平成9513日目
2015/01/24
この日のできごと(何の日)
【イスラム国による邦人拘束事件】
新たな映像を公開
イスラム過激派組織「イスラム国」とみられるグループが日本人2人の殺害を予告している事件で、人質となっているフリージャーナリストの後藤健二さん(47)とみられる男性のビデオ映像が24日、動画サイトに投稿された。映像の中で男性は、横たわる湯川遥菜さん(42)とされる男性の写真を手にし、「私は後藤健二です」などと英語で話す男性の声が流れた。政府は事実関係の確認を急いでいる。
映像は、日本時間24日午後11時過ぎに公開された。「後藤健二の家族と日本政府が受け取ったメッセージ」と題する2分52秒の内容だ。オレンジ色の服を着た後藤さんとみられる男性が登場し、「安倍(首相)、あなたが(湯川)遥菜さんを殺しました。あなたは私が捕らえられているという脅しを真剣に受け止めず、72時間以内に行動しませんでした」などと説明する音声が流れた。《読売新聞》
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オバマ米大統領は24日、過激派「イスラム国」とみられるグループに拘束されていた湯川遥菜さんが殺害されたとする画像がインターネット上に流れたことに関連しイスラム国を「強く非難する」との声明を発表した。
大統領は残る1人の日本人人質である後藤健二さんについて「即時解放をあらためて要求する」とした上で「ともに協力して犯人に裁きを受けさせる。断固とした行動で、最終的にイスラム国を打倒する」と強調した。
ホワイトハウスはこれに先立ち「米情報機関が画像の真偽を確認している」とする国家安全保障会議(NSC)副報道官名の声明を発表した。《共同通信》
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ロイター通信は24日、米国など有志国が23日以降、シリアとイラクで過激派「イスラム国」に対する空爆を続けたと報じた。
米軍などはイスラム国の拠点を標的に断続的な空爆を行っており、今回の空爆ではシリアとイラクでそれぞれ13回ずつ攻撃したという。
シリア北部の少数民族クルド人の町アインアルアラブ(クルド名コバニ)近郊や、イラク北部の最大都市モスル周辺などが対象となった。《共同通信》
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【めぐみへの誓い~奪還~】池袋で上演
1977年、北朝鮮に拉致された横田めぐみさん(失踪当時13)を題材にした舞台劇「めぐみへの誓い~奪還~」が24日、東京・池袋の東京芸術劇場で上演された。
拉致被害者家族会の飯塚繁雄代表(76)も鑑賞。公演前のあいさつで拉致問題について「今年半ばまでに解決の兆しがほしい。この問題を動かす一番大きな力になるのは国民の世論だ」と支援を訴えた。
劇は「劇団夜想会」が制作。中学1年のめぐみさんが新潟市内で下校中に拉致され、北朝鮮に連れて行かれる船底で泣き叫ぶ姿や、夢の中で両親と再会する場面に約700人の観客が見入り、すすり泣く声も聞こえた。《共同通信》
【大相撲初場所】14日目
大相撲初場所14日目(24日・両国国技館)13日目に単独史上最多の33度目の優勝を決めた白鵬は日馬富士との横綱同士の一戦に寄り切りで完勝し、14連勝とした。千秋楽で一昨年夏場所以来の15戦全勝を目指す。日馬富士は10勝4敗。
かど番の大関豪栄道は関脇碧山を上手ひねりで退け、2連勝で7勝7敗の五分に戻した。大関稀勢の里は横綱鶴竜を力強く押し出して11勝目。鶴竜は4敗目を喫した。大関琴奨菊は遠藤に引き落とされて9勝5敗。
関脇逸ノ城は幕内で約6年ぶりとなる水入りの大相撲で照ノ富士を寄り切った。十両は元幕内の北太樹が13勝目を挙げ、2度目の優勝を決めた。《共同通信》
【日本サッカー協会・大仁邦弥会長】アギーレ監督続投を強調
