令和1740日目
2024/02/03
【令和6年能登半島地震】
輪島市で仮設住宅入居開始
輪島市で3日、能登半島地震の被災者向けに建設された応急仮設住宅へ、住民の入居が始まった。入居は地震後、初めてで、平屋18戸に、18世帯55人が入る予定。市内の断水が続く中、部屋に入った住民はキッチンやトイレから水が出ることを確認。「これでやっと洗濯できるね」と笑顔を見せ、生活再建に向け新たな一歩を踏み出した。
入居が始まったのは同市マリンタウンの輪島キリコ会館多目的広場に整備された4LDK4戸と2DK14戸の仮設住宅。
市役所で鍵を受け取った北國新聞輪島販売所のA子さん(76)は「気を使わなくていいから精神的に楽。洗濯も子どもに頼まなくていいし、良かった」とうれしそうに話した。
大下さんは河井町の朝市通り周辺の大規模火災で自宅が焼失し、市ふれあい健康センターに身を寄せていた。3日は家具を運び入れ、4日以降に1人で暮らす。
一緒に仮設住宅に訪れた長女のBさん(53)は、「避難所は仕切りもない雑魚寝状態で、感染症の心配もある。母一人でも入居できるのは安心」とほっとした様子だった。
仮設住宅は木造で、窓は三重ガラスになっている。結露しにくい上、遮音効果が高い構造で、隣家の生活音が気にならないという。冷暖房完備で、オイルヒーターも設置されている。キッチンやトイレ、風呂付き。浄水をためる受水槽と下水の浄化槽も設置された。
市には4千件を超える仮設住宅への入居申請があるが、市内で2日までに着工したのは548戸にとどまっている。市は市有地だけでなく、民有地の提供を受けられないかを含めて、候補地の確保を急いでいる。《北國新聞》
馳知事、珠洲で病院視察
石川県の馳浩知事は3日、能登半島地震で甚大な被害が出た珠洲市の総合病院を視察し、被災地で勤務する看護師など医療スタッフの処遇改善を政府に求める考えを示した。「皆さんの勤務に敬意を表したい。政府と相談し、処遇改善に配慮する」と強調した。同行した厚生労働省幹部は「補助金や予備費でサポートの準備をしていく」と述べた。
視察先の珠洲市総合病院によると、自宅が全半壊したため、職員約250人のうち、4割は病院や避難所に寝泊まりしながら勤務。看護師や栄養士、医療事務職員らに休職や退職による欠員が出ているという。《共同通信》
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【北陸新幹線】一般向け試乗会
3月16日に開業する北陸新幹線金沢―敦賀間の一般向け試乗会は3日始まり、抽選で選ばれた約1千人が開業より一足早く新たな鉄路を体感した。能登半島地震で親族や知人が被災した参加者もおり、敦賀延伸が震災からの復興につながるよう期待を込めた。
試乗会は金沢駅と敦賀駅をそれぞれ出発点とする往復2コースが用意された。JR西日本によると、各コース約500人が乗車した。
金沢駅もてなしドーム地下広場に設けられた受け付けには、試乗を心待ちにした参加者が列をつくった。新幹線は午前11時41分に出発し、午後0時39分に敦賀駅に到着した。《北國新聞》
【フィギュアスケート】
フィギュアスケートの四大陸選手権第3日は3日、上海で行われ、男子は世界選手権(3月・カナダ)代表の鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)が今季世界2位の合計307.58点で初優勝した。ショートプログラム(SP)に続いてフリーもトップで、同種目で日本勢8人目の頂点に立った。
佐藤駿(エームサービス・明大)は自己ベストの合計274.59点で、昨年の銅メダルを上回る自己最高の2位。山本草太(中京大)は263.43点で4位だった。
ペアで前回覇者の三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)は合計190.77点で昨年9月以来の復帰戦を2位で終えた。SP2位で迎えたフリーは3位。ディアナ・ステラートデュデク、マキシム・デシャン組(カナダ)が198.80点で初制覇した。《共同通信》
