平成6338日目

2006/05/16

【サッカー日本代表・ジーコ監督】小泉首相を表敬訪問

小泉純一郎首相は16日、官邸でサッカーのワールドカップ(W杯)ドイツ大会に出場する日本代表のジーコ監督、宮本恒靖選手や、川淵三郎日本サッカー協会会長らの表敬訪問を受けた。

日本は優勝候補のブラジルと1次リーグで対戦するが、首相は「ブラジルと戦って優勝してくれとは言わないけど、いい試合をしてほしい」と激励。ジーコ監督が「下馬評は当てにならない」と勝利に意欲を示すと、首相は「試合はやってみなきゃ分からない。選挙もやってみなきゃ分からない」と応じ、決勝に進めばドイツに応援に行くことを約束した。

選手への激励の言葉を頼まれ、首相は日本代表のユニホームに「挑戦」と書き入れた。代わりに背番号「10」のユニホームを贈られ、ご機嫌で袖を通していた。《共同通信》

平成18年5月16日、総理大臣官邸で、サッカーワールドカップ(2006FIFAワールドカップ)日本代表チームのジーコ監督と宮本恒靖選手、日本サッカー協会川淵三郎キャプテンの表敬を受けました。

冒頭に総理から、前日15日に日本代表メンバー23名を発表したジーコ監督に対して「選手選考は難しい決断だったのではないか」と発言があると、監督は「全員を満足させる結論は難しいが、自分のモットーを貫き通しました」と答えました。

また、宮本選手から「KOIZUMI」とプリントされた背番号10番の記念ユニフォームを贈られ、総理はそのユニフォームに袖を通しました。その後、2002年に日本で行われたワールドカップでの試合観戦のときの感動、試合後のロッカールームを訪問した思い出を、その試合に出場した宮本選手と語りました。

最後に、総理から日本代表メンバー全員に対しての激励のメッセージとして、もう一枚の日本代表のユニフォームに『挑戦』の二文字を記し、宮本選手へ手渡しました。《首相官邸》




昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。

外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

このサイトについて

【小泉純一郎首相】教育基本法「愛国心」強制せず

終盤国会の焦点となる教育基本法改正案の趣旨説明と質疑が16日午後の衆院本会議で行われ、審議入りした。小泉純一郎首相は「我が国と郷土を愛する態度」とした「愛国心」の表現について「教育上の目標として規定しており、児童や生徒の内心に立ち入って強制するのではない」と述べ、教育現場で強制する考えのないことを強調した。《共同通信》

【プロ野球・楽天】古田ヤクルトに敗れ今季30敗目

ヤクルト10−9楽天◇16日◇フルスタ宮城

古田監督は「9番・捕手」としてフル出場。勝って野村監督に恩返しした形だが、10−9の乱戦には「野村さんが目指すのはもう少しロースコアの試合だと思う」と納得していない様子だった。

注目の師弟対決の「第1戦」に敗れた野村監督は「3回で7失点は取られすぎ。おれも捕手をやりたいよ」とぶぜんとした表情を見せた。《共同通信》

【ブックオフ】次期社長に橋本真由美氏

古本買い取り販売のブックオフコーポレーションは16日、女性パートから入社した橋本真由美常務(57)が社長に昇格する人事を発表した。創業者の坂本孝社長(66)は会長に就任する。6月24日付。上場企業でパート出身の社長は異例だ。

橋本常務は主婦だった1990年、神奈川県にオープンしたブックオフ1号店にパートとして入った。その後、91年に正社員となり、2号店の店長などで活躍し94年に取締役に昇進。同社によると「急成長した事業を、創業時からこれまでよく支えてきた」として、坂本社長が功績と実力を評価し、後任に指名したという。橋本常務はタレントの清水国明さんの姉。《共同通信》

【田村高廣さん】死去

田村3兄弟の長兄で演技派俳優として活躍した田村高廣さんが16日に脳こうそくのため死去していたことが18日、分かった。77歳だった。

「葬儀後に公表してほしい」との遺志で、17日の通夜とこの日の葬儀は親族だけで営まれた。喪主を務めた長男の会社員、潔さん(44)は東京・太子堂の円泉寺で会見し、「孫娘の話題で、最近やっと身近に感じてきたのに」と突然の死を悔やんだ。

葬儀後会見した潔さんによると、高廣さんは14日朝、都内の自宅で脳こうそくで倒れた。同日朝、同居する長女(48)が、いつもと寝姿が違うことに気づき、救急車を呼んだ。しかし意識不明のまま、16日午前零時19分、脳こうそくによる呼吸機能低下で、目黒区内の病院で帰らぬ人となった。

高廣さんは常々、「人の葬式に行くと、笑って見送ってやりたいのに、カメラが回っているから、不謹慎だと思われるので笑えなかった。俺の時は絶対公にするな」と話していたという。《サンケイスポーツ》

