令和1773日目

2024/03/07

【スゥエーデン】NATO正式加盟

北大西洋条約機構(NATO)は7日、スウェーデンの加盟手続きが完了し、正式に32カ国目の加盟国になったと発表した。スウェーデンのクリステション首相は米ワシントンの国務省で、記者団に「歴史的な日だ。同盟国の期待に応え、加盟国として負担と責任、リスクを共有する」と表明した。新規加盟は昨年4月のフィンランド以来。

スウェーデンはロシアによるウクライナ侵攻を受け、200年以上続いた中立政策を転換し、2022年5月に加盟を申請した。強力な軍事産業を基盤とした軍事力を有するスウェーデンの参画で、NATOの対ロ抑止力が高まる。

クリステション氏は「大きな一歩を踏み出す」とした上で、ロシアの深刻な脅威に対し「陸海空で貢献できる独自の能力を提供する」と強調。今年以降、国防費を国内総生産(GDP)比で2%にすると述べた。

スウェーデンは7日、加盟に必要な文書を米国に寄託し、手続きを終えた。バイデン大統領は声明で「スウェーデンと共に、NATOは自由と民主主義のために戦う」と加盟を歓迎した。《共同通信》

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【野球】

野球日本代表が7日、京セラドーム大阪で欧州代表と強化試合の第2戦を行い、6投手の継投による完全試合を達成し、2―0で勝った。5―0で快勝した6日の第1戦と合わせて2戦全勝。

先発の金丸(関大)の2回4奪三振の快投から、中村(愛知工大)と松山(中日)渡辺翔(楽天)が1回ずつリレー。隅田(西武)も2回で4三振を奪い、種市(ロッテ)が2回を投げて試合を締めた。6人で計15奪三振。打線は二回に山本(DeNA)の犠飛で先制し、八回は万波(日本ハム)の二塁打を足場に失策で加点した。

日本が2連覇を目指す11月の国際大会「プレミア12」を見据えて2試合が組まれた。《共同通信》

【ボクシング】

ボクシングの大橋ジムは7日、兵庫・西宮香風高で高校6冠に輝いた坂井優太とプロ契約を結んだと発表した。横浜市内で記者会見した18歳の新鋭は「打たれずに打つボクサーになる。一歩一歩、確実に勝っていく」と意気込みを口にした。

兵庫県尼崎市出身。スピードと防御に優れた身長173センチのサウスポーで、全国高校総体などを制覇し、2022年には世界ユース選手権バンタム級で優勝した。既に同ジムに所属する世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥とも練習しているという。大橋秀行会長は「最高のホープ。完成度が高い」と評価し、今年6月にプロデビューさせる意向を示した。《共同通信》

【東京株式市場】

7日の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が大幅続落し、前日比492円07銭安の3万9598円71銭で取引を終えた。終値が4万円を割り込むのは1日以来。朝方は米国の利下げ観測から反発し、取引時間中としての最高値を更新したが、その後は外国為替相場の円高ドル安進行を受けて下落に転じた。値動きの幅が900円を超す荒い展開だった。

東証株価指数(TOPIX)は12.13ポイント安の2718.54。出来高は約21億2400万株。東京外国為替市場では、日銀が早期に金融政策を正常化するとの見方から円が対ドルで前日に比べて1円以上上昇し、約1カ月ぶりとなる1ドル=147円台を付けた。《共同通信》

【日印外相会談】

上川陽子外相は7日、インドのジャイシャンカル外相と東京都内で会談した。2国間関係の一層の深化と、日本が掲げる「自由で開かれたインド太平洋」実現に向けて連携を強化する方針を確認した。防衛装備品の移転を進め、宇宙・サイバー、経済安全保障分野における協力促進で一致。第三国への開発援助に関する協議の場を設ける方針も申し合わせた。

日本の新幹線方式を採用した高速鉄道事業の推進を確かめ、人的交流の拡大を図ることでも合意した。中東、ウクライナの情勢や、核・ミサイル開発と拉致問題を含む北朝鮮対応を巡って意見を交わした。

