平成4128日目
2000/04/27
この日のできごと(何の日)
【春の園遊会】
天皇、皇后両陛下主催の春の園遊会が27日午後、東京・元赤坂の赤坂御苑で開かれ、森喜朗首相夫妻や、今年2月に全国初の女性知事となった太田房江大阪府知事(48)ら各界の功労者ら1900人余りが出席した。
曇り空の下、モーニング姿の陛下と和服の皇后さま、皇太子ご夫妻ら皇族方が、新緑の和風庭園の遊歩道沿いに並んだ招待者に話し掛けながら歩いた。
太田知事は陛下から「本当にご苦労さまだね」とねぎらわれ「大阪には大変なときですけれど、精いっぱい、大阪の発展のため頑張ろうと思っています」と決意を語った。
昨年、即位10年を祝う国民祭典で自作の奉祝曲をピアノ演奏したミュージシャンのYOSHIKIさん(34)に陛下は「去年は良い曲を作ってくれてどうもありがとう」。「じゃがいもの会」でチャリティーコンサートを開いている歌手の一森進一さん(金)には「会は「続けておられるようですね」と話し掛けた。
7月に主要国首脳会議(沖縄サミット)が開かれる沖縄県の稲嶺恵一知事(66)は、陛下に「サミットでは沖縄県民の平和の願いが全世界に発信されることを願っております」と話した。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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【森喜朗首相】日中戦争認識「基本的考え不変」
森喜朗首相は27日昼、国会答弁で日中戦争を侵略戦争と明言しなかったことを中国外務省スポークスマンが批判したことについて「日中共同声明に基いてやっているわけで、基本的な考えは変わらないので、その部分(侵略戦争)を省略しただけだ」と述べた。官邸で記者団の質問に答えた。
首相は24日の衆院予算委員会で、民主党の菅直人政調会長から「日中戦争は侵略戦争か」と問われ、「戦争というのはその時代その時代の背景でいろんな問題意識があった。日本が侵略戦争したかどうかは、歴史の中でみんなが判断していくべきことだ」と答弁した。《共同通信》
【政界談話室】
○・・・自民党森派の小泉純一郎会長は27日午後、都内で講演し、前日夜に森喜朗首相と会談した話を紹介。森派内で検討された総選挙の土曜日投票に関し「『土曜投票、日曜投票どっちでもいいが、土曜だと自民に有利で、野党に不利などの見方をされるならやらない方がいい。小手先でげすの勘ぐりをされるならやめた方がいい』と総理に言っておいた」と、首相に忠告したことを披露。ただ、具体的な解散、選挙日については「聞いても言わないから聞かなかった」と、知ってか知らずか、肝心のところは明かさず。《共同通信》
【韓国、北朝鮮】首脳会談に向け準備協議
韓国と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)は27日、板門店で開いた南北首脳会議に向けた第2回準備協議で、両首脳による「2回以上の単独会議」を行うことで原則合意した。協議筋が明らかにした。
また、儀典や通信など実務手続き面でもほぼ合意、次回5月3日の第3回準備協議で合意文作成を目指すことにした。北朝鮮の朝鮮中央通信も「次回の接触で実務手続き問題の討議をうまく終えることで意見を一致させた」と報じた。
南北双方とも合意可能な部分の協議を先行させ、信頼関係の積み重ねを重視することで一致しているもようだが、焦点の議題設定は先送りされ、今後、どこまで調整できるかがカギとなる。《共同通信》
【この日の民主党】
小沢自由党党首との会談を否定=熊谷幹事長代理が会見で
民主党の熊谷弘幹事長代理は27日の定例会見で、一部の新聞が小沢自由党党首と会談したとの記事を掲載したことについて「そうした事実はまったくない」と否定。選挙協力についても「民主党の選挙準備は着々と進んでおり、不可能だ」と明言した。
熊谷幹事長代理はさらに、英『フィナンシャルタイムズ』紙が、昨年日本では2年続けて自殺者が3万人を超え、過労死も1万人に達すると報道していることを取り上げ、「社会の深いところで悲惨さと病がまん延している」と指摘。「未来を明るく語れるよう、民主党は選挙戦を勝ちぬかねばならない。森内閣は日本の21世紀を託すのにあまりにおそまつだ」と政権奪取の決意を強調した。
みなさんの責任でみなさんの政治を」結党2周年街宣で鳩山代表
民主党は結党2周年を迎えた4月27日、東京・渋谷ハチ公前で記念の街頭演説をおこなった。
鳩山代表はじめ、羽田幹事長、ネクストキャビネットの千葉景子男女共同参画・人権大臣、小宮山洋子広報委員長、福山哲郎参院議員がマイクを握り、遊説局長の小川勝也参院議員が司会を務めた。
鳩山代表は、「民主党はあなたを信じる政党です」と口火を切り、国民を信頼し、国民に開かれた民主政治の大事さを訴え、「6月25日に行われようとしている天下分け目の解散・総選挙で、みなさんの責任で、みなさんの政治をつくりだしてください」と熱く呼びかけた。
羽田幹事長は「2周年を迎えて自らをしっかり見直し、新しい政治に挑戦したい」と意欲を述べ、立ち止まった聴衆から拍手を浴びた。
外部監察導入などを盛り込んだ民主党「警察法改正案」を衆院に提出
民主党は27日、「警察法改正案」を衆院に提出した。主な内容は、(1)国家公安委員会に独自の事務局を設け、任務に警察不祥事に対する監察を加える(2)都道府県公安委員会に警察にかかる苦情処理委員会を設置する(3)警察の情報公開を推進する――など。
菅直人政調会長は提出後の会見で、「政府は警察法改正案の先送りを決めたが、小渕前内閣の先送り姿勢まで継承するのかと言いたい」と批判。さらに「様々な不祥事が重なっており、法改正に対する国民の関心も高い。警察改革は急を要する」と述べ、最優先課題としてできるだけ早く同法案の審議を始めるよう求めた。警察改革プロジェクトチームの桑原豊座長、中川正春地方行政委員会理事が同席した。
伊藤英成NC大臣、防衛庁幹部の銃刀法違反事件で談話
伊藤英成NC外交・安全保障大臣は4月27日、防衛庁が銃刀法違反事件に関与した幹部等24人を処分し、当時の上層部が自衛隊の信用失墜を恐れ、組織的な隠蔽工作を図っていたことを認めたことを受け、「猛省を促す」との談話を発表した。
伊藤大臣はこのなかで、「今回の不祥事は単に個人の問題でなく、身内をかばい合う組織の馴れ合い体質に起因すると見るべき。隊員の服務規律の向上、人事、組織、制度、指揮系統など、あらゆる場面にわたり警務隊の独立性を確立し、抜本的な再発防止に全力を尽くし、失われた信頼の回復を図るべき」と指摘している。《民主党ニュース》