【サッカー】
サッカーのアジア・カップ第20日は3日、カタールのアルラヤンで行われ、3大会ぶり5度目の優勝を目指した日本は準々決勝でイランに1―2で逆転負けを喫して敗退した。日本の8強止まりは2大会ぶり。
前半28分に守田(スポルティング)が先制ゴール。しかし、後半10分に追い付かれると、その後もイランにペースを握られた。同ロスタイムに板倉(ボルシアMG)が与えたPKを決められた。
世界ランキング17位のアジア最上位で優勝候補に挙げられた日本は8強で姿を消し、同21位のイランとの通算成績は6勝5分け7敗となった。《共同通信》
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サッカーのアジア・カップ第20日は3日、カタールのアルホルなどで準々決勝の2試合が行われ、2連覇を狙う開催国カタールと、日本を破ったイランが準決勝に進出した。4強が出そろい、準決勝は6日(日本時間7日未明)にヨルダン―韓国、7日(同8日未明)にイラン―カタールの顔合わせとなった。
カタールはウズベキスタンと1―1で延長を終え、PK戦を3―2で制した。過去3度の優勝を誇るイランは3大会ぶり5度目の頂点を目指した日本に2―1で逆転勝ちした。《共同通信》
【北朝鮮による日本人拉致問題 】
北朝鮮による日本人拉致問題の早期解決を目指す「国民の集い」が3日、大分市で初めて開かれた。政府と大分県が主催。拉致被害者の田口八重子さん=失踪当時(22)=の長男で、拉致被害者家族会事務局長の飯塚耕一郎さん(46)は「被害者は今も自由が奪われた生活をしている。拉致は現在進行形の事件だ」と訴えた。
被害者5人が帰国した2002年以降に生まれた若者は「拉致を歴史の教科書にある事件と認識している」として、問題への関心が低いことを危惧。参加した市民ら約200人に向け、周囲の若者に解決に向けた家族会や政府の取り組みを伝えてほしいと呼びかけた。《共同通信》
【パキスタン】カーン元首相に禁錮7年
パキスタンの裁判所は3日、イスラム法が定めた再婚禁止期間に違反して現在の妻と結婚した罪で、カーン元首相と妻にそれぞれ禁錮7年と罰金50万パキスタンルピー(約26万円)の判決を言い渡した。地元メディアが報じた。カーン氏は先月末にも有罪判決を受けており、8日に下院選を控える中、政界復帰を目指す同氏にはさらなる打撃となった。
妻の元夫は、カーン氏と妻が自身の離婚前から不適切な男女関係にあったと主張していた。《共同通信》
【北アイルランド】英分離派党から初の首相
英領北アイルランドの自治政府首相に3日、英国から分離し隣国アイルランドとの統一を掲げるシン・フェイン党のミシェル・オニール副党首(47)が任命された。かつての紛争でテロを重ねた過激派、アイルランド共和軍(IRA)の元政治組織である同党から首相が誕生するのは初めてで、新たな歴史が刻まれた。
カトリック系のシン・フェイン党は2022年5月の議会選で勝利したが、副首相を擁立する英帰属維持派でプロテスタント系の民主統一党(DUP)が抵抗。組閣が難航し2年近く政治の空白が続いていたが、自治政府が復活した。《共同通信》
【ウクライナ侵攻】
ロシア側地域に砲撃、20人死亡
ロシアが一方的に併合を宣言したウクライナ東部ルガンスク州リシチャンスクの喫茶店に3日、ウクライナ軍の砲撃があり、ロシア非常事態省は市民ら20人が死亡し、少なくとも10人が負傷したと明らかにした。タス通信などが報じた。
ロシア連邦捜査委員会は、米国が供与した高機動ロケット砲システム「ハイマース」が使われたとの見方を示した。
同州のロシア側行政府「ルガンスク人民共和国」トップのパセチニク氏は、約40人が店にいた可能性を指摘。死傷者は増える恐れがある。 《共同通信》