令和1752日目
2024/02/15
【令和6年能登半島地震】
のと鉄道、一部運行再開
能登半島地震で被災し、全線運休が続いていた石川県の第3セクター「のと鉄道」が15日、七尾市内の七尾―能登中島駅間(16・3キロ)で運行を再開した。JR七尾線(津幡―和倉温泉)も同日、七尾―和倉温泉駅間5・1キロの運休が解消し、同線は地震から約6週間で全線復旧した。
能登中島駅では午前6時半頃、七尾行きの始発列車に約20人が乗り込んだ。県立七尾高校3年(18)は「通学に列車は欠かせない。再開には感謝しかない」と喜んだ。
残る能登中島―穴水駅間(16・8キロ)について、のと鉄道はバスによる代行輸送を続け、4月上旬の運行再開を目指す。この日、始発列車を見送った中田哲也社長(61)は「穴水駅まで復旧させたいという思いを新たにした」と話した。《読売新聞》
死者242人に
石川県は15日、能登半島地震で確認された死者が新たに珠洲市で1人増え、同日午後2時現在で242人になったと明らかにした。連絡が取れない安否不明者は2人減って輪島市の9人となった。
県によると、死者は輪島市103人、珠洲市103人、穴水町20人、能登町8人、七尾市5人、志賀町2人、羽咋市1人。住宅被害は6万8621棟で、1万3014人が避難生活を送っている。断水は輪島市や珠洲市のほぼ全域で継続し、県全体で約2万9520戸に上っている。《共同通信》
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【日本列島】各地で「春一番」
南から暖かい空気が流れ込んだ影響で、日本列島は15日、各地で気温が上がり、広い範囲で4月から5月並みの暖かさとなった。宮崎県日向市で23.7度、東京都心で21.1度、金沢市で20.7度といずれも今年の最高を更新。関東と北陸、四国では、春の訪れを告げる「春一番」が吹いた。
気象庁によると、日本の東にある高気圧の縁を回る暖かく湿った空気が、日本海の低気圧や前線に流れ込み続けた。22.0度の福島県広野町は6月中旬並み、22.5度の山口県萩市は5月中旬並みまで気温が上がった。仙台市で21.1度など東北を中心に27地点が、2月の観測史上最高を記録した。 《共同通信》
【日本テレビ】「セクシー田中さん」問題で調査チーム設置へ
日本テレビが制作したドラマ「セクシー田中さん」の原作者である漫画家芦原妃名子さんの死去を巡り、同局は15日、原作漫画の読者や、ドラマの視聴者、出演者、関係者らに「多大なるご心配をおかけしていることを深くおわびします」と謝罪するコメントを発表した。社内特別調査チームを近く設置することも明らかにした。
同局によると、これまでは独自に社内調査を行ってきたが、外部の有識者や、原作漫画を出版してドラマ化の窓口となっていた小学館の協力も受けるという。
日テレは「全ての原作者、脚本家、番組制作者などの皆さまが、より一層安心して制作に臨める体制の構築に努めていく」とコメントしている。《共同通信》
【法務省】4月から受刑者「さん」呼称
法務省は15日、名古屋刑務所で刑務官が受刑者に暴行・暴言を繰り返した問題の再発防止策に関し、取り組み状況や今後の見通しを公表した。不祥事を招く一因とされた受刑者の呼び捨てを4月から全面的に廃止し、名字に「さん」を付けた呼称とする。刑務官の行動を記録するとともに、通信機能を使った遠隔サポートが可能な装着式カメラを8施設に配備する。
名古屋刑務所では、受刑者を「懲役」と呼ぶなど不適切な呼称が横行。法務省の第三者委員会は昨年6月、「人権意識が希薄」と問題視し、各施設で一般的な、呼び捨ての再考を促していた。
受刑者にも刑務官を「先生」と呼ばず「職員さん」「担当さん」にするよう求める。《共同通信》
【東京株式市場】