日本サッカー協会の大仁邦弥会長は24日、日本代表が準々決勝で敗退したアジア・カップの視察を終えてオーストラリアから帰国し、アギーレ監督は続投か、との問いに「そうですね。今のままなら」と答え、現段階では監督交代の考えがないことをあらためて強調した。
監督が関与したとされる八百長疑惑の告発について、裁判所が受理したと14日にスペインの複数メディアが報じたが、日本協会の調査で会長は「まだ受理はされていないと報告を受けている。受理されなければ何も問題ない」との認識を示した。受理を正式に確認すれば、監督の処遇を含めた協会の方針を説明する考えは変えていないという。《共同通信》
【イモ欽トリオ】結成35年目にして初ライブ
80年代に大ヒット曲「ハイスクールララバイ」などでお茶の間の人気者となった長江健次(50)、山口良一(59)、西山浩司(54)によるユニット、イモ欽トリオが24日、神戸市のライブハウス・チキンジョージで結成35年目にして初のライブを行った。
一世を風靡した“良い子悪い子普通の子”が神戸の夜に帰ってきた。「フツオ」こと長江がプロデュースする7日連続ライブ&トークイベント「長江健次Cafe vol.2」の千秋楽に「ヨシオ」こと山口と「ワルオ」こと西山をスペシャルゲストに迎えて、イモ欽トリオのライブが実現した。 《デイリースポーツ》
【兵庫県警】酒気帯び運転で追突事故、タクシー運転手を逮捕
兵庫県警長田署は24日、道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで神戸市西区伊川谷町、タクシー運転手H容疑者(64)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は24日午前1時35分ごろ、神戸市長田区腕塚町9丁目の国道2号で、酒気帯び状態でタクシーを運転した疑い。
長田署によると、逮捕時、勤務中で客を乗せていた。直前に乗用車に追突する事故を起こし、乗っていた女性(28)と、タクシーの客(42)が軽いけが。通報を受けた警察官が酒の臭いに気付いた。「暇だから缶ビールを飲んだ」と供述しており、長田署が飲酒した時間や酒量を調べている。《サンスポ》
【地方創生フォーラム】初会合
政府は24日、地域活性化について討論する「地方創生フォーラム」の初会合を京都市内のホテルで開催した。
石破茂地方創生担当相は講演で「かつてのように公共事業で地方を支えるのは難しい。企業誘致も従来のようにはいかない」と指摘、国の支援を受け地元が主体的に創意工夫するよう求めた。
各地で活動する団体代表ら5人が事例を発表。和歌山県那智勝浦町にある色川地域振興推進委員会の原和男会長は、地元地域住民の半分近くが移住者であることを強調、「移住者は自分で仕事を興すか、探す。大事なのは地域の機運、エネルギーだ」と訴えた。《共同通信》
【W杯ジャンプ】第5戦
ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ女子は24日、ドイツのオーベルストドルフで個人第5戦(HS106メートル)が行われ、高梨沙羅(クラレ)は96メートル、95・5メートルを飛び、合計232・1点で3位だった。ダニエラ・イラシュコ(オーストリア)が245・2点で今季初優勝を果たした。《朝日新聞》
【ウクライナ情勢】
ウクライナ政権と親ロシア派の武力紛争が続くウクライナ東部ドネツク州の港湾都市マリウポリで24日、住宅などが砲撃され、市民ら少なくとも20人が死亡、八十数人が負傷した。インタファクス通信が伝えた。
アゾフ海に面するマリウポリは政権側が支配しており、ウクライナのヤツェニュク首相は親ロ派による無差別攻撃と批判、国連安全保障理事会の招集を呼び掛けた。紛争では既に5千人を超える死者が出ており、収拾のきっかけをつかめないまま泥沼化の様相を呈している。
親ロ派のドネツク人民共和国は攻撃の事実を否定、ウクライナ側による挑発行為と主張している。親ロ派は数日前にドネツク州の空港を激しい戦闘の末、政権側から奪取した。新たな攻略目標として、ロシアが編入したクリミア半島とロシア本土を陸路で結ぶ位置にあるマリウポリへの圧力を強めている可能性がある。