2024 令和6年12月3日(火) 韓国・尹錫悦大統領「非常戒厳」宣言

令和2044日目

2024/12/03

この日のできごと(何の日)

【韓国・尹錫悦大統領】「非常戒厳」宣言

韓国の尹錫悦大統領は3日夜(日本時間同)、緊急の談話を発表し、革新系最大野党「共に民主党」が多数派を占める国会を利用し、国政や司法を麻痺させているとして「反国家勢力を一挙に清算し、自由憲政秩序を守るために非常戒厳を宣布する」と表明した。国防省は軍に警戒態勢の強化を指示。戒厳司令部が設置され司令官に朴安洙陸軍参謀総長が就任した。

戒厳司令部は、国会や地方議会、政党の活動と政治的結社、集会、デモなど、一切の政治活動を禁じるとする布告を発表。全てのメディアや出版も統制を受けると表明した。

共に民主党は「違憲で反国民的な戒厳宣言だ」と強く反発し、国民に国会に集まるよう呼び掛けた。保守系与党「国民の力」の韓東勲代表も「宣布は間違っている」とし、「国民とともに阻む」と反対する立場を示した。

韓国メディアは、尹政権が国会議員の逮捕に乗り出す可能性があると報道。国会は一時、出入りが統制され、上空をヘリコプターが飛び交うなど緊迫した状況が続いたが4日未明、出席議員の賛成多数で戒厳解除の決議を可決した。国会内には軍の部隊が踏み込んでいたが、可決を受け撤収する動きを見せた。

共に民主党は、尹政権の方針と対立する法案提出や採決の強行を繰り返してきたほか、閣僚や検察官らの弾劾訴追案を相次ぎ国会に提出し、行政や司法の運営に支障を来す事態となっていた。

尹氏は談話で、こうした行為を繰り返す野党側を「内乱を画策する明白な反国家行為だ」と強く批判。国会が「犯罪者集団の巣窟になった」とも主張した。また、野党側を北朝鮮に従う「従北勢力」とも呼び、非常戒厳に関し、「体制転覆を狙う反国家勢力の動きから国民の自由や安全、国家の持続可能性を保証し、未来世代に正しい国を引き継ぐための必然的な措置」だと強調した。「可能な限り早期に反国家勢力を粛清し、国を正常化させる」と主張した。

国民に「多少の不便がある」としつつ、不便を最小限に抑えることに注力すると述べた。

在韓国日本大使館は3日夜、在留邦人に向けたメールで、「具体的な措置は不明だが、今後の発表などに留意」するよう注意喚起した。《産経新聞》


【プロ野球】

巨人の岡本和真内野手が3日、東京都内の球団事務所で契約交渉し、1億2千万円増の年俸5億4千万円で更改した。全143試合に4番で出場し、4年ぶりのリーグ制覇を支えた。ただ、過去6年続けて30本をクリアした本塁打は27本と昨季から14本減で、打点も10少ない83とあって「数字としては何一つ納得のいくものはなかった」と述べ、自己最高の成績を目指す意欲を示した。かい 将来的な米大リーグ挑戦について問われ「昔から憧れ、目標にしている場所」と表現しつつ「野球をしていたらそういうふうな目標はみんな持っていると思う。僕もその一人」と言葉を選びながら話した。(金額は推定)

日本ハムの水谷瞬外野手が3日、北海道北広島市内の球団事務所で契約交渉し、今季年俸560万円の約5倍の2700万円で更改した。ソフトバンクから現役ドラフトで移籍した今季、6年目でのデビューから交流戦史上最高打率4割3分8厘で最優秀選手(MVP)などとブレークし「これまでのプロ野球生活とは違っていた」と晴れやかな表情で振り返った。

走攻守全ての向上を目指しており、今季の9本塁打4盗塁から来季は「20、20が目標」、将来的には「40、40」を狙っていることを明かした。

山崎福也投手は4年総額10億円の2年目へサイン。「最低限の仕事はできた」と気を引き締めた。(金額は推定)

西武の隅田知一郎投手が3日、埼玉県所沢市内の球団事務所で契約交渉し、5千万円増の年俸9千万円で更改した。3年目で初めて規定投球回をクリア。今季も2桁勝利にあと1勝届かなかったものの防御率2.76は自己最高だった。チームが最下位で「どん底の中で自分はのぼっていけた」と成長を強調し、来季は「沢村賞を狙っていく」と勇ましい言葉を続けた。

源田壮亮内野手は現状維持の年俸3億円で更改。5年契約2年目だった今季は4年ぶりに全試合に出場したが、主力として低迷脱出に導けず「本当にうまくいかない、勝てないことばかりで、しんどいなと思う時もあった」と責任を口にした。

平良海馬投手は保留した。(金額は推定)《共同通信》

【沖縄県】ロシア潜水艦が接続水域航行

防衛省統合幕僚監部は3日、ロシア海軍の潜水艦など2隻が同日、沖縄県の与那国島と西表島の間の接続水域を航行したと発表した。ロシアの潜水艦による同海域の通過確認は初めて。防衛省は「日本周辺で活発なロシアの活動全般について懸念を伝えている」としている。

統幕によると、3日午前8時ごろ、与那国島の南約50キロの海域を航行する潜水艦と救難えい船を確認。2隻はその後、北東に進み、接続水域を通過した。潜水艦は浮上した状態で、領海侵入などはなかった。海自の補給艦「はまな」やP3C哨戒機が警戒監視に当たった。 《共同通信》

【東京株式市場】

3日の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が大幅続伸した。中国に対する米国の半導体規制が日本企業に与える影響は限定的との見方が広がり、半導体関連銘柄などが買われた。

終値は前日比735円84銭高の3万9248円86銭。東証株価指数(TOPIX)は38.86ポイント高の2753.58。出来高は約21億3594万株だった。《共同通信》

【秋篠宮皇嗣同妃両殿下】トルコ訪問

秋篠宮ご夫妻は3日午後(日本時間同日夜)、政府専用機でトルコの首都アンカラのエセンボア国際空港に到着された。日本との外交関係樹立100周年に際した公式訪問。滞在中、エルドアン大統領を表敬訪問するほか、記念式典などに出席し、友好親善に努める。

ご夫妻は日本時間3日午前に羽田空港を出発した。トルコ訪問は初めてで、7日までアンカラやイスタンブールに滞在し、帰国は8日の予定。《共同通信》

【首相動静】

石破茂首相は3日、「ダボス会議」を開催するスイスのシンクタンク、世界経済フォーラム(WEF)のブレンデ総裁と官邸で会い、協力を継続すると伝えた。国際社会の課題解決に向け「わが国もさまざまな分野で国際的な議論を主導していく」と述べた。ブレンデ氏は日本が果たす役割に期待を表明した。《共同通信》

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