【この日の民主党】

鳩山幹事長、教育基本法改正案の出し直し求める

衆議院本会議で16日、教育基本法改正案の趣旨説明と質疑を行われ、審議入りした。民主党・無所属クラブからは鳩山由紀夫幹事長が質問に立ち、小泉首相はじめ関係大臣に対し、検討不十分で真の主権者たる人材の育成は望めない政府案の問題点を指摘した。

冒頭、目を覆いたくなるような事件が続発し、社会の荒廃が進んでいる今こそ、人づくり・教育改革が求められていると語り、そうした認識があるとは思えないと小泉首相の政治姿勢に疑問を呈した。疑問視する理由の第一として、教育基本法という国の根幹にかかわる重要法案を、国会終盤に突然提出する姿勢について「教育を軽んじている証左だ」と述べ、「密室の中で、自民党の主張する『愛国心』と公明党の主張する『宗教教育』とをバーターするなどもってのほかだ」と一喝した。理由の第二としては、教育基本法が憲法の付属法であるからには、本来ならば、新しい憲法の中で謳われる教育の方針に沿って改正されるのが筋であると指摘した。

そのうえで、民主党では歴史認識、来るべき文明・時代について考察の末、鳩山幹事長の持論でもあった「学ぶ権利や文化コミュニケーション権の充実」を憲法提言のなかにも盛り込み、そうした議論と連動して、日本国教育基本法案要綱をまとめたと表明。一方、教育に関する新たな考え方は全く示されていない自民党の憲法改正案については、あるべき憲法の議論を行った上で、出し直すべきだと首相に問題提起した。

続いて、疑問を呈する第三の理由として、そもそも教育基本法の改正は、衆議院文部科学委員会で議論すべきとの主張を展開。同時に、小泉首相の「公約を破ることなんて大したことではない」などと言った軽佻浮薄な言葉や、刺客を放つなどと言った行為こそが、子どもたちに悪影響を与えるとして、法改正よりも先に、為政者の軽さこそ改めるべきではないかと厳しい口調で批判した。

党の総意として「日本国教育基本法案」を近く国会に提出すると改めて表明した鳩山幹事長は、民主党案と政府改正案のどちらが真剣に子どもたちのことを考え、教育現場が抱える問題を本気で解決していこうとしているか、大いに議論しようと首相に呼びかけ、特別委員会では民主党案も含めて議論するよう、首相に強く求めた。それに対して首相は「民主党が対案をまとめたことは歓迎する」と答弁し、前向きに対応するとの意向を示した。

また、格差問題解決のためにも教育基本法の中では、学ぶ権利が国民にあることをしっかりと明記する必要があると指摘し、政府案において一番大事な「学ぶ権利」や「教育権」が誰にあるのかが明記されていない点を問題視した。さらには、学ぶ権利は国民だけでなく、日本に住むすべての人々にあるべきだとして、政府改正案の第4条で定める教育の機会は「すべて国民」ではなく「何人も」に対して保障すべきものだと主張した。

続いて政府改正案にある「国を愛する心」をめぐって質問。「『国を愛する心』を健全な形で、自然な結果として、国民が持つことは当たり前の話。国を愛する心は必要だ」との意見を披瀝したうえで「しかし、強制的に押し付けられるものであってはならない」と強調。民主党案では、目指すべき教育について前文で、「自然に水がしみこむように徐々に養い育てる」という意味を表す「涵養」という言葉を用い、「日本を愛する心を涵養し」と謳っていると説明した。「国を愛せ」と一方的に押し付けても育つものではないとも語った鳩山幹事長は、政府改正案にある「我が国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度」とは具体的にどんな態度かを質した。首相は、「わが国を愛し発展を願い、そえに寄与しようとする態度だ」などと答弁するに留まった。

現行基本法において、特定の宗教のための宗教教育を禁止する規定が拡大解釈されて、宗教心や倫理観の涵養までもが教育の場から忌避されてきた嫌いがある点も鳩山幹事長は指摘。命の大切さや生命に対する畏敬の念、人間の尊厳の大切さを認識し、宗教的な感性を養うという観点で宗教的情操教育の充実が必要だとの考えを示した。さらに少子化問題への解決を考えた場合、民主党案に盛りこまれた幼児期の子どもに対する無償教育の導入や政府が責任をもって行う公教育への財政支出、ニート問題対策を踏まえた職業教育の振興、インターネット社会の進展が子どもの成長に大きな影を落としているとの観点からの情報文化社会に関する教育の充実、教育の多様化のニーズに応えるための建学の自由の重視といった点を、新たに盛り込むべきとの主張を展開した。

最後に「人なくして国なしです」と強い口調で語った鳩山幹事長は、自立しつつ、お互いに違う個性を尊重しながら共に生きていく平和な世界をつくるためにも、自由と責任についての正しい認識と、人と人、国と国、人類と自然との間に、共生・友愛の精神を醸成することこそが求められていると主張。「真の主権者たる人材の育成は、民主党が政権を担い、民主党の日本国教育基本法によってしか実現しない」とも述べ、質問を終えた。《民主党ニュース》



5月16日 その日のできごと(何の日)