2024 令和6年12月28日(土) 石破茂首相、来夏の衆参同日選否定せず
令和2069日目
2024/12/28
この日のできごと(何の日)
【石破茂首相】来夏の衆参同日選否定せず
石破茂首相は28日の読売テレビ番組で、来年夏の参院選の時期に合わせて衆院を解散し、衆参同日選とする可能性を否定しなかった。予算案や重要法案の否決に加え、内閣不信任決議案が可決された場合を挙げ「衆院と参院の時期が同じだったとしても、同時にやってはいけない決まりはない」と述べた。野党の主張に理屈が通っていれば、予算案の修正に応じる考えも示した。
衆参同日選は1986年が最後だとしながら「政府が予算や法案を正しいと思って説明し、国会がだめだと言うのならば、国民に決めてもらうのが国民主権を一番の柱とする憲法の仕組みだ」と指摘した。解散時期に関し「今なら勝てるだろうということではなく、国民に決めてもらうというのが大事だ」と語った。
所得税が生じる「年収103万円の壁」引き上げに伴う財源については「次の時代にみんな借金送りではないでしょうね、という話をこれからしなければならない」と述べ、全額を赤字国債で賄うことに批判的な見解を表明した。《共同通信》
【競馬】
第41回ホープフルステークス(28日・中山11R2000メートル芝18頭、G1)1番人気のクロワデュノール(北村友一騎乗)が2分0秒5で優勝した。デビューから3戦3勝でG1初制覇を遂げ、1着賞金7千万円を獲得した。
同騎手はこのレース初勝利、斉藤崇史調教師は2勝目を挙げた。
クロワデュノールは3コーナー手前から早めに進出し、残り200メートル付近で先頭に立つと、2着で6番人気のジョバンニに2馬身差をつけて快勝した。さらに1馬身1/4差の3着には17番人気の伏兵ファウストラーゼンが続いた。5番人気のヤマニンブークリエに騎乗した武豊騎手は14着で史上初の中央G1全制覇を逃した。《共同通信》
【B1】
バスケットボールBリーグ1部(B1)の北海道は28日、プロ野球日本ハムの本拠地エスコンフィールド北海道(北広島市)で三河戦を開催した。野球場でのBリーグ公式戦は初めてで、入場者数はリーグ史上最多となる1万9462人を記録。北海道の折茂武彦社長は「大きなチャレンジの一つだった。バスケット界に新しい風を吹き込めた」と話した。試合は北海道が69―86で敗れた。
コートは球場の内野部分に設置され、得点のたびに大きな歓声と拍手が響いた。いつもと違う雰囲気での試合に、北海道の小野寺龍太郎監督は「見たことのない景色だった。泣きそうになるくらい感動した」と話し、主将の島谷怜も「大勢の前でプレーできることは幸せ」と感慨に浸った。
外野エリアでは、子どもたちが芝生の上でキャッチボールを楽しみ、コンコースでもバスケ3人制などのイベントを実施した。スタンドから観戦した札幌市の50代男性は「意外と試合が見やすかった。またやってほしい」と満足そうだった。《共同通信》
【インド・シン前首相】国葬
インドのシン前首相の国葬が28日、首都ニューデリーで執り行われた。インド経済の自由化を主導したことで知られ、26日に92歳で死去していた。国葬にはモディ首相やムルムー大統領、閣僚らが参列した。
政府は26日から来年1月1日までを服喪期間とし、半旗を掲げるほか、公的な娯楽行事を中止した。
シン氏は経済学者出身で、インド準備銀行総裁や財務相などを経て、2004年から2期10年にわたり首相を務めた。経済改革を推進し、インドの新興大国としての基盤を築いた。《共同通信》
【アゼルバイジャン航空旅客機墜落事故】プーチン大統領が謝罪
ロシアのプーチン大統領は28日、アゼルバイジャンのアリエフ大統領と電話会談し、カザフスタン西部にアゼルバイジャン航空の旅客機が墜落し38人が死亡したことについて「悲劇的な事件はロシア上空で起きた」と述べ謝罪した。ロシア大統領府が発表した。可能性が浮上しているロシア軍の旅客機誤射にはプーチン氏は触れなかった。
