平成469日目
1990/04/21
この日のできごと(何の日)
【国際花と緑の博覧会】入場者数200万人突破
開幕21日目を迎えた花の万博は21日午後0時7分、入場者が200万人を突破した。100万人突破は10日目で、ほぼ10日で100万人のペース。5年前のつくば科学博より3日遅いが、ウオーターライド転落事故に加え、18日にはロープウェーの滑車破片落下事故が起きるなどトラブルが続いた割には、団体客の増加などにより好調。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【プリンセス プリンセス】シングル「OH YEAH!」発売
【X】シングル「WEEK END」発売
【自民党・加藤六月政調会長】野党要求には誠意で対応
自民党の加藤政調会長は21日、地元での政調会長就祝賀パーティー出席に先立って岡山市内のホテルで記者会見した。
加藤政調会長は野党側が提出した予算に対する組み替え要求について「誠意を持って対応していきたい。野党側は25日の昼までに組み替え要求に対する回答を求めているが、今のところ党内での答えはゼロだ」と述べ、党内での意見調整がまとまっていないことを強調した。
また、消費税の協議機関の設置についての考え方について「衆参両院の勢力分野をにらんでどういう方法を選べばいいか考えている。ただ、協議機関と組み替え要求とはつながっていかないだろう」と述べた。《共同通信》
【法務省】在日韓国人3世「退去強制」緩和へ
法務省は21日、日韓両国間で最大の懸案となっている在日韓国人3世の法廷地位問題のうち、韓国側が廃止を求めている退去強制制度の退去強制事由(対象)を現行の4項目から内乱罪、外患罪などに絞り、制度を緩和する方針を固めた。
退去強制制度について、法務省はこれまで「国家の主権行為であり廃止する考えはない。諸外国と比べても穏やかな制度だ」(同幹部)としてきた。韓国側の廃止要求は依然として退けているものの、制度緩和方針は在日3世問題をめぐる日韓両国間の折衝に一石を投じることになりそうだ。《共同通信》
【海部俊樹首相】教育体系疑問視
海部首相は21日夕、都内で開かれたガールスカウト日本連盟主催の会合であいさつし、中学を3年制にしたことが「いじめ」の増加につながったと述べ、戦後の六・三・三制に疑問を呈した。
首相はガールスカウト運動のような子供たちの世代間交流が必要だ、とした上で「(戦後)中学を3年間に区切ったため、いじめが多くなったのではないか。3年制では短い間に入試があって心が殺伐とし、いじめが起きる余地がある」と指摘。それに比較して、首相が通った5年制の旧制中学では「(世代間の)交流があり、経験を話し合うことができた」と述べた。《共同通信》
【リトアニア】暖房ストップ、車も半減
ガソリンの配給制が始まり、車の数がめっきり減った市中心部。早々と暖房が切れたアパート。ソ連当局が経済制裁に踏み切ったリトアニア共和国では21日、市民が「このまま制裁が続けば、生活案件の低下に不満を抱く労働者がストを起こすのでは」と不安を募らせている。
共和国のラジオ局職員によると、人口約58万人の首都ビリニュスでは、石油、天然ガスの供給停止の影響が徐々に広がり始めている。市内を走る車の数はふだんと比べて半分ぐらいに減った。共和国政府が20日に車のガソリンを1カ月当たり30リットルの配給制にしたためだ。逆にバスやトロリーバスなど公共輸送機関はこれまでより混雑が目立つ。市民の出勤時間も幾分早くなったようだという。
アパートや企業の暖房も早めに切れた。例年なら5月初めから切れることになっており、2週間から10日早い。幸いことしは春の訪れが早く、気温は18-28度とポカポカ陽気だ。共和国ラジオ局職員は「暖かいので暖房は必要ない」と笑った。
皮肉なことに経済制裁が始まってから国営商店に出回る食料品は豊富になった。パンやバターなど主な食料品は店の棚にずらりと並んでいる。同職員は「昨年12月に共和国共産党が分裂して以来、他の共和国からの食料品買い出しのための旅行者が減っていたところへ、経済制裁の実施でさらに激減したため」と解説した。旅行者の減少で市内のガイドは大半が“失業”してしまったそうだ。《共同通信》