上川氏は共同記者発表で「基本的価値と戦略的利益を共有している」と強調した。《共同通信》

【中国・王毅外相】米をけん制

中国の王毅外相が7日、北京で開かれている全国人民代表大会(全人代)に合わせて記者会見した。「強権的な行為に断固反対し、国家の主権と安全を守る」と述べ、米国をけん制した。台湾独立に反対すると訴えた。ロシアとの連携強化の考えも示した。

王氏は米中関係の安定を目指す方針を示しつつ「米国には中国の発展に客観的で冷静に対処するよう促す」と述べ、中国に対する経済制裁に反対する立場を示した。米主導の対中包囲網に関し「米国が中国を抑圧するなら最終的に自らを害することになる」と批判した。

王氏は「中国の特色ある大国外交の新局面を切り開く」と述べ、積極的な外交を進める方針を強調。ロシアとの関係は「世界の安定を守り、新型の大国協力を進める上で重要な価値がある」と述べた。

中国が主導する巨大経済圏構想「一帯一路」は質の高い発展を目指す新たな段階に入ったとも述べた。

東京電力福島第1原発処理水の海洋放出や中国で相次ぐ邦人拘束で悪化した日中関係への見解も関心を集めている。《共同通信》

【インド】モディ首相、カシミール訪問

インドのモディ首相は7日、北部カシミール地方を訪問した。地元メディアによると、イスラム教徒が多数派だった北部ジャム・カシミール州の自治権を2019年に剥奪し、連邦政府直轄地に分割して以降で初めて。今年4~5月にも行われる総選挙を見据え、政権への支持を呼びかける狙いだ。

カシミール地方はヒマラヤの麓にあり、風光明媚なことで知られるが、イスラム過激派のテロなどの影響もあり経済的な発展は遅れている。モディ氏は6日、同地方での農業支援に500億ルピー(約893億円)を支出するほか、観光の振興を図る方針を明らかにしていた。《共同通信》

【ウクライナ侵攻】

前軍総司令官を駐英大使へ

ウクライナ外務省は7日、解任されたザルジニー前軍総司令官を駐英大使とする方針を発表した。ゼレンスキー大統領が承認した。英側に文書を送付したという。欧米からの軍事支援に頼るウクライナにとって、駐英大使は重要ポスト。ザルジニー氏は国民の人気が高く、解任で懸念された不満の拡大を抑える狙いもある。

ウクライナ軍は昨年の反転攻勢で失速。ゼレンスキー氏は今年2月、不和が指摘されていたザルジニー氏を解任し、軍の戦略を見直す考えを表明していた。後任には陸軍司令官だったシルスキー氏を登用した。《共同通信》

【イスラエル・パレスチナ情勢】

ガザ全土で作戦継続宣言

イスラエルのネタニヤフ首相は7日、イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ全土でイスラム組織ハマスに対する作戦を継続すると宣言し、最南部ラファ地上侵攻を警告した。避難民が密集するラファへの攻撃に反対する国際社会の圧力を受ける中、ラファは「ハマス最後の拠点だ」と主張して強硬姿勢を崩さなかった。軍士官訓練学校の式典で演説した。

ネタニヤフ氏は「国際的な圧力が強まっている時こそ、隊列を詰めなければならない。戦争を止めようとする試みに対し、団結しなければならない」と訴えた。「ラファを攻撃するなと言うのは、負けろと言っているのと同じだ」と強調した。《共同通信》

【MLB】

米大リーグは7日、各地でオープン戦が行われ、レッドソックスの吉田はフロリダ州フォートマイヤーズでのブレーブス戦に「3番・左翼」で出場し、一回にソロ本塁打を放つなど3打数1安打1打点だった。

タイガースの前田はブルージェイズ戦に先発し、3回を投げ4安打2失点。メッツの藤浪はナショナルズ戦で今オープン戦初登板し、1回を無安打無失点だった。

ドジャースの大谷は室内練習場で調整し、山本は遠投を行った。8日に登板予定のカブスの今永はキャッチボールなどで調整し、鈴木は打撃練習で汗を流した。《共同通信》