平成2067日目

平成6年9月5日(月)

1994/09/05

【向井千秋宇宙飛行士】帰国


向井千秋 メダカと飛んだ15日

スペースシャトル「コロンビア」に搭乗、15日間の宇宙実験を行った日本人初の女性宇宙飛行士、向井千秋さん(42)が5日午後、成田着の全日空機でアメリカから帰国した。

空色のジャケットに紺のスラックスで到着ゲートに姿を見せた向井さんは「どうもありがとうございます」と第一声。宇宙飛行について「まだ夢の中で起こったことのようで、実感がわかない。雲を見上げると『もっと高いところにいたのかなあ』と思う」。

日本での仕事について「飛行後の報告をきちんとしたい。今後、いろんなデータも出てきますし」と抱負を語った。

宇宙飛行後、米航空宇宙局で報告、医学検査などに追われ、1年3カ月ぶりの帰国。「日本は私の国なのでやはりうれしい。お世話になった方にお礼をしたり、友だちに会っていろんな話をしたい。(今後宇宙飛行の可能性がある)若田さん、土井さんらの支援ができれば…」などと笑顔で話した。

空港内では、海外旅行から帰国したばかりの旅行客が持っていた花束を手渡す歓迎も。時折上がる歓声に手を振ってこたえていた。

向井さんは6日、東京で総理大臣顕彰式、科学技術庁長官表彰式に出席。スケシュールの合間を縫って、12日午後には故郷の群馬県館林市を訪れるという。《共同通信》



【コンコルド】関西初飛来

9月5日のできごと(何の日)【コンコルド】関西初飛来
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日本初の本格的な24時間空港として動き出した関西国際空港はオープンから2日目の5日、初めて一般にも開放され、朝から搭乗客に加え送迎客や団体見学客らでにぎわった。午後にはエールフランスの超音速旅客機コンコルドが飛来、多くの航空ファンらが到着を待った。

開港初日のお祭り気分がまだ抜け切らない中、空港業務も軌道に乗り始め、大阪市内の市場では関西空港に到着した魚など生鮮食料品の初セリが行われるなど、空輸物の動きもスタートした。

コンコルドの日本飛来は、サミットなどで羽田、長崎両空港に来て以来5回目だが、関西は初めて。同機は4日午後2時ごろ(現地時間)にパリをたちバーレーン、バンコクを経由した。

関西空港の滑走路やエプロン(駐機場)を見下ろせる展望デッキのある同空港メンテナンスセンターは「怪鳥」を一目見ようというファンらで朝から混雑。関西国際空港会社は旅客ターミナルビルから同センターまでのシャトルバスを増便したが、午前9時50分のバスの運行開始時には二200人以上が長い列をつくった。

同社はターミナルビルの見学客には、関西空港駅に職員を数人配置し、看板を立てて道順を案内。大阪府警は10万人が空港島に立ち入るとみており、引き続き1万人態勢で警戒に当たった。

この日、大阪市福島区の大阪中央卸売市場では関西空港に空輸されたばかりのクロマグロなどの初セリが行われた。《共同通信》

【野党10党派】「新党協議会」を設置

共産党を除く野党10党派は5日午後、国会内で代表者会議、首脳会議を相次いで開き、「新・新党」の年内結成に向け「新党基本理念」と、「新党協議会」の設置を決定した。6日午前、都内のホテルで党首、代表者らが集まり、同協議会を発足させる。

30日召集予定の臨時国会前には衆院で190人規模の大統一会派と「新党準備会」を発足させる段取りであり、野党の新・新党構想は新たな段階に入った。今後は、新しい党の代表選出や綱領、政策、組織・運営づくりが焦点となる。年内の新・新党結成への道筋が明確になっ。たことで、政界再編は今後、衆院の新選挙制度の下で、野党の新・新党と自社さきがけブロックとの二極分化が一層進むことになりそうだ。

この日、新党協議会発足に合意したのは新生、公明、日本新、民社、自由、新党・みらいの6党と、高志会、旧改革の会、リベラルの会、民主改革連合(参院)4会派の10党派。首脳会議後、各党代表が共同記者会見し、羽田新生党党首は「もう一つの安定勢力をつくるのが国民の要請だ。志を同じくする人と一緒に立ち上がりたい」と新・新党結成への決意を語った。

設置の決まった新党協議会は党首、代表者、政務幹事、政策幹事、選対責任者で構成。統一会派の発足に向けた組織づくりのほか、綱領や基本政策の作成、小選挙区の候補者調整を行う。《共同通信》

【村山富市首相】豪・キーティング首相と会談

村山首相は5日夜、首相官邸でオーストラリアのキーティング首相と会談、続いて歓迎夕食会を開いた。この中で、キーティング首相は日本の国連安保理常任理事国入りを重ねて支持し「日本の軍事的役割につながるとは理解しない。日本国憲法の枠内で許されない義務を伴うとは思えない」と強調。村山首相はオーストラリアがこうした「積極的な考え方を国連総会の場で披露することを期待している」と述べた。《共同通信》



9月5日のできごと