平成3752日目

1999/04/17

この日のできごと(何の日)

【インド・バジパイ政権】崩壊

インド下院は17日、バジパイ・インド人民党(BJP)連立政権に対する信任投票を行い、賛成269、反対270票のわずか1票差の反対多数で、信任を否決した。首相は「敗北を受け入れる」と述べ、ナラヤナン大統領に辞表を提出、大統領は受理した。ヒンズー至上主義を掲げて昨年3月に発足、24年ぶりの核実験や、中距離弾道ミサイル実験を実施したBJP政権は、約1年1カ月の短命のうちに崩壊した。

大統領は、既に政権を担う意向を表明している最大野党の国民会議派(ソニア・ガンジー総裁)など、野党に新たな政権樹立を要請するとみられる。会議派のパワル下院議員団長は「他の野党と協議し、安定政権樹立を目指す」と述べ、意欲を示した。《共同通信》

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【J1】第1ステージ第7節

Jリーグ一部(J1)第1ステージ第7節(17日・ジュビロ磐田スタジアムほか=7試合)ジュビロ磐田が横浜F・マリノスを1−0で下し、6勝目(勝ち点18)を挙げて首位を堅持した。磐田はこれでホームで11連勝。

磐田は苦戦したが、後半29分に福西のヘディングシュートで得点し、これを守り切った。3位の清水エスパルスはセレッソ大阪に1−2の苦杯。京都サンガは浦和レッズを1−0で破り、今季初勝利を挙げた。

監督が交代した名古屋グランパスは3−1でベルマーレ平塚に快勝、アビスパ福岡は延長の末、ヴィッセル神戸を2−1で破った。サンフレッチェ広島はジェフ市原を2−0で退け、3連敗の後、4連勝。ヴェルディ川崎はガンバ大阪に勝った。鹿島アントラーズ−柏レイソルは鹿島がアジア・カップウイナーズ・カップに出場しているため、5月19日に行われる。《共同通信》

【プロ野球・中日】開幕12連勝ならず

中日の連勝がついに止まった。勝てば開幕12連勝のプロ野球新記録だった中日は17日夜、東京ドームでの巨人2回戦に3−7で敗れ、2日の広島との開幕戦以来の連勝記録はブロ野球タイ記録の11でストップした。先発の野口が不調で、一回に2点の先制を許した。さらに三回にも2点を追加され、六回には松井に本塁打を浴び、巨人の桑田に八回まで1点に抑えられた。

巨人が投打に圧倒し、中日が開幕から続けていた連勝を11で止めた。桑田は8回を4安打1失点の力投。マイペースで丁寧に投げ、七回までは連打を許さず今季初勝利を挙げた。今季チーム最多タイの13安打した打線も奮起。一回に2点を先行し、三回に2点、五回に1点を追加し、六回には松井の右中間2点本塁打でダメを押した。中日は失策が失点に絡むなど、もろさが出た。《共同通信》

【小渕恵三首相】桜を見る会を開催

小渕総理は東京の新宿御苑で恒例の「桜を見る会」を開催し、政財界をはじめ、各国大使やスポーツ選手、文化人など約1万1000人の招待者でにぎわった。

約600本の八重桜は満開。総理は約1時間かけて見て歩きながら、招待者に声をかけたり、記念撮影に気軽に応じていた。《首相官邸》

【小渕恵三首相】「あと3年もつかも」

小渕恵三首相は17日午後、都内のホテルで開かれたライオンズクラブ国際協会の大会に出席、「3日か、3カ月もつかとマスコミは伝えたが、3日うまくいき、3カ月うまくいったから、あとは3年ぐらいもつんじゃないか」と述べ、半ば冗談口調で長期政権に強い意欲を示した。

この発言には、首相側近も記者団に「あれは冗談だから」と火消しに回ったほど。しかし、後半国会での重要法案の処理にめどがつきつつあることや、内閣支持率も上昇を続けていることが、強気発言の背景にあるようだ。

小渕恵三首相は18日、首相としての在任期間が263日となり、細川護煕元首相と並ぶ。戦後の歴代首相としては18位となる。《共同通信》

【自由党・小沢一郎党首】韓国・金大中大統領と会談

韓国を訪問中の自由党の小沢一郎党首は17日、青瓦台(大統領官邸)で金大中大統領と昼食を挟んで約1時間半にわたり会談した。

小沢氏は、審議が大詰めを迎えている日米防衛協力のための新指針(ガイドライン)関連法案の修正問題で、自衛隊が出動する周辺事態の定義に関し「無原則に(自衛隊の)軍事行動の範囲を拡大するのは最も危険なことだ」と述べ、日本有事の危険が迫っている場合の「準有事」に限定すべきだとの自由党の主張を説明した。会談後の記者会見で「自由党の一環した主張が正しいとの確信を得た」と述べ、金大統領から理解を得たことを明らかにした。《共同通信》



4月17日 その日のできごと(何の日)