平成10030日目
2016/06/24
この日のできごと(何の日)
【英国】EU離脱へ
英国の欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票は24日、開票され、選挙管理委員会は、離脱支持票が過半数となり離脱派勝利が確定したとの最終集計結果を発表した。
EU域内からの移民流入、EUの権限拡大、非効率性への反発などが背景にある。英経済への打撃と内政の混乱は必至。東京円は一時1ドル=100円を突破し急騰。日経平均株価が一時千円超下落した。日本を含む世界経済にも大きな影響が出ている。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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【日経平均終値】1万4952円02銭(前日比1286円33銭安)
英国の欧州連合(EU)離脱が国民投票で確定したことを受けて、24日の東京株式市場は全面安となり、暴落した。日経平均株価の終値は、前日比1286円33銭安の1万4952円02銭と今年の最安値となった。終値としては2014年10月下旬以来、1年8カ月ぶりの安値水準。また終値の下げ幅が1000円を超えたのは2013年5月下旬以来、3年1カ月ぶりとなる。《産経新聞》
【民進党・岡田克也代表】英「EU離脱」で政府対応を批判
英国のEU離脱を巡る国民投票に関し、野党が政府の対応を批判している。
参院選の応援で安倍首相と菅官房長官、岸田外相らが東京を離れ、24日夜の関係閣僚会議を菅、岸田両氏が欠席したためだ。
民進党の岡田代表は24日の記者会見で「国民投票は予定が決まっていた。主要閣僚が首相や官房長官を含めて(東京に)いないということは、こういう結果にならないと高をくくっていたか、能天気だったのか、どちらかしかない」と批判した。
この日、首相は午前8時半頃に羽田空港を出発し、青森、岩手両県を回った。菅氏は北海道に入り、夕方まで街頭演説などを行った。岸田氏は23日の沖縄「慰霊の日」の追悼式に出席後、沖縄県内にとどまり、24日夕まで候補者を支援する集会などに参加した。
首相の帰京を待って午後6時過ぎから開いた関係閣僚会議には、首相と麻生副総理兼財務相、石原経済再生相が出席したが、菅、岸田両氏は欠席した。林経済産業相も「政務」を理由に出席しなかった。
菅氏は24日夕、札幌市内で記者団に「最悪、離脱ということも想定されていたので、対応策は手続きも含めて考えていた」と述べ、対応に問題はなかったとの認識を示した。《読売新聞》
【参院選】与野党幹部、論戦展開
与野党幹部は24日、報道各社の序盤情勢調査を踏まえ、焦点の1人区を中心に論戦を展開した。安倍晋三首相(自民党総裁)は岩手県へ2巡目の遊説に入り、野党側を経済政策で対案を示さないと批判した上で、政権運営を今後も自民、公明両党の連立政権に託すよう求めた。民進党の岡田克也代表は福島県から帰京後、党本部で記者会見し、首相の経済運営に疑問を投げ掛けた。
首相は岩手県一関市での街頭演説で、最大の争点は経済だとの考えを重ねて示した上で「野党はまとまった政策がなく批判ばかりだ」と指摘。共産党が自衛隊は憲法違反で、将来的な解散を主張していることに触れ「私たちの平和や安全をこの無責任な勢力に託すのか、日本人の命を守り抜いてきた自公両党に託すのかを決める選挙だ」と呼び掛けた。
一方、岡田氏は政権の経済政策「アベノミクス」について「(大規模緩和で)一時的に金融を膨らませる政策ではなく、分配と成長を両立させる政策が必要だ」と強調した。
生活の党の山本太郎共同代表は東京・池袋で街頭演説し、アベノミクスは大企業や富裕層を優遇していると問題視。「大企業はアベノミクスで豊かになった。中小企業にこそ減税を実施すべきだ。財源はあるところから取ればいい」と訴えた。《共同通信》
【東京都議会】リオ五輪視察中止を正式決定
東京都議会は24日、今夏のリオデジャネイロ五輪・パラリンピックの議員団27人の視察を中止することを正式に決めた。持ち回りの議会運営委員会理事会で合意した。川井重勇議長(自民)は記者会見で「諸経費の高騰などで、派遣は不適切になったと判断した」と理由を述べた。
都議会の決定を受けて、最大会派の自民は独自に所属議員を派遣すると発表した。宇田川聡史幹事長は書面で「開催都市が担うべき役割や課題を現地で把握することが不可欠」と説明した。人数は調整中といい、経費は議員が私費でまかなうという。《朝日新聞》
【福井県議会】廃炉原発課税の条例可決
福井県議会は24日、原発を所有する事業者に課税する「核燃料税」の新たな条例を賛成多数で可決した。11月に失効する現行条例を改正し、課税対象を廃炉が決まった原発と搬出可能な使用済み核燃料にも拡大する。廃炉原発への課税は全国で初めて。
福井県は全国最多の原発を抱える。廃炉決定済みは関西電力美浜原発1、2号機(美浜町)、日本原子力発電敦賀原発1号機(敦賀市)の3基。日本原子力研究開発機構の新型転換炉「ふげん」(敦賀市)は既に廃炉作業が始まっている。この4基には熱出力に応じた税率の半分を廃炉作業が終わるまで課税する。《共同通信》
【プロ野球・広島】3季ぶりの7連勝
広島4―2阪神◇24日◇マツダ
広島は代打の新井が決勝の適時三塁打を放ち、13年9月以来の7連勝。この日敗れた2位・巨人とのゲーム差を7に広げた。
初回に1死一、三塁から捕逸で1点先制。2回、4回に1点ずつ失い逆転を許したが、勝ち越された直後の4回裏に安部の中犠飛で同点に追いついた。同点で迎えた8回、2死一、二塁の場面で代打の新井が藤川の高めの145キロを打ち返し右中間を深々と破る2点適時三塁打。緊迫した試合に決着をつけた。
「高めのストレートは頭にあった。強振しないように、コンパクトに打とうと思った」と新井。
雨脚が急激に強くなった9回表、2点を追う阪神は先頭の中谷が遊撃内野安打を放ったが、次打者の高山が初球を空振りしたところで試合中断。約15分後に降雨コールドが宣告された。
【台湾・蔡英文総統】中南米に初外遊
台湾の蔡英文総統は24日、外交関係のある中南米のパナマとパラグアイを訪問するため専用機で台北を出発した。5月20日に総統に就任した蔡氏の初外遊で、各国首脳が集まるパナマ運河拡張工事の完成式典などの場を利用して台湾の国際社会での存在感をアピールする。
ただ8年ぶりに国民党から政権交代した独立志向の民主進歩党(民進党)政権に対する中国の警戒感は根強い。特に訪問先のパナマは近年、中国にも接近しており、民進党政権の今後の出方次第で、中国が国交樹立によりパナマを台湾から“奪い取る”のでは、との懸念も一部で出ている。《共同通信》