平成7405日目
2009/04/17
【民主党・鳩山由紀夫幹事長】「日本列島は日本人だけの所有物ではない」
鳩山由紀夫幹事長は17日夜、インターネットの動画サイト「ニコニコ動画」の生放送「ニコニコ生討論会~民主党は今後どうするか?~」に20時から出演。政治ジャーナリストの角谷浩一さんの司会進行で、同日衆院を通過した消費者庁設置法案や小沢一郎代表の秘書問題、さらには民主党の緊急経済対策などの現在の政治問題から、民主党が考える日本の未来像や民主党の政権政策まで幅広く、ユーザーからのコメント書き込みや質問にも答えながら約100分間じっくりと語った。
はじめに、鳩山幹事長の政治家への歩みや小沢代表との出会いから今日に至るまでの話などを紹介。そして同日衆院を通過した消費者庁設置関連三法案に鳩山幹事長は、役所の外から監視できる権限のある機関の設置を求めていた。必ずしも満点ではないがその内容に近い消費者委員会会の設置を実現できたことで魂の入った法案になったと成果を説明した。
次に小沢代表秘書の秘書問題について、小沢代表自身が十分に説明を果たしていく点、なぜ小沢代表の秘書だけこのような時期に逮捕・起訴されたのかということに検察が全く説明していない点、さらには検察から出されるリーク情報をマスコミはそのまま垂れ流している報道のあり方と問うという3点を踏まえて解決し、真実を国民の皆さんに丁寧に説明をしていかなければならないとユーザーの意見にこたえた。
また民主党の目指すものとのユーザーからの質問には、力のある二大政党制を確立することで官僚主導の政治から政治家主導で国民の声が届く政治を実現することを目指していくとの考えを説明。そのなかで鳩山幹事長は様々な政策を国民の皆さんと一緒に決め、国民の皆さんが望むことにお金を使えるように予算を総とっかえすることを必ず実現していくと訴えた。
そして鳩山幹事長はマニフェストの策定に着手したことにも言及し、なかでも経済対策について可処分所得を2割増やす政策が必要との観点から子ども手当や高校無償化、求職者支援等の直接的な支援で家計を支え、内需を拡大させていくことや太陽光パネルなどの設置など環境に配慮し、恒久的な政策を打ち出していくことを語った。
また、永住外国人への地方参政権や民主党の沖縄ビジョンなど番組中にユーザーから寄せられた質問などにも答え、番組を締め括るにあたって鳩山幹事長は、厳しい意見も多いが、このようなネットの番組で皆さんの意見を聞いて議論をすることが大事であると感想を述べ、これまでも出席したことのある小沢代表にも番組に再度参加をすすめることをユーザーの方々へ約束した。
なお番組中の同時アクセス可能数は1万7000人で、100分間の番組のなかで22万という多くの方々からのコメントが書き込まれた。《民主党ニュース》
民主党の鳩山由紀夫幹事長が、インターネットの動画サイト「ニコニコ動画」に出演し、永住外国人への地方参政権付与が必要だとの認識を示した上で、「日本列島は日本人だけの所有物じゃない」と発言したことが、インターネット掲示板などで“騒動”となっている。
鳩山幹事長は17日の出演で、「日本人が自信を失っている。自信を失うことで、他の国の血が入ってくることを認めない社会になりつつある」と指摘。「定住外国人は税金を納め、地域に根を生やし、一生懸命頑張っている。その人たちに(地方政治への)参政権ぐらい当然付与されるべきだと思っている」と自説を展開した。さらに「日本列島は日本人だけの所有物じゃない。もっと多くの方に喜んでもらえるような土壌にしなくてはだめだ」と断言した。《産経新聞》
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【宮城県多賀城市】別れ話に逆上、女が交際相手を車ではねる
別れ話のもつれから交際相手を車で何度もはね殺害しようとしたとして、宮城県警塩釜署は17日、殺人未遂の現行犯で宮城県七ケ浜町、無職、H容疑者(30)を逮捕した。同署によると、H容疑者は容疑を認め「憎くなってやった。5回ぐらいは車ではね飛ばした」と供述しているという。
