2017 平成29年1月6日(金)　政府、少女像設置への対抗措置を発表

平成10226日目

2017/01/06

この日のできごと(何の日)

【この日の菅義偉官房長官】

韓国・少女像設置への対抗措置を発表

菅義偉官房長官は6日午前の記者会見で、韓国南部・釜山の日本総領事館前に慰安婦問題を象徴する「少女像」が設置されたことへの対抗措置を発表した。長嶺安政・駐韓大使と森本康敬・釜山総領事の一時帰国や日韓通貨スワップ協定の協議中断など4項目。2015年末の慰安婦問題をめぐる日韓合意の着実な実施を迫る姿勢を鮮明にした。

菅氏は会見で少女像設置について、「日韓関係に好ましくない影響を与える」と指摘し、対抗措置は「極めて遺憾であるということを示した」と説明。措置を講じる期間については「状況を総合的に判断して対応していきたい」とした。《朝日新聞》

各省連携しテロ対策を

菅義偉官房長官は6日、首相官邸で開いた中央府省庁の事務次官連絡会議で年頭の訓示を述べ、各府省庁が連携してテロ対策に取り組むよう指示した。「世界各国でテロ事件が発生している。省庁の枠を超えて情報を提供し、協力するようお願いしたい」と強調。中央官庁職員の働き方改革推進も求めた。

普段出席しない内閣法制局の横畠裕介長官と宮内庁の山本信一郎長官も参加した。

政府は20日召集の通常国会で、天皇陛下の退位を巡る法整備を目指している。両長官の出席は、法案の準備や国会審議に備えて政府内の意思疎通を図るのが狙い。山本氏は会議で、皇室関連行事での各省庁の協力に謝意を伝えた。《共同通信》

【自民党・二階俊博幹事長】「韓国は面倒な国」

自民党の二階俊博幹事長は6日夜のBSフジ番組で、韓国・釜山の日本総領事館前に少女像が設置されたことへの日本政府の対抗措置について「きちんとした対応策をスピーディーに出したことは外交的にも良かった。堂々と正義をかざしてやらなければ駄目だ」と評価した。

韓国については「大事な国であることには違いないが、交渉したりいろいろなことを話し合ったりしていくには、なかなか面倒な国だ」と述べた。《産経新聞》

【東京都・小池百合子知事】「都議選で勝利目指す」

東京都の小池百合子知事は6日、今年最初となる定例記者会見で、夏の都議選に向け「改革の同志が多く挑戦し勝利を収められるよう、あらゆる選択肢をもって進めていく」と述べ、強い意欲を示した。小池氏の政治塾からの候補者選びを進めるとともに、自身を支持する現職議員らを支援する方針だ。

候補擁立の規模は「改革派がマジョリティー(多数派)を占めるために、流動的な政治力学を考えながら判断する」と話すにとどめたが、関係者によると30~40人規模を目指すという。

既存政党との協力は「選挙の時だけでなく、東京大改革を進める仲間であることが確認できるか」がポイントと指摘した。

【安倍晋三首相】米・バイデン副大統領と電話会談

安倍晋三首相は6日、米国のバイデン副大統領と電話会談した。バイデン氏は昨年12月の安倍首相による米ハワイ・真珠湾で行った演説について「和解とは何かを示すものであった。安倍首相は地域が必要としているリーダーシップを提供しており、感謝したい」と述べた。

安倍首相は「日米同盟の深化・発展の背景には、バイデン副大統領のような強力な理解者の存在があったことを私は忘れることはない」と述べ、バイデン氏の貢献に謝意を示した。《産経新聞》

【河井克行首相補佐官】米・フリン元国防情報局長と会談

訪米中の河井克行首相補佐官は6日、首都ワシントンでトランプ次期政権の大統領補佐官(国家安全保障問題担当)に就任するフリン元国防情報局長と会談し「不動の同盟」として日米同盟を次期政権下でも深化、拡大していくことで一致した。河井氏が会談後、記者団に明らかにした。

双方は今月20日の大統領就任式後に早期に日米首脳会談を開催することの重要性も確認した。河井氏は6日、ブッシュ前政権で国家安全保障問題担当の大統領補佐官を務めたハドリー氏とも面会した。《共同通信》

【日本ハム・大谷翔平投手】今年の漢字は「無」

昨季のパ・リーグ最優秀選手に輝いた日本ハムの大谷翔平選手が6日、千葉県鎌ケ谷市で練習を公開した。5年目の今年を表す漢字には「無」を選び「無心で頑張りたい。シーズンを通して無駄なことは要らない。一試合一試合、しっかり頑張ればいい」と静かに狙いを口にした。

3月には日本代表としてワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に臨み、国際大会でも投打による「二刀流」が期待される。WBC公認球については「まだ本格的にブルペンで投げていないので投げたときにどうなるか。打感も違う。しっかりWBCに合わせていきたい」と話した。《共同通信》

【プロ野球・阪神】新人選手が入寮

阪神のドラフト1位の大山(白鴎大)らが6日、兵庫県西宮市の球団寮に入った。大山は、大学の野球部の同級生から贈られたというストレッチ用の器具を持参。「(使い心地は)最高です。キャンプインに向けてしっかり体をつくっていく」と意気込めば、2位の小野(富士大)は「野球場の目の前でいい環境」と胸を躍らせた。

4位の浜地(福岡大大濠高)は、実家の酒造会社からノンアルコールの甘酒を持ち込み「欲しいと言っていただけるなら、準備はしてある」と照れくさそうに話した。《共同通信》

【プロ野球・巨人】新人15選手が入寮

巨人の育成を含む新人15選手が6日、川崎市のジャイアンツ寮に入った。ドラフト1位の吉川尚(中京学院大)は「結果が全てという言葉でプレーしてきた。その言葉を忘れずにやっていきたい」と話した。

201センチ、125キロの恵まれた体格を誇る7位の廖任磊(台湾・開南大)はベッドを見て「見た目はやや小さい。何とか寝ます」と少し心配顔。フリーエージェントで加入した陽岱鋼と同チームとなり「近づけるように頑張る」と喜んだ。育成ドラフト1位の高井(ルートインBCリーグ新潟)は調理師免許を持参して入寮した。《共同通信》

【韓国】殺菌剤で実刑判決

韓国で加湿器に使う殺菌剤による肺損傷で新生児や妊産婦を中心に多数が死傷した事件で、ソウル中央地裁は6日、最大の被害を出した殺菌剤を製造・販売し、業務上過失致死傷罪などに問われた「オキシー・レキット・ベンキーザー」の申鉉宇元社長に懲役7年の実刑判決を言い渡した。韓国メディアが報じた。

同社は「子どもにも安全」と広告し、被害が続出。韓国では2011年まで同種の10製品が販売された。聯合ニュースによると、昨年末までに政府機関に寄せられた被害申告は死者1006人、負傷者4306人で、韓国の消費者被害では過去最悪の規模になった。《共同通信》

1月6日　その日のできごと(何の日)