プーチン氏は電話会談で、旅客機は目的地だったロシア南部チェチェン共和国グロズヌイの空港に何度も着陸を試みていたが、グロズヌイ周辺ではウクライナ軍の無人機攻撃があり、ロシア軍の防空システムが反撃していたと説明。犠牲者の遺族らに改めて哀悼の意を示した。
カザフスタンのボズムバエフ副首相によると、同国政府の事故調査委員会には、ロシアやアゼルバイジャンも含めた17人の国際専門家が加わっている。
ウクライナのゼレンスキー大統領は28日、X(旧ツイッター)で「機体の損傷の様子は、防空ミサイルで撃たれたことを強く示している」と指摘。ロシアに「明確な説明」を求めた。《共同通信》
【ウクライナ情勢】
ロシアの侵攻を受けるウクライナのゼレンスキー大統領は28日、親ロシア的な立場で知られるスロバキアのフィツォ首相がウクライナへの電力供給を停止すると「脅迫」したと非難した。ロシアのプーチン大統領の命令でフィツォ氏が「第2のエネルギー戦線」を開こうとしているとX(旧ツイッター)で主張した。
ゼレンスキー氏は、ロシア産ガスの自国経由での欧州向け輸送を年内限りで停止すると表明し、スロバキアなどは延長を求めている。欧州メディアによると、フィツォ氏は27日、ガス輸送を停止すれば報復としてウクライナへの電力供給を止めると述べた。
スロバキアは欧州連合(EU)加盟国。ゼレンスキー氏は28日の演説で、スロバキア経由でEUからウクライナに輸入される電力は総量の19%を占めると説明。この問題に関し「他のEU諸国やEU欧州委員会とも協力している」と述べ、フィツォ氏をけん制した。
フィツォ氏は22日にモスクワでプーチン氏と会談し、ガス供給問題を協議していた。《共同通信》
【イスラエル・パレスチナ情勢】
イスラエル軍は28日、パレスチナ自治区ガザ北部ベイトラヒヤにあるカマルアドワン病院で240人以上の「テロリスト」を拘束し、作戦を終了したと発表した。世界保健機関(WHO)は「北部にあった最後の主要病院の機能が停止し、地域に残る7万5千人の命が危険にさらされている」と訴えた。国際社会の非難が強まるのは必至だ。
イスラエルメディアは、イスラエル軍のハレビ参謀総長がガザでの軍事作戦拡大に備えるよう複数の部隊に命じたと報道。軍は北部ベイトハヌーンで作戦を始めたと明らかにした。ガザの停戦交渉が難航する中、イスラム組織ハマスへの圧力を強める狙いがある。
WHOによると、カマルアドワン病院周辺ではこの一週間で、医療従事者5人を含む50人が死亡した。イスラエル軍はハマスが病院を指揮所として利用していたと主張し、病院長も拘束。パレスチナ通信などは軍が病院に放火したと伝えた。
世界食糧計画(WFP)は、ガザの住民200万人以上が食料や水にアクセスできない状態だと懸念を示した。《共同通信》
【MLB】
米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手(30)が28日、自身のインスタグラムで妻の真美子さん(28)が第1子を妊娠したことを公表した。愛犬デコピンと子ども用のピンク色の服と小さな靴、エコー画像とみられる写真を添えて投稿し「もうすぐ私たちの家族に『リトルルーキー』が加わるのが待ち切れない」と喜びをつづった。
大谷選手は2月末に元バスケットボール選手の真美子さんとの結婚を発表。大谷選手の投稿に、大リーグやドジャースの公式アカウントも「おめでとう、翔平と真美子」と相次いで反応した。
大谷選手はドジャースに加入した今季、史上初の「50本塁打、50盗塁」を達成し、2年連続の本塁打王と初の打点王を獲得。ナショナル・リーグの最優秀選手(MVP)に輝き、ワールドシリーズを制したチームの中心として活躍した。《共同通信》