同署の調べによると、H容疑者は17日午後10時半ごろ、同県多賀城市町前の路上で、交際していた塩釜市の事務員の男性(29)を乗用車ではね、道路脇にあった幅約3.6メートル、深さ約1.6メートル、水深約0.5メートルの側溝に転落させ、はい上がってきた男性をさらに はねるなどして殺害しようとした。男性は全身打撲で病院に運ばれたが命に別条はないという。《産経新聞》
【この日の麻生総理】
パキスタン・フレンズ閣僚会合
平成21年4月17日、麻生総理は都内のホテルで開催された、パキスタン・フレンズ閣僚会合に出席しました。
この会合はパキスタン政府が主催しており、 経済問題やテロ対策といった困難な課題に取り組むパキスタンを国際社会が一致して支援していく姿勢を示すためのもので、今回はパキスタンをはじめ、29か国15機関が参加しました。
麻生総理は、挨拶で「 パキスタンは、テロや過激主義に対する国際的な取り組みの中で、死活的に重要な役割を果たしていると考えております。多大な犠牲を払いつつ、テロという非人道的行為に対峙してこられたパキスタンの指導者や国民に敬意を表します。 パキスタンの安定なくしてアフガニスタンの安定もなく、また、アフガニスタンの安定なくしてパキスタンの安定もありません。 特に、国境地帯の安定が鍵であって、両国自身による包括的な戦略作りを、国際社会が後押しするべきだと強調したいと思います。 」と述べました。《首相官邸》
農政改革を指示
麻生太郎首相は17日午前の農政改革関係閣僚会合で、コメ政策について「政策的な選択肢を早く示して議論するのが大事」と述べ、石破茂農相に生産調整(減反)を含めた農政改革の見直し作業を加速するよう指示した。《共同通信》
【この日の民主党】
[衆院本会議]国民年金法一部改正案 柚木議員が反対討論
衆院本会議が17日午後開かれ、年金関連法案が議題となった。このうち、政府提出の「国民年金法等の一部を改正する法律等の一部改正案」(国民年金の国庫負担を3分の1から2分の1とするもの)に対して、柚木道義議員が、民主党・無所属クラブを代表して反対討論に立った。
柚木議員はこのなかで、「政府与党は自ら存在しないと言っていた『埋蔵金』に依存した」と国庫負担拠出金の財源が未確定で安定していないことを指摘、あいまいなものに基づく法改正は無責任であり、国民年金制度が政府の言うように「100年安心」とは到底言えないと批判。
また、年金の所得代替率を50、1%としている前提が年金保険料の納付率を80%として計算していることに着目し、納付率を65%とすると所得代替率は49.3%になることを取り上げ、「都合の悪い数字は隠蔽して問題をやり過ごそうとする政府・与党の姿勢は、真面目に年金保険料を納め続けている国民の皆さんへの背信行為」と非難した。
そのうえで、「希望や願望ではない、実現可能な現実的数値を再度設定し、所得代替率について再計算すべき」と主張した。
最後に、「一刻も早く政権交代して本当に国民の信頼に足る年金制度にチェンジしていくべき」と主張して討論を終えた。
法案は、与党の賛成多数で可決された。
また、民主党が社民、国民新両党と共同で提出していた「厚生年金保険の保険給付及び国民年金の給付の支払の遅延に係る加算金の支給に関する法律案」(略称:年金遅延加算金法案)は、午前の厚生労働委員会で撤回された後、内容を同じくする委員長提出の法案として本会議にかけられ、全会一致で可決された。
同法案は、ねんきん特別便による調査等を通じて年金記録が訂正されることになり、過去に遡って年金給付の支給が行われることになった場合、本来の支給日より大幅に遅れて年金給付の支給がなされることをかんがみて、本来支給されるべき額の年金が支給された場合と同じ経済的立場に置こうという観点で、物価上昇を勘案し加算金を支給するというもの。なお、対象は年金記録の訂正がなされたうえで年金の受給権に係る裁定(裁定の訂正も含む)が行われた場合に支払われる過去分の年金給付となっている。
提出当初から民主党は、一日も早い被害者救済のため与野党を超えての成立を望んでいた。《民主党ニュース》