15日の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が大幅反発し、節目の3万8000円を突破した。終値は前日比454円62銭高の3万8157円94銭で、バブル経済期の1990年1月以来、34年ぶりに終値として3万8000円台に乗せた。取引時間中としても高値を更新した。平均株価への影響が大きい半導体関連株の値上がりがけん引した。
東証株価指数(TOPIX)は7.26ポイント高の2591.85。出来高は約20億1千万株だった。
前日の米国市場の上昇を受け、朝方から半導体関連株のほか、機械など輸出関連株が相場を押し上げた。企業の堅調な業績を背景とする日本株の先高観が強かった。《共同通信》
【岸田文雄首相】国連総会議長と会談
岸田文雄首相は15日、国連総会のフランシス議長と官邸で会談し、安全保障理事会改革を含む国連の機能強化に向けて連携する考えで一致した。首相が掲げる「核兵器のない世界」実現への協力を申し合わせた。フランシス氏は会談に先立ち、被爆地・広島を訪問した。
会談で首相は「国際秩序が揺らぐ中、多国間主義の強化が不可欠であり、国連はその中核だ」と強調。両氏は気候変動など地球規模課題を議論する9月の国連未来サミットについても意見交換した。
フランシス氏はカリブ海の島国トリニダード・トバゴ出身。昨年9月から約1年間の任期で議長を務めている。《共同通信》
【北朝鮮・金与正氏】岸田首相訪朝の可能性に言及
北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記の妹、金与正党副部長は15日に発表した談話で、日本人拉致問題を「障害物」とみなさなければ「両国が接近できない理由はなく、(岸田文雄)首相が平壌を訪問する日が来ることもありえる」との見解を示した。朝鮮中央通信が同日伝えた。
北朝鮮は今年に入り、韓国との平和統一路線を放棄し、武力行使も辞さない方針を強調している。日本への融和姿勢を示唆することで、日米韓の連携にくさびを打ち込む狙いもありそうだ。
与正氏は「個人的見解」と前置きした上で、日本側が「政治的決断」を下せば「いくらでも新しい未来を共に開くことができる」と主張。一方、正恩氏ら党指導部では「関係改善のためのいかなる構想も持っておらず、(日本との)接触に何の関心もないと聞いている」とした。
岸田首相は9日の衆院予算委員会で、拉致問題解決に向けた日朝首脳会談実現を念頭に「私が自ら必要な判断を行う。具体的にさまざまな働きかけを行っている」と答弁していた。 《産経新聞》
【ウクライナ侵攻】
プーチン大統領、戦車工場視察
ロシアのプーチン大統領は15日、ウラル地方のスベルドロフスク州ニジニタギルを訪れ、主力戦車のT72B3MやT90Mの生産工場を視察した。従業員は、ウクライナ侵攻を後押しするため工場が24時間操業を導入し、増産を担っていると報告。プーチン氏は、ロシア人とウクライナ人は一体だとの持論を展開して侵攻を正当化した。国営テレビが報じた。
プーチン氏を迎えた従業員は、第2次大戦時にウクライナ東部ハリコフからウラル地方に戦車工場が移転し、ウクライナ人が地域に根付いたと紹介。プーチン氏は「われわれはロシア人とウクライナ人を区別したことは一度もない」と応じた。《共同通信》
【イスラエル・パレスチナ情勢】
ガザ取材中の記者ら77人死亡
米ニューヨークに本部を置く民間団体、ジャーナリスト保護委員会(CPJ)は15日、昨年10月のイスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘開始以降、昨年末までにパレスチナ自治区ガザとレバノンで記者ら報道関係者77人が死亡したと発表した。一部はイスラエル軍が意図的に狙ったとして独立した調査を要求した。
犠牲者のうち、パレスチナ人は72人、レバノン人3人、イスラエル人2人。
昨年10月にレバノン南部で取材中だったロイター通信の映像記者、今年1月にガザで取材をしていた中東の衛星テレビ、アルジャジーラの記者がそれぞれ死亡したイスラエル軍による攻撃は「意図的」だったとされる。《共同通信》