるということは大変意義深い」と応じ、アフリカ開発の重要性についても意見交換を行いました。《首相官邸》




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【ハリー・ポッターと謎のプリンス】シリーズ第6巻発売

【耐震偽装事件】警視庁、ヒューザー社長を逮捕

耐震強度偽装事件で、警視庁と千葉、神奈川県警の捜査本部は17日、強度不足と知りながらマンションを販売したとする詐欺容疑で、マンション販売会社「ヒューザー」(東京都大田区、破産手続き中)社長のA容疑者(52)を逮捕した。

同様の事情を認識しながら建設したホテルの工事代金を受け取ったとして、同容疑で「木村建設」(熊本県八代市、同)社長のK(74)、元専務のM(51)の両容疑者を再逮捕した。捜査は欠陥建築物に対する刑事責任追及の核心に入った。3人は容疑を否認しているという。《朝日新聞》

【楽天・愛敬尚史投手】プロ6年目、通算108試合目で初黒星

ヤクルト6−1楽天◇5月17日◇フルスタ宮城

ヤクルトが今季初の4連勝。石川がシンカーを効果的に使い、7回途中まで1失点で5勝目。打線は1回にラロッカ、宮本の連続適時打で2点を先行し、5回はラミレスが2点適時打を放った。楽天は4連敗で借金20。愛敬はプロ初黒星。《共同通信》

【小泉純一郎首相】民主党・小沢一郎代表と党首討論

小泉純一郎首相と小沢一郎民主党代表との党首討論が17日午後に行われ、医療制度改革関連法案をめぐり同日行われた衆院厚生労働委員会での強行採決や、16日に衆院本会議で審議入りした教育基本法改正案などをテーマに応酬した。

小沢氏が民主党代表に就任してからは初めての党首討論。医療改革法案採決に絡み小沢氏は「野党が議論したいと言っている以上、その時間を十分与えるべきだ。こういうことを繰り返さないよう要望する」と訴えた。

首相は「基本的に同感だ」とした上で「十分、時間をかけ審議、採決するのがひとつの民主主義の在り方だ。円滑に審議を進めていくよう心がけたい」と答弁した。《共同通信》

5月17日のできごと【小泉純一郎首相】民主党・小沢一郎代表と党首討論

小沢一郎代表の代表就任後初めての党首討論が17日午後、衆議院で行われた。小沢代表は日本社会の現状を憂い、教育の重要性を説くとともに、鋭く小泉首相の認識不足を追及した。

衆議院厚生労働委員会での強行採決に抗議

小沢代表は冒頭、衆議院厚生労働委員会で、医療制度改革法案が与党によって強行採決されたことに触れ、「了解できない」とした上で、論議を尽くして採決すべきであり、野党がまだ審議すべきことがあると言っている場合は採決すべきないとして、「議会制民主主義の上からも、議論すべきは十分議論するという態度に与党がなるべきだ。この国会の後1ヶ月間はこういうことを行わないよう願いたい」などとして、小泉首相の見解を求めた。

小泉首相は、「基本的な話は同意見だ。審議が終えれば採決するのがルール。できるかぎり円滑に審議を進めたい」と答えた。これに対して小沢代表は、「(強行採決を)したばかりで賛成と言われても困る。総理がその意見なら、国会にそう指示すれば済むこと」と指摘し、議会制民主主義を軌道に乗せるよう要請した。

戦後体制と歪み 子殺し、親殺しの現象の原因は

小沢代表は次に、日本社会で、「親殺し、子殺しなど信じられない事件が頻発している。心の荒廃、荒んだ社会に対して、われわれ野党も含めて、政治がきちんと対応しなければならない」とした上で、「責任者としてどう考えるのか」を質した。小泉首相は、「親の世代が人間としてどうあるべきかを、素直に心の中で問い直す時代だ」などと答えるだけで、日本の最高責任者としての自覚は何ら語らなかった。

小沢代表は、こうした事件の背景として戦後体制から考えなければならないとして、戦後体制の中で「直さなければならないところ」を質した。首相は、財政、環境、社会保障制度、子どもの教育などを抽象的に挙げるにとどまり、具体的には答えなかった。

小沢代表は、一番の問題は教育の問題だとして、「大人が目先の利益だけを考えている。目先の利益だけあればいいという、ヒューザー、ホリエモンなどが輩出する中、それで子どもが育つわけがない」と指摘した。その上で、こうしたことが教育基本法の改正につながったとし、「教育の責任はどこにあるのか」と質した。首相は、行政の責任者としての責任は全く感じさせず、「親にあると思う。親が子を可愛がらないで子が育つのか」などと答えた。小沢代表は、その答えは家庭教育、社会教育の話だとして、学校教育の責任を改めて質した。

教育の責任はどこに

小泉首相は、「文部省、教育委員会もあるが、教師。子どもと信頼関係つくることが大事」とし、習熟度教育が必要ではないか、とここでも自らの責任者として自覚のない答弁に終始した。

小沢代表はこれに対して、「制度論を聞いている。戦後体制そのものの問題だと思う。教育の根本問題だ」として、現行法では教育の責任は各教育委員会にあり、文部科学省は指導と助言にとどまることを指摘。その上で、教育基本法改正の政府・与党案では、この点がどうなっているのかを質した。

小泉首相はこれにもまともに答えず、「与野党で議論を進めていただきたいと思う」とした。

小沢代表は、民主党の日本国教育基本法案(新法)では、国に責任がもつことになっているとした上で、政府案には「歪んだ教育行政の是正という視点がない」と批判した。また、「もう一度、与党案を開いて、本当に今の教育、子どもたち、人づくりができるのか、もう一度考えてもらいたい」として討論を終えた。《民主党ニュース》

【民主党・小沢一郎代表】教育基本法など首相はよくご存じなかったのでは

小沢一郎代表は17日午後、党首討論終了後に国会内で記者会見を行い、党首討論での、政府・与党の教育基本法案、教育問題への首相の認識や感想を問われ、「よく分かっていなかったのではないか。質問の意味も、与党の教育基本法案についても、よくご存じなかったのでは」などと答えた。

また、教育についての議論は深まったのか問われた小沢代表は、「深まったかどうかは諸君がよく分かるではないか。聞いた人が判断する」と答えた。更に、政府・与党の教育基本法改正案が成立した場合に、日本がどういう未来を迎えるかと問われ、「現状のままでは、小首をかしげつつ泥沼に入るということになりかねない。権力サイドからの愛国論・秩序論と、偏狭なナショナリズムが結びつくことが、日本にとっての最悪のシナリオだ」などと答え、日本の現状への危機感を明らかにした。

党首討論の意義について問われた小沢代表は、「もっと回数をやった方がいい。英国では毎週やっている。野党ももう少し考え、総理をあまり色々な委員会に引っ張ってはいけない。もう少し、勉強していただいて、勉強しているのか、考えているのか、いないのか、はっきりさせることができる、いい仕組みと思う」と答えた。《民主党ニュース》



5月17日 その日のできごと